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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その18 「大洗離脱です!!」

2020年09月02日 | 大洗巡礼記

 梅原屋にて朝日堂の弁当を食べ終えた後、Nさんと会って最新のガルパンプラモ作品を見せていただきました。あんこうチームのⅣ号戦車でした。

 

 相変わらずの高クオリティですが、いわゆる汚しやバトルダメージなどは入れていませんので、綺麗でスッキリとしています。塗装は味わいのあるグラデーションをかけてありますが、立体感を増幅させるように配慮してあるのは流石です。

 

 どこから見ても絵になります。じっと眺めていても飽きません。

 

 このⅣ号戦車の他、製作中の作品のパーツ群も見せていただきましたが、エデュアルド社のヘッツアーのフルインテリアキットでした。これでカメさんチームの搭乗車を作る、と話していましたが、インテリアのパーツに省略や不足がかなりあるので細部を色々追加工作しているんだ、と言って工作途中のインテリアパーツなどを示してきました。
 私自身は、ヘッツアーにもインテリアキットがあることを初めて知りましたので、それに対する感動があったのですが、更に作り込みを行なって精密さにこだわるNさんの情熱に、また感動させられました。
 そのヘッツアーの完成画像を、後日にツイッターでの返信の形でいただきました。「隣に居るやつ、完成」とのコメントと共に3枚の画像がありました。こちら。流石というか、見事さは不変であって、むしろ作を重ねるごとに作域が向上しているという印象を受けました。

 あと、以前に作ったジオラマの戦車道倉庫の事にも触れ、レンガ壁をどうやって作ったかを説明してくれました。私自身もいずれはジオラマを作ろうと考えていて、とりあえず戦車道倉庫を、と思っているため、Nさんのアドバイスは大変参考になりました。前回の訪問時にもトラス材に関する教示をいただいていましたが、それはレンガ壁の内側の鉄骨フレームの素材になります。

 ただ、私としては、Nさんの独創あふれるガルパンジオラマ群に感動し憧れていることもあって、戦車道倉庫を作るにしても、劇中そのままに再現するような形よりは、もう少し何かプラスアルファを意図して、オリジナルストーリーもイメージ出来るようなものに仕上げたいなと思います。
 ですが、何をどう作るか、という基本的な事すらまだまとめていませんので、もう少し色々と勉強しながら模索してみる積りです。

 その後、Nさんの要望で喫茶店「skdfz」へ行きました。Nさんがまだ行っていなかったからです。私は二度目でしたので、特に思う事はなく、ただ店内の展示作品を見まわしたのみでした。
 Nさんは食事もして、お店の方と色々話していましたが、私自身は今後製作する予定の継続高校タワーワゴンのことで頭が一杯でした。今回の大洗滞在中に入ったお店のいずれにも先行作品の寄贈は見られなかったので、従来より指摘されている先行作品の寸詰まりの件というのがさっぱり分からず、終始モヤモヤしたままでした。
 後日にフォロワーさんよりタワーワゴンの作品を浅野丸に寄贈した旨の教示を受け、ああ浅野丸さんに先行作例が展示されているのか、見に行けばよかった、と後悔したりしました。

 

 Nさんと別れて大洗駅へ向かいました。

 

 途中、きらめき通りの西側にある上図の真新しい祠に拝礼しました。以前に水浜電車の軌道跡を探査した際に見かけた古い祠が、車道敷設による移転と造替を経て、現在の状況に落ち着いています。

 

 祠の背後には、上図の行人塚無縁碑が建てられています。これは前に見たかなあ、と記憶をまさぐりましたが思い出せませんでしたので、今回初めて見たと思います。大洗にも行人塚があったんだなあ、と驚きました。

 行人塚とは、密教および山岳修験系統の行者が即身成仏を目指すべく、生きながら埋められた塚です。いわゆる入定ミイラで知られる羽黒山修験の行人塚などが代表例で、東日本に分布します。その西限は、私の知る限りでは岐阜県横蔵寺の妙心法師舎利仏であるようですが、京都の丹後にも行人塚があると聞いたことがあります。

 ここ大洗でも、行者が即身成仏を目指すべく、生きながら埋められた塚があったわけですが、現在ではその供養碑にあたる行人塚無縁碑だけが元位置から動いて現在に至っているようです。塚そのものはどうなったのか、そこで入定したであろう行者の舎利仏がどうなかったのか、は全く分からないようです。

 

 大洗駅に入りました。この日は水戸の宿にもう一泊して、翌朝に帰路につき、途中で秋葉原に立ち寄る計画でした。

 

 それでは皆さん、さようなら。これらのパネルが、今後もずっとこの位置に並んでいるかどうかは分かりませんので、もしかしたら、これが見納めかもしれません。大洗駅も新たに生まれ変わりますから、パネルの扱いも一変するのであろうと予想されます。

 

 最終章は全6話ですが、まだ2話までしか公開されていません。今後の道のりは長いようです。3話が公開された後にここに来るかどうかは分かりませんし、全6話において大洗の新たな聖地が追加されなければ、再訪のキッカケもつかみにくいかもしれません。未来は神のみぞ知る、でしょう。


 帰りの列車内で、向かいの席に座った50代ぐらいの方に「星野さんでしょうか」と声をかけられました。この方も拙ブログの読者かつツイッターのフォロワーさんでした。そしてガルパンプラモデル歴5年のモデラーさんでした。話していて、奇しくも同じ水戸プリンスホテルに泊まっていることが分かり、夕食を一緒に食べましょう、ということになりました。
 それで、水戸駅ビル内のイタリアンレストランに行き、食べ放題ワイン飲み放題のコースで楽しみながらガルパン模型談義を3時間にわたり展開しました。ガルパンに出ている戦車、車輌は出来れば全部作ってみたい、とする基本方針が同じだったため、話題はもっぱら適応キットをどう選ぶか、どう改造して作るか、といった点に集中しました。お互いにまだ作っていない車輌の適応キットを同時に挙げると、全て一致したので笑いになりました。

「いやー、星野さんのブログ読んでて、この人ウチと同じ傾向でプラモ作ってるぞ、って思ってずうっと親近感もってたんですわ。今話してても全てが全然違わないので、面白すぎて笑ってしまいますわ」
 そう語っていたDさんは、岡山県の方でした。明日同じように朝出て帰路につくというので、私が秋葉原に立ち寄る件を話したら、「それ、ええですね!一緒しても構いませんか?」と乗り気になってきました。

 お蔭で、翌日の秋葉原での模型店巡りが、とても楽しいものになったのは言うまでもありませんでした。ラジオ会館からレオナルドまで4ヶ所を回り、盛り上がりながらお互いに幾つかのキットを買って大満足でありました。Dさんはジャンクパーツも盛んに集めているそうで、イエローサブマリンでもレオナルドでもパーツを探し回っていました。私が、かつて岡山エラヤの水没セールで買ったジャンクパーツが大量にあると話したら、「そのエラヤ、あのセール期間中には行けなかったんですよ・・・。真備の本店には後になってから行きましたがね・・・」と残念がっていました。

 それで、私の手元にある余剰のパーツ群をあげますよ、と言うと「えっ、ええんですか?有り難いことです。そしたら、一度京都にお邪魔しますわ」と乗り気で承知してきました。年齢も近いうえに、アンタッチャブルの山崎弘也さんに似た風貌や活気を持っており、話してるだけでも楽しい方ですので、おそらく、今後もメールや電話などでの交流が続くと思います。

 今回はあわせて5人の読者またはフォロワーさんにお会いするという流れになり、カノウヤ応援作戦の前倒し終了までの作業の忙しさよりも、そちらの方が多忙になったりしましたが、充実度も満足度も一番大きかった気がします。

 以上にて「ガルパンの聖地・大洗を行く36」のレポートを終わります。

 


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