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Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年11月5日(土) 今月26日(土) 「初秋の能」 分林道治さんが「翁」と「養老」

2011-11-05 | 邦楽・お稽古

今年9月、エストニアの「KUMU」の講演会で、
ご一緒でした
分林道治さんの舞台があります!




2011年11月26日(土)
午前11時15分会場/12時開演
於:京都観世会館
   電話 075-771-6114
主催:分林後援会



楽しみです。

ぜひ観に行きます!









2011年8月6日(土) 浅草芸妓さんの「ほおずき」会 今日だったとは・・・

2011-08-06 | 邦楽・お稽古
浅草の芸妓さんたちと地元の旦那衆が
一緒に舞台に立って
芸の競演・・・「ほおずき会」。

今日か、明日かしらと思って、ネットを検索したら
8月6日(土)と出ていた。

ああ、今日だったのね!!!
行きそびれて、非常に残念です。


最初に観たのは何年前だったか・・・。
たしか、5年くらい前だったと思う。

その時、不思議なことに、
ほおずき会の会長さんで、
Y社の社長さんとお話しする機会があった。

社長さんが、
「出版社の会長さんがお見えですよ」
と、ご紹介してくださっり、
そのご縁から弘文堂さんが、
『未知の京都 舞妓と芸妓』
を刊行してくださった。
この本は、自分でも好きな本で、
書いてある内容は、私の花街の本のなかでも、
最も多岐にわたる。
ぜひ、「読んどくれやっしゃ!」

さらに、後に、Y社の社長さんが声を掛けてくださって、
浅草ロータリークラブで「スピーチ」をさせていただいた。

最初に行った「ほうずき会」は、
いろんなことが起こり、XX太夫さんと知り合い、
さらに、私の本を読んだという芸妓のNさんや芸妓のYさんとも知り合った。

その後、芸妓のYさんが
「鼓を打つので、(私が)三味線を弾いてはどう?」
と誘ってくれた。


その時は、ヨーロッパ取材で機を逸してしまった。
残念だった。

またもし、機会があれば、出し物は何がいいか。
考えるのは自由!
「連獅子」とか、「石橋」とか、そういうのがいいかな・・・
それとも「吾妻八景」とか、「雨の四季」、「都風流」が、江戸らしいかしら・・・。
夢は広がります。

ふらりと一人で観に行ったのに、
出会いが広がった「ほおずき会」でした。


私は毎年夏になると、「ほおずき会」がとても気になります。
毎年八月の第一日曜なのかしら?

今年はホントに残念!
来年こそ・・・。




2011年6月9日(木) 蛍と仕舞「玉葛」

2011-06-09 | 邦楽・お稽古
高野山の某ご住職さんのお話では、麓の方で何千という蛍が飛び交って居るそうであります。
ああ、蛍の光、ホ~ ホ~ と光りながら闇を飛び交う姿が目に浮かぶ。

(何だか毎日、新緑と蛍を私は夢見ている感じ)

さて、仕舞「玉葛」のお稽古を始めたところ、地謡に蛍が出てくる!

蛍に乱れるつる。影もよしなや恥ずかしやと。この妄執を翻へす。心は真如の玉葛 心は真如の玉葛。長き夢路は覚めにけり

源氏が悪戯に放した蛍の光で、玉葛は蛍宮(数多い求婚者の一人だったが、髭黒大将に敗れる)に姿を見られる。

蛍の光で姿が見える・・・どんなんどっしゃろか?
元々美貌の玉葛さん、艶っぽくみえはったことどっしゃろねぇ。


蛍とその情景を、美しいな~と思うばかりであります。


2011年5月14日(土) 「和の音」 火焔太鼓 長野県

2011-05-14 | 邦楽・お稽古

電車の乗換で、某駅へ降り立つと、
何事か・・・というような、物凄い太鼓の音が響いてきた。

魅力的な響きなので
す~と吸い寄せられて、聴きに行った。

長野県の方々が、火焔太鼓を披露していた。

昔は、男性ばかりだったそうだが、
今や、34人のメンバーのうち、男性はたった9人とか。
女性たちが幸せそうに打つ様は、観ていて快かった。

心臓に、お腹に響き渡る力強い音。
悪魔も、厄も、災いも、すべて打ち払うかのようであった。
素晴らしい!

お不動さんの「火焔」が、頭のスクリーンに現れた。

ドイツでも、和太鼓は人気だ。
私のケルンの友達は夢中になっていて、クリスマス・イブに某「クナイペ」へ和太鼓を聞きに行った。
ドイツ人が叩いていた。

それは、醒めた西洋的な“正確な”テンポを刻み、メトロノームを思わせた。

日本の間(ま)は、ピシッと合っていながらも、メトロノームの正確さとは全く異なる。
気合が入って、生き生きとダイナミックに命の躍動を感じさせるのだ。

音のイントネーション。
微妙な間が次の音を浮き立たせたり、
ダイナミックに響かせたりする。

太鼓の打ち方にも、和の心を感じる。

2011年5月12日(木) 「高砂」 ・・・寿福をいだき

2011-05-12 | 邦楽・お稽古

お友達が撮ってくれた5月5日「宝生能楽堂」の写真です。
プリントしてくれて、本日到着。
人の写真ばかり撮るので、自分の写真を撮ってもらうのは嬉しいのです。

寿福をいだき・・・
仕舞「高砂」。


写真に撮ってもらうと、
注意すべき点が、
わからないながらも、・・・少しだけわかるような気がしました。



お友達をはじめ、
医師会の先生方、大学関係の方、ドイツ関係の弁護士の先生、ドイツ政府観光局時代の知人、大学・高校の先輩、オーストリア大使館の関係で知り合った先生方、お友達のお嬢さん、親戚…

観に来てくださって、
本当にありがとうございました。

時間のある方々15人で、能楽堂の喫茶店で一緒にお茶を飲めたのは、
とても嬉しいひとときでした。
(*^_^*)

宝生流シテ方・大坪喜美雄先生の会です。
昨年、第32回観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞されました。
「喜扇会」の門下生にしていただき、ありがたいことです。
私以外の同門の皆さんは、何十年もお稽古を続けていらっしゃるベテランの方々ばかり。
「萬学万楽萬福」とモットーとし、気が多い私ですが、お稽古に励もうと、気持ちを新たにするのでした。


2011年4月15日(金) 仕舞のお稽古 「高砂」

2011-04-15 | 邦楽・お稽古

仕舞のお稽古。
これも一ヶ月以上、間があいてしまった。
新たな気分で、頑張ろうと思う。

5月5日に先生の会 「喜扇会 40周年記念」があり、私は
初心者の初心者だが、仕舞「高砂」を舞うことになった。



去年の「慶應宝生会 60周年記念大会」に続き、近年としては二度目だ。
学生の頃、「宝生流能楽研究会」に入っていたので、何度か舞台に出る事があったが、特に熱心になるでもなく、わからぬままに卒業し、「お開き」となった感があった。
思えば残念だったが・・・。 だから改めて、お稽古を始めたとも言えるのだが。


高 砂
げに様々の舞姫の
声も澄むなり 住の江の
松影も映るなる
青海波とはこれやらん


 ああ、清く美しい情景が目に浮かぶのだが、自分の舞う姿は これ如何に?!?

をさむる手には 壽福をいだき
千秋楽は民を撫で 万歳楽には命をのぶ
相生の松風
颯々の声ぞ楽しむ ・・・

 
  お稽古あるのみ。







2011年4月13日(水) 三味線のお稽古

2011-04-13 | 邦楽・お稽古

3月11日の大震災以来、「三味線」のお稽古はお休みだった。

三味線を弾いているような状況ではない。
災害があまりに大きくて、自分がすぐに役に立てるわけでもないのだが、
被災地の方々のこと、原子炉のことが心配で、
先生も私も他の人たちも、これほど長い時間TVを見たのは初めてだった。
落ち着かないまま日々を過ごした。

今日、地震以来、初めてのお稽古。
「英執着獅子」、「志賀山三番叟」、「松の翁」をおさらいした。

松の翁で、少し落ち着いた気分になった。

花飛び蝶驚けども 人知らず
我も迷わや様々に 四季折々の戯れは
蝶よ 胡蝶よ 
せめて暫しは 手に止まれ
見返れば 花の木陰に 見えつ隠れつ 羽を休め
姿やさしき 夏木立
・・・ 
「英執着獅子」


こういう のどかな情景と心の平安 が、
一日も早く訪れて欲しい。



2011年2月12日(土) 「ことぶき (壽)」 

2011-02-12 | 邦楽・お稽古
昨日のブログに、
長唄「ことぶき」では、“とも白髪~”. 
まさに「高砂」のおじいさんとおばあさん・・・と書きましたが、

以下の写真、その「ことぶき」です。音が出ないのが残念ですが。


2007年の交詢社の会で、八王子の芸者・めぐみさんが唄ってくれた写真です。
(となりの三味線は私)



交詢社で三味線など音楽を奏でるのはタブーだそうですが、
特別(?)の許可がでて、三味線も、踊りもOKとなり、
コラボ(?)が実現。
唄ってくださって、ありがとう。



2011年2月5日(土) 元禄花見踊

2011-02-05 | 邦楽・お稽古
一昨日書いたエコノミー症候群。
友人から、よく飛行機に乗るから大変ね!との感想がありましたが、
飛行機に乗る時間は、長くてもたった13時間。
その程度では、何でもありません。

さて、集中して、読み、調べ、写真を撮り、あれこれ考えめぐらせたのは、
着物、友禅、帯、西陣。
髷はまる髷、島田、勝山、奴、おしどりの雄雌、結い綿、江戸の流行、上方のしきたり、蛇の目傘。
機織る人、友禅染める人・・・造る人の物凄い技術。
秦氏の古墳も不思議な波動。

そして、
長唄三味線のお稽古は 「元禄花見踊」。
花見に浮かれて、色々な着物、衣裳でにぎやかに過ごす人々。
うれし、うれし。

・・・六尺袖の しかも鹿の子の ふり袖模様 
裾に八橋染めても見たが 
ヤンレほんぼにさうかいな・・・
入来る 入り来る 桜時 ・・・
皆 清水の新舞台 賑わしかりける次第なり


→ 旧仮名遣い、漢字など、PCの色気なさにより、今の文字がでるわいな。

それそれ 桜の季節のお座敷が 待ち遠しうて。

2011年1月17日(月) 竹生島 と 玉菊燈篭

2011-01-17 | 邦楽・お稽古
TV番組 録画して ランチタイムに 邦楽鑑賞
そして、観た後も、思い出す言葉:
月 海上に浮かんでは 卯も浪を奔るか 面白の 島の景色や <竹生島>・・・月夜の鏡のような湖面に吸い込まれそう。
亡き玉菊の来る夜かな親孝行の花魁を 親不孝めが買いに来る <玉菊燈篭>・・・25歳で亡くなった美人。売れに売れて、お酒好きで、教養あふれた玉菊さん。どんな人だったのかしらね。
***「菊」といえば、昨日のブログに登場の黄色い名残の菊、まだ若々しいままに咲いております。

2011年1月6日(木) お稽古始め 仕舞・お謡・長唄(三味線)

2011-01-06 | 邦楽・お稽古
原稿も進めないといけないのだが、
今日は、お稽古始め。

横浜能楽堂で仕舞とお謡、その後、三味線のお稽古です。

5月に水道橋の「宝生能楽堂」で大坪喜美雄先生の会がある。
私は仕舞「高砂」を舞うことになった。
去年、高砂の人形を京都で買った。高砂の掛軸もあるので、何だか高砂づいている。
月にお稽古は一度なので、今日から始めても、4回のお稽古で本番「舞台」となる。
うかうかしては、居られません。

近くなったらブログに書きますので、観にいらしてください。私の舞はさておき、
プロの能楽師、年季の入った大先輩方も舞い、謡います。
(たぶん入場無料だと思われますので、お気軽に)


2010年12月17日(金) 国立能楽堂 大坪喜美雄先生の舞台

2010-12-17 | 邦楽・お稽古
今日は国立能楽堂で、大坪喜美雄先生の舞台がある。

お稽古していただいている身である伊達屋酔恭子としては、仕事を放り投げて行きたいところだが、もうここまで暮れも押し詰まり、京都取材が長引いた後、本の原稿締め切りも日に日に迫る・・・となると、中々そうもいかんのどす。
残念、無念。

舞と謡はもちろんだけれど、西陣でたくさんお話を聞いた後、能装束を観るのもさらに楽しみになりにけり。


2010年12月14日(火) 国際交流の夕べ 能と狂言の会 

2010-12-14 | 邦楽・お稽古
夕方から、「国際交流の夕べ - 能と狂言の会」
京都観世会館へ寄せてもらった。

各国の方々が京都で、Noh と Kyogen を鑑賞。
大蔵流・茂山千五郎師「すおうおとし(漢字変換できず)」
観世流・片山清司師 「船弁慶」。

仕舞と謡のお稽古をしているので、能と狂言の舞台は、もちろんぜひとも観たい。
さらに、着物、きもの、キモノから、来年着物に関する展覧会をするため、能装束を観るのはさらに興味深い。

12月の宵、貧乏閑なしも、「忙中閑あり」であった。