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日々の出来事 5月24日 人類最古の職業

2018-05-24 08:00:00 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 5月24日 人類最古の職業







 今日は、売春防止法が公布された日です。(1956年5月24日)
日本には、江戸時代以来の公娼制度が存在していましたが、第二次世界大戦後の占領下、GHQからの廃止の要求によって公娼制度は無くなりました。
 しかし、形の上では廃止なのですが、実質は赤線地帯が黙認されたため、事実上の公娼制度は温存されていました。
そして、次に、この売春防止法により温存されていた赤線地帯も姿を消します。
 売春防止法の施行後、それまで赤線内で営業していた店舗は、バー、スナック、ラブホテル、映画館、旅館、料亭、アパート、堅気の下宿屋等に職種を変えましたが、密かに風俗営業を続けるものもいました。







 メソポタミア文明(シュメール)


 売春が「世界最古の職業」といわれる理由。
よく「売春は世界貴古の女の職業」といわれるが、もともとは売春といっても、金銭のやりとりがなく、慈善的なものとしてはじまった。
シュメール人は、史上最古の民族とされ、紀元前3000年ごろにはメソポタミア南部に都市国家をつくり、楔形文字を発明したことで知られる。








       シュメールの遺跡





















☆今日の壺々話















人類最古と言われている職業の種類




「 わちきは、嫌でありんす。」
「 赤ん坊を何人取り上げたことか。」
「 病気を治しちゃうぞ。」
「 盗んじゃうからね。」
「 雇ってくれたら戦うよ。」
「 私がやがて従事するであろう人類最古の職業。」(チャールズ皇太子談)


哺乳類の職業について

「 キーッ、キャッ、キャッ、キャッ。」(ボノボ談)
(翻訳:人類以前でもあるがな!)






















就職







 会計学校を卒業したばかりのリックは、高給職の面接を受けに行きました。
面接官は、学歴など、ありとあらゆる質問を彼にぶつけたのち、“3×7はいくつかね?” と問題を出しました。
そして、リックは自信を持って答えたのです。

「 22です!」

面接を終えた彼は、電卓を使って計算をやり直してみました。

“ しまった、21か!
これでは、合格はもらえないだろうな・・・。”

リックは不合格の覚悟を決めました。
 それから2週間が経ち、その会社から封筒が送られて来ました。
リックは封筒を見るなり思いました。

「 どうせ、不合格だろ・・・。」

でも、一応、確かめてみる必要はあります。
リックは封筒を開けてみました。

““ 合格 ””

「 え、えっ、合格だって・・・!?」

なんと、その会社から採用通知が送られて来たのです。
 リックの頭は、疑問でいっぱいになりました。
あれこれ考えるのですが、どうも決定打は浮かんで来ません。

“ 考えていても仕方ないから、訊いてみるか・・・。”

 あくる日、彼はその会社に出向き、あれほど簡単な計算を間違えた自分が、なぜ採用されたのか訊いてみました。
すると、面接官は肩をすくめて言ったのです。

「 ああ、キミが一番正解に近かったんだよ。」























この店







 なあ、お前と飲むときはいつもこの店だな。
一番最初、お前と飲んだときからそうだったよな。
俺が貧乏浪人生で、お前が月20万稼ぐフリーターだったとき、おごってもらったのがこの店だったな。

「 俺は、毎晩こういうところで飲み歩いてるぜ。
金が余ってしょーがねーから。」

お前はそういって笑ってたっけな。
 俺が大学出て入社して初任給22万だったとき、お前は月30万稼ぐんだって胸を張っていたよな。

「 毎晩残業で休みもないけど、金がすごいんだ。」
「 バイトの後輩どもに、こうして奢ってやって、言うこと聞かせるんだ。」
「 社長の息子も、バイトまとめている俺に頭上がらないんだぜ。」

そういうことを目を輝かせて語っていたのも、この店だったな。
 あれから十年経って今、こうして、たまにお前と飲むときもやっぱりこの店だ。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。
別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。
油の悪い不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。
 なあ、別に女が居る店でなくたっていい。
もう少し金を出せば、こんな残飯でなくって、本物の酒と食べ物を出す店を、いくらでも知っているはずの年齢じゃないのか、俺たちは?
 でも、今のお前を見ると、お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、俺はどうしても“もっといい店行こうぜ”って言えなくなるんだ。
お前が前のバイト、クビになったの聞いたよ。
お前が体壊したのも知ってたよ。
 新しく入ったバイト先で、一回りも歳の違う、20代の若いフリーターの中に混じって、使えない粗大ゴミ扱いされて、それでも必死に卑屈になってバイト続けているのもわかってる。
だけど、もういいだろ。
十年前と同じこの店で、十年前と同じ、努力もしない夢を語らないでくれ。
そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。






















職業病







 さっき仕事でクタクタの状態で、結構混んでる電車の入り口近辺に立ってたんだ。
遅い時間だし座席も空かなくて、車内はドヨーンとした雰囲気。
しばらくして、私がいる側の入口がピコーンと開いた。
その瞬間、隣でウトウトしてたお兄さんが、「いらっしゃいませー!」と爽やかに挨拶した。
乗ろうとしたおじちゃんはびっくりして一瞬止まってるし、お兄さんは私に向かって「あっすみません…」とか言うし・・・・。


 実家の玄関あけて「御免下さい」って入った。
訪問販売やってた頃だったな。


 「おかえり~」と言いながらこっちに歩いてくる母に対して、「あっ、はい、お世話になっております!」と言ってしまったことならある。
まぁ世話にはなってるんだけど。


家に、かかってきた電話に、「ハイ!○○です」と会社の名を元気に答えてしまいました。


 以前、販売してた経験から『毎度ありがとうございます〇階〇〇売場でござい…』って出ちゃった経験ある。


 ファミレスで食事中、お客さんが入ってきて「いらっしゃいませー!」と言いかけ、(ハッ!違う!)と気づいたものの止まらず、「いらっ!」っと元気よく言ってしまったことはある。


 ホテルマンやってました。
マンションの入り口で他の住人と出合ったときに、ドア開けて笑顔でおむかえしてしまった。
住人はぎこちなく会釈しながら変な足取りで帰宅した。


 バスガイドです。
バック誘導のとき、「オラーイ、オラーイ、オラーイ…」って腕振ってやるところを、「お疲れ様で―す、お疲れ様で―す、お疲れ様で―す…」って言いながらやってた。
三回目くらいで気付いた。


 今日は朝から忙しくて、部署全体がテンパってた。
上司なんか電話2台で交互に話すぐらい。
隣に座ってる同期のやつの電話が鳴った。

同僚「もりもり!もしですが!」

↑の名前は森くんです。























面接





自分も空白期間が5年程ある。
面接で突っ込まれたらなんて答えればいいんだろ?

長期のブランクには、家業の手伝いしてたが一番有効らしいぞ。

家業というのは何かな?
家は自営でもなく、何もしてないのだが・・・。

親戚でも友人でも何でも良いだろ。

親戚も友人もいないのだが。

こうなったら浮浪者でも野良犬でも何でも良いだろ。

5年ほど野良犬の手伝いをしていました・・・・。























警察





この前、ねずみ取りやってたから自転車本気で漕いで通過して、その後、

「 何キロでてました?」

って聞きに戻ったら、

「 仕事の邪魔です。」

って言われた。























中華店






チャーハン食った。
まずかった。
大声で「まずい」と叫んだ。
厨房の置くから「どうすりゃええねん」と若い男の声が聞こえてきた。
あわてて「ねぎはうまく切れてる」とフォローを入れた。

























コンビニ






 先日、引継ぎ中でレジに3人いた時に、

“ デブでおでこハゲかかってて広い、後頭部と耳上は一分刈りで頭頂部だけ猫耳のように立ってる髪の毛が2束”

という、とても変な髪形の客が来た。
 髪の薄いサリーちゃんのパパみたいな・・・・。
文字だけじゃイメージしづらいと思うけど、かなり衝撃的。
 しかも、寒い夜なのになぜか半そでTシャツ。
TシャツにはPUMAっぽいプリントがあって「PUMA」の代わりに「KUMA」とか書いてある。
そいつがレジに歩いて来る時に、スタッフ3人は同時にカウンター下に隠れた。

女子店員「 無理・・・あたし絶対あの人の接客無理!吹き出しちゃうよ。」
後輩「 僕も無理です!!直視できません・・・。」
俺「 俺だって無理だよ、チラっと見ただけでもう思い出し笑いが。」

 でも、しょうがないからレジに一番近かった後輩がレジ打ちして、女子が袋詰め。
肉まんを頼まれたから、俺が肉まんを袋に詰める。
 ふと女子店員を見ると、笑いをこらえすぎて顔が真っ赤になっている。
吹き出すのを我慢するためなのか、唇にぐっと力を入れている様子。
後輩は、

「 ○○円が1点ー、○○円が1点ー・・・・・・。
○○…ふっ、○○円が2て…、ゴホンゴホン・・・・。」

と、むせたフリをしてごまかそうとしている。
それ、ごまかせていない。
そんな2人を見て、更に笑いがこみ上げる俺。
 女子店員も同じ様子で、袋詰めし終わった後はじっと下を向いていたんだが、何を思ったかチラッと客を見たくなったようで、客を見て「ぶふっ!」と言いながら後ろ向きになって煙草の品出しを始めた。
 後輩はもう我慢ができず、笑いはこらえているものの肩が小刻みに震える。
鼻息荒いし。
俺ももう限界。

 なんとか大笑いすることなく、客が帰ってゆく。
他に店内に客はいない、もうすぐ事務所で思う存分笑える。
早く閉まれ自動ドア!
そう思った瞬間、その客が踵を返して戻ってくる。

“買い忘れか?勘弁してくれよ・・・・。”

そう思った瞬間、彼は閉まりかけたドアに挟まれた。
もうだめ。
全員限界超えた。























無料警備員






 最近施設常駐警備員に就職したんだがよく出る。
先輩たちや隊長からよく出るからまぁそれも給料のうちと思っとけと言われてるけど・・・。
仕事先がショッピングセンターなので閉店作業っていう施設内からお客さんを追い出す作業中、とある箇所のトイレが毎回ヤバイ。
 誰もいないのに話し声が聞こえるなんて当たり前。
そこのトイレだけなぜか薄暗いし昼間はなんともない照明がとにかく点滅する。
極めつけは、鏡越しに見ちゃったこと既に3回。
当然後ろには誰もいないんだけど・・・。
 最近は慣れてきたもんで見ちゃうと「お疲れ様でーす!」と声かけてから出ることにしてる。
夜間のトイレの安全はきっと彼らが守ってくれてるんだから。
今日もノーギャラで警備乙っす!




















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5月23日(水)のつぶやき

2018-05-24 03:03:12 | _HOMEページ_
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