〔音楽療法〕ピアノ・ソナタ15番はゴルフのアプローチのよう

2010-07-21 09:08:20 | 音楽療法
モーツァルトのピアノ・ソナタ15番はハ長調で作られていて、
誰でも音楽の授業で最初に教えられる調べです。第1楽章は、実に
シンプル。ピアノの基礎を覚えるならこれ!といえるくらい
右手と左手を上手に弾き分ける基礎練習といってもいいシンプルさです。

この曲を聴きながら、またひょんなことを思い出しました。それは、ゴルフの
アプローチに似てるのでは?ということです。ゴルフをされない方には恐縮ですが、
『左手は舵とり、右手はパワー』とはゴルフレッスンでよく言われてきた言葉です。
左手でスウィングをコントロールし、右手で強弱をつけて距離感を出すという
意味ですが、これは、まさに15番の演奏にも共通項があると感じました。

左手はベースになる旋律を弾き、右手は主旋律を弾き、この2つの音を融合します。
左手がしゃしゃりでなくて、右手が主役を担うから、音色に味わい深さが
出るのですが、かといって、右手だけだと単調で音に深みがなくなってしまいます。
それぞれが役割を果たすから、音楽として成り立つのだと感じます。
ゴルフも多少違いますが、それぞれの手が役割を果たすから狙ったところに
ボールを運べるわけです。右手と左手は、協働しなければなりません。

こんなことを感じながら聴き入っていますと、左手が出す音と右手が奏でる音が
それぞれ聴こえてきて、また新たな音感覚が呼び覚まされてくるようです。
曲自体は、シンプルで軽快、右手の音と左手の音が重なり合う瞬間、響きが
増していき、快感を覚えます。
このように自分なりに感覚を開いていくと、面白いし、飽きがきません。
このような面白さ・聴覚を主に五感を磨いて感動を覚え、
日々健康に過ごすためのDVDが出ました。
講義や音楽監修は、埼玉医科大学の和合治久教授です。最近では、VOGUE NIPPON
やプレジデント・ファミリー9月号にも、教授のモーツァルト音楽療法に関する
取材記事が掲載されています。
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