ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第85巻-2公開処刑の日

2007-07-25 23:39:00 | 第081巻~第085巻

■公開処刑の日(第290話) 発表1989年11月

評価   ★★★

依頼人  イスラエル モサド ネーマン部長

ターゲット 絞首台のロープ

報酬     $500,000

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 1,621

今回殺害人数        0/ 通算殺害人数   3,786

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    92

<ストーリー>
イスラエル・モサド工作員がイラク公安警察に逮捕され、死刑判決を受けた。モサドはエージェントを必ず取り返すというポリシーに基づき・・・

<この一言>
さあな・・・

<解説>
イスラエル・モサド工作員「モシェ・バルカ」が、イラク秘密警察に逮捕され死刑宣告を受けた。モサドエージェントはなんとしても取り返すというポリシーのもと、モサドのネーマン部長は部下にイラク入りを命ずる。フランス放送局の特派員に化けたモサド工作員は、「モシェ・バルカ」の公開処刑を撮影するよう指示を受け待機する。

各国報道陣や人権擁護団体が見守る中、モシェ・バルカがイラク秘密警察に連れられ、絞首台の前に現れる。バルカの首にロープがはめられ、足下の板が外されたその刹那、ゴルゴの銃弾がロープを射抜く。バルカは宙づりになることなく地面に落下、死刑執行は失敗に終わる。

各国報道陣監視の中、失敗した死刑執行を再度執り行うことは恥の上塗りになるため、サダム・フセインは死刑をあきらめざるを得なくなったのである。

サダム・フセインが実名で登場する作品。CNNがその名を馳せるのは1991年の湾岸戦争であるが、1989年発表の本作は映像ジャーナリズムが権力の監視役になることを提言している作品でもある。しかしながら、現実には湾岸戦争の映像は戦争の抑止力とはなり得ず、戦争のテレビゲーム化とでも言うべきリアリティの希薄化をもたらした。

ズキューン

ゴルゴ13 (85) 巻掲載
ゴルゴ13 145巻(最新刊)
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さんこんにちわ。当時は、誰も本作で... (ペロ)
2007-07-26 21:45:24
賛美歌13番さんこんにちわ。当時は、誰も本作で死刑を命じたフセイン自身が死刑を命じられるとは思わなかったでしょうね。
返信する
ペロさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2007-07-27 00:08:33
ペロさん、こんばんは。
>当時は、誰も本作で死刑を命じたフセイン自身が死刑を命じられるとは思わなかったでしょうね。
うまい!
返信する

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