水戸の民話によると水戸八幡宮の境内には
火伏せの神様として「鎮火之神二神宮」と云う社がある。
ここにはイザナギ・イザナミの二神がまつられていて
太平洋戦争で空襲をうけたとき、水戸の町は一夜にして
殆ど焼失したが、水戸八幡宮は難をのがれて無事だった。
初めは「火を好む神」と云われたが今は「火伏せの神」
として信仰されるようになった。
社地は戦禍を逃れ、国の重要文化財の本殿、
国の天然記念物の御葉付公孫樹や数々の文化財が保たれている
春は桜、初夏は保和苑の周辺という土地柄もあって
アジサイが咲き「水戸のあじさい祭り」が催される。
ここは茨城百景、茨城観光百選などに選定されている。