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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その5 「カワマタとアウトレットです!!」

2019年12月13日 | 大洗巡礼記

 2019年11月16日、あんこう祭の前日の朝です。有り難いことに快晴、明日も快晴の予報でした。
 この日からイベントのひとつ、ミニミニホビーショーが開催されますので、それも含めてアウトレット界隈を回ってみますか、ということになりました。
 上図は、泊まっていた松葉旅館の本館です。

 

 旅館の前の道路はこのあたりでは珍しい直線コースです。水浜電車の軌道跡です。道路の左半分が軌道跡にあたり、右半分は廃線後の拡張部分です。
 鉄道の軌道跡は、たいてい一車線ぶんしかありませんから、車がすれ違える二車線の幅を確保しようとすれば、たいていは拡張となります。そうでない場合は、車道に転換せすに歩道やサイクリングロードなどに転用しているケースが多いです。

 

 反対側を見ました。道路の右半分が軌道跡にあたります。そのことは、上図にみえる一本の松の姿が示してくれます。

 

 その一本の松の下まで行って見上げました。よくぞ残ったものよな、と感動しました。この辺り一帯はかつて松林が広がっていて、鬱蒼とした雰囲気が海岸線まで続いていたのです。戦前の水浜線の写真などでその風景が見られますが、その少し先の願入寺前停車場あたりは農地化が進んていて田畑が広がっているなかに一本の線路がまっすぐに通っていました。

 以前に水浜線の廃線跡を訪ねて歩いた際、この近くで地元の老婆に会って昔話を聞いたことがあります。その時にもこの松の姿が見えたので、それを指さして、ここいら一帯が松林だったが今ではあれ一本だけ、と語ってくれたのを思い出しました。

 

 とりあえずは、ここへ、とOさんがカワマタの駐車場に車を乗り入れました。朝食はここで、ということでしょう。

 

 ですが、この日はお馴染みの朝食サービスはやっておらず、いつもの肉ジャガや焼きそばなどを提供していました。

 

 このポスター、絶対に「ゆるキャン△」の影響を受けてますね・・・。テントが、あの野クルの980円テントっぽいです・・・。ガルパンほどの人気アニメでも、他の人気アニメにあやかったりするのですかね・・・。

 

 いつみても隙の無い、壁面100パーセント使用の状況てす。長期保存を意図して全てが額装されているのも見事です。店内に厨房があって常に多湿なので、こういった紙製品や印刷品は劣化してしまいます。だからこその額装でしょうが、内側にはたぶん防湿シートも入れてあるのかもしれません。

 

 バンダイのぷちゅあらいずシリーズの武部沙織があります。このシリーズは私も持っているのですが、なかなか作る機会がありません。戦車、戦車、戦車ですから・・・。

 

 ガルパンももう8年目ですから公式のキービジュアルだけでも数多きにわたります。それらが増えてくるに従い、初期からの寄贈品のメインであったファンアートをどんどん駆逐していきますが、かろうじて残っているものもあります。

 

 朝食のやきそばを食べるOさん。私も同じ品を食べました。

 

 店先で何かを凝視しているOさん。朝のカワマタのガルパン巡礼の日常的風景です。

 

 梅原屋に立ち寄りました。

 

 店内にあったガルパン熊本イベントの販売品のチョコレートのパッケージ。後で同じ品がミニミニホビーショー会場の熊本県ブースで売られているのを見ましたが、価格がけっこうしましたので驚きました。版権料が絡むと何でも高くなりますね・・・。

 一般的にガルパンファンは40代ぐらいが主力年齢層で、ブーム初期からの古参ファンは50代が殆どですから、基本的に経済力が高く、購買金額つまり客単価が非常に高いです。日本のアニメ作品ごとのファンの購買数および金額の平均などのリストが以前にどこかのシンクタンクから公表されているのを見た事があります。
 たしか、ガルパンはベスト5の2位ぐらいで、ひと月あたりの購買金額平均が9420円、と書いてあったように記憶しています。アニメショップに通っているアニメファンの高校生や大学生のひと月あたりの購買金額平均が2850円でしたから、その三倍以上です。

 なので、売る側からみると、ガルパンファンほど買ってくれる層というのはあんまり居ないわけで、その販売イベントが大変に魅力的なのは当然です。ミニミニホビーショーへの参加企業が毎年増えているのも納得出来ます。

 ちなみに購買金額平均の9420円という金額ですが、これはたぶん少ないほうじゃないかと思います。アニメ聖地への巡礼費用も含むものとされているので、例えば東京から大洗へ毎週の週末に遊びに行ったりすれば、9420円ではおさまらないでしょう。
 また、モデラーとしてガルパンの公式キットを定価で買えば、2個は買えないと思います。私自身は中古品を探したり、通販の値引き品を求めたりして安く購入しますが、塗料やツールや資料なともあわせると、ひと月あたりの購入額が1万円を超えるのは普通でした。

 ですが、あんこう祭などのイベント時になると、たいていのファンが一日で1万円以上は軽く使ってしまうのでしょう。

 

 Oさんが、わざわざ迂回して、明日は通行止めになるエリアを回って、ここが会場、あのへんに献血車が、と説明してくれました。3月の海楽フェスタと会場の基本レイアウトは共通していますから、一回りすれば、会場の位置関係が把握出来ます。

 

 アウトレットの駐車場は既に9時の段階で満杯でした。向かいの町営駐車場はガルパン巡礼者の車があふれていました。スーパーのセイミヤがオーブンしてからは平日でも混んでいる事が多くなったそうです。逆に言えは、それ以前のアウトレット地区にいかに客が来ていなかったかが分かります。

 

 既にガルパンギャラリー前には行列が出来ていました。私たちは買う予定が無かったので入りませんでしたが、中は大混雑で、入場制限がかけられていたようです。

 

 マリンタワーです。

 

 ガルパンギャラリーのショーウインドー内に陳列されていたボックス類製品です。こういう感じの、もう少し手頃なサイズのボックスを、模型ツール収納用に欲しいなと思っているのですが、どうもガルパンの関連製品は大きすぎるか、小さすぎるかのどちらかになっています。
 要するに、上図の大小の真ん中にあたるような大きさのボックスが全然無いんですね・・・・。メーカーさんはあんまりそういう発想がないのかな、と思います。  (続く) 

 


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2 コメント

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Unknown (トオル)
2019-12-31 20:35:02
カワマタさんもガルパンの初期からキャラPOPを持つお店だけに寄贈品の数も多いですが、納品と日々の餃子作りに追われて中々整理出来るには至らない様です。そんな中で一際目立つのがポスター展示でしょうか…。綺麗に額装されているのも規格品の額ではなく、特別に誂えた物だそうです。カワマタさんの旦那様は建具屋さんでこうした物を作るのを得意としているのだそうです。ポスター展示が最も綺麗に見えるのも道理です。
これで丸五水産さんや大勘荘さん並みに定期的に整理入れ換えが出来ると完璧なんですが…。あとホシノ様にとってはガルパン戦車が欲しいところですが、さおりんが搭乗するⅣ号戦車か彼女が好むM26パーシングを寄贈されては如何でしょうか?
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カワマタ (ホシノ)
2019-12-31 23:54:59
カワマタさんの店内にⅣ号戦車はあった筈です。
M26パーシングですか・・・。止めときましょう。

当方としては、模型を大洗に寄贈する行為はNGなのです。大洗での寄贈の大半は、単なる押し付け行為の一種に過ぎませんから。

今までに色んなお店の方に話を聞きましたが、ガルパン模型の寄贈の殆どは、事前に連絡して許可を得ることなく、いきなり持ってきて押し付けてくるというのが多いそうです。お店側は断れずに仕方なく受け取って展示する、という流れが殆どです。
だから愛着もあるわけはなく、お店では展示プラモがホコリをかぶっていても壊れても無頓着です。そういうのをどこでも見かけるので、これはダメだ、と思います。

だから、一部のお店の店主さんに頼まれても、私は寄贈は断ってきました。寄贈というのはその物に関する責任を放棄する意味も含むので、相手がその物の価値を認めない限りはゴミに等しく、相手の所にゴミを置いてくるようなものだからです。

それに、何でもかんでも寄贈しよう、というのは大洗の人々の都合や事情に配慮したうえでの行動なのか、と疑問に思うからです。

寄贈でなく、寄託なら検討の余地があります。責任が伴うから真面目に取り組めるからです。
なので、今後大洗で何かをやるとした場合、寄贈ではなく寄託を主軸として考えてゆきたいです。
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