Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年10月19日(水) 旅の一コマ(その8) ベートーヴェンの恋人/ハンガリー

2011-10-19 | オーストリア・ハンガリーと中欧
ハンガリーのブダペスト中心部から車で40~50分。

マルトンヴァシャールという静かな町に、
広大な庭園を擁するブルンスヴィック伯爵家の宮殿にある
ベートーヴェン博物館を訪ねた。
(旅の前に、訪ねるので楽しみにしているとブログに書いた場所だ)





小雨降ったりやんだりで、あいにくの天気だったが
湿って木立の香りがたちこめる散歩道は、
さわやかな空気が流れていた。





ブルンスヴィック家の令嬢テレーゼとヨゼフィーネは、
ウィーンの社交界にデビュー。
母親が、ベートーヴェンに娘たちのピアノの指導を依頼した。
16日間、ベートーヴェンはピアノを教えたという。
二人の令嬢は、ビアノの名手。


(博物館内)

ベートーヴェンとお嬢様は、恋に落ちた・・・という。
永遠の恋人は誰か、というときに名前が挙がるのが、
この二人と
ブルンスヴィック家の親戚筋のジュリエッタである。

子息であるフェレンツはチェロの名手で、彼とベートーヴェンは親しくなり、
スポンサーとなった。
コンサートを開催したり、楽譜を印刷したりして
ベートーヴェンをサポートした。




家族ぐるみでのお付き合いが続いたが、
身分違いのため、ベートーヴェンの恋は実らなかった、といわれている。


「ベートーヴェンさん、本当はどうだったのでしょう?」
と彼の顔を覗き込む私。

理由は色々あるかもしれない。
当事者に聞いてみないことには、
こういう事の真相は
わからないもの、
ですよね・・・。







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