Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年3月9日(水) 断食・ビール・灰の水曜日 

2011-03-09 | ドイツ・ベルギー
今日は、灰の水曜日。
ドイツ語で、Aschermittwoch。

四旬節が始まる日で、イエス・キリストが40日間断食したことに由来し、それに習って断食をする期間だ。
これが過ぎると、イースターが来る。
ちなみに、この日の前に、肉食して大いに騒ぐのがカーニバルである。

さて、ドイツ(特にバイエルン)では、断食用食事(Fastenessen)というのがある。

初めてそれに遭遇したのは、はるか昔だったが、
断食とは、「全く何も食べない」苦行だと思っていた私は、
「断食用の食事」があるとは

これ如何に・・・?! と驚いた。

キノコ入りのダンブリング・クリームソースや、ほうれん草入りのマウルタッシェなど、野菜料理である。

さらに、断食の頃には、強いビールの季節「Starkbierzeit」がある。
麦汁濃度が高く、カロリーも栄養価も高いシュタルクビア(Starkbier)が出回る。
(今では、年中醸造しているところもある。)

野菜料理や、ビールは、食べたうちには入らないのが、ドイツ流(?)ということになる。(だから、屈強な体格になったのでしょうね。)

シュタルクビアは、寒い時期にはエネルギーが沸く。
美味である。
ちなみに、シュタルクビアのヒストリカルなネーミングは「・・・ator」とラテン語で人を現す語尾(アートア)が付く。

「ああ、シュタルクビアが飲みたい!」
ドイツへ行きたい。
ミュンヘンへ行きたい。
たい、タイ、鯛は目出度い。


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