ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第129巻-2感謝の印

2009-01-31 23:51:32 | 第126巻~第130巻

■感謝の印(第428話) 発表1998年5月

評価   ★★★★

依頼人  司教

ターゲット シェリー

報酬    不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,345

今回殺害人数      1/ 通算殺害人数   4,634

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   108

<ストーリー>
事故に巻き込まれたゴルゴ。瀕死のゴルゴを救ったのは”マザー・テレジア”であった・・・

<この一言>
神に仕える者も所詮は”人間”・・・という事らしいな、マザー・・・

<もう一言>
依頼時のうそは許さないという俺のルールは承知のはずだ・・・

<さらに一言>
組織のリーダーはホモセクシャルだった・・・

<解説>
司教から殺害依頼を受け、”シェリー”を狙うゴルゴ。スコープにシェリーを捉えたゴルゴであるが、シェリーの妊娠を察すると、狙撃を取りやめる。司教の依頼内容に偽りを感じたゴルゴは、司教を断罪する。

現場を離れバスに乗ったゴルゴであるが、直後にバスが転落事故を起こし、瀕死の重傷を負う。”マザー・テレジア”とシェリーに助けられたゴルゴ。マザーとシェリーは司教を殺害したのがゴルゴと知りつつ、訪ねてきた警察からゴルゴをかばう。

時が経ち、マザー・テレジア死去のニュースが世界を流れた。ゴルゴは$1,000,000の小切手を修道館に送り、感謝の印を顕わすのであった・・・

”マザー・テレジア”は1997年9月5日に死去したマザー・テレサのもじり。過剰なヒューマニズムの演出に異議を唱えるむきもあろうが、義理堅いゴルゴの一面が描かれているこの作品、味がある。ロンドンのパブで一人酒を飲むゴルゴの心境やいかに。ゴルゴを見送るマザーのセリフも印象的だ。『悲しい男・・・でも、いつかあなたが、主のご慈悲に気づく日が訪れますように・・・』

ズキューン

ゴルゴ13 (129) 巻掲載
ゴルゴ13 (151) 巻(最新刊)
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