Saas-Feeの風さんの案内でメーグルバスに乗り徳川園に行った。
徳川園は徳川御三家筆頭である尾張藩二代藩主光友が、
自ら造営した隠居所である大曽根屋敷に移り住んだ。
敷地は約13万坪と広大で庭園内の泉水には16挺立の舟を浮かべていた。
光友の没後この地は尾張藩家老職の成瀬、石河、渡邊三家に譲られた。
明治22年から徳川園は尾張徳川家の邸宅となった。
十九代当主義親から邸宅と庭園の寄付を受けた名古屋市は
整備改修を行い、翌年「徳川園」が公開された。
昭和20年に大空襲により園内の大部分を焼失したが修復し
一般的な公園として平成16年秋に日本庭園として利用された。
紅葉の時期には早かった。
徳川園は池泉回遊式の日本庭園である。
清流が滝から渓谷を下り海に見立てた池へと流れるのは、
日本の自然景観を象徴的に凝縮している。
徳川園は高低差の大きな地形を既存のまま取り入れた樹林、
立体的に迫る大きな岩組みが特徴で変化に富んだ景観を用い
大名庭園の「荘厳さ」を大観できるようにしている。
まだ紅葉には時期尚早で少し残念だったが小福桜の満開を楽しめた。
小福桜を初めて知り、初めて見たがとても綺麗だった