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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く5 その11  夜叉神峠へ

2019年04月18日 | ゆるキャン△

 道の駅富士川からは、八ヶ岳の連峰も白い頂きを連ねて望まれました。それをしばらく眺めた後、今回のゆるキャン巡礼の後半のメインであり最大の難所である場所に向かいました。

 

 その場所とは、志摩リンが行って通行止めにあったという、夜叉神峠でした。そこまでの道は、南アルプス市の街区や郊外を進んでいる時点では上図のような快走ルートでしたが、県道20号線を西へ登るにつれて、坂道は傾斜がきつくなり、道幅は最低限になる箇所もあり、おまけに舗装が荒れているところもあったり、落石が転がっていたりして、しまいには残雪が目立ち始めました。道端には凍結部分も残っているのが見え始めて、何度もビビリました。

 そうか、目的地の夜叉神ヒュッテは、標高1380メートルにあるんだった、3月だからまだ冬のうちだ、雪も氷もあって当たり前。どうしよう、と不安と一種の恐怖に包まれ始め、運転も慎重というより億劫になり、速度は落ちてそれこそ志摩リンの原付並みになりました。
 と言うより、本当にリンちゃんはビーノでこんな道を登ったのか、と問い質したい気分になりました。

 

 そんなこんなで一時間余りの林道ドライブの後、たどりついた夜叉神峠の通行止めゲート地点でした。ゲート自体は開いていましたが、それはその先のトンネル付近で道路整備工事を行っていて工事用トラックなどが出入りしていたためでした。一般車は全て通行禁止、というのは変わりませんでした。

 

 ゲートの先にはこういう感じで山道が静岡県の方に続くのだそうです。しかし各所で崩落やがけ崩れの埋没地点があるそうで、もう十数年も通行禁止の状態になっているそうです。
 ですが、静岡県へ短距離で連絡可能な数少ないルートなので、道路機能の回復と拡張整備は継続的課題であるそうで、現に私が登ってきたルート上でも補修工事や道幅拡張工事が行われていて、そのためにダンプカーも走っていました。
 なので、細い道でダンプカーと鉢合わせしたら、確実にこちらが後退するか寄せるかして、道を譲らないといけないのですが、ギリギリの山道でそんな余裕はありません。だから、対向車に出会わないようにと祈りながらのドライブでした。

 

 標高1380メートル地点です。周囲の山にも残雪の白さが目立ちます。

 

 夜叉神ヒュッテ前の駐車場は、御覧のように広くて20台ぐらいは停められそうです。北岳などへの登山口であるので、ここに車を停めて登山に行く方々が多いのだうです。登山シーズンにはここも満杯になるらしいです。
 上図の右手前の青いタントが今回利用のレンタカーです。前にはみ出して停めてありましたが、実はその後ろに雪溜まりがあり、その周囲が凍結していたのです。

 

 とりあえず、難所の夜叉神峠に来られた、ということで気合のガッツポーズ、と言いたいところですが・・・。

 

 現実にはこのようにヘロヘロ状態でした。志摩リンと同じく、「うわあぁぁ、来た道また戻るのかぁぁ」状態でした。
 とにかく「ゆるキャン△」の登場コースはいずれも途中経過路の描写が省かれているので、見たたけでは楽に行けそうな印象があります。でも、実際に行って見ると遠かったり、大変な山道だったりしますから、その聖地巡礼というのも他アニメのそれよりハードルが高いです。車やバイクで行く場合、事前のガソリン満タン補給は必須です。

 

 夜叉神ヒュッテの小屋は、御覧のように補修工事中でした。冬季はやっていませんが、春から秋までの登山シーズンには営業もしているそうです。

 

 志摩リンがここでジュースを飲んで気持ちを落ち着けていたわけですね。登山口のバス停もあるので、あのすごい山道をバスも通るんだ、と感心してしまいました。運転に自信が無かったら、この登山バスを利用するという手もありますが、本数が最低限なので、事前に調べておいた方が良いでしょう。

 

 アニメにも登場した、登山口の東屋です。そのまんまですね。初めて来たのに既視感バッチリです。

 

 クマも出るようです。かつて中世戦国期の山城跡を巡っていた頃は、この種の看板にもよく出会いましたが、クマが怖くて山城へ行けるか、という意識が強かったせいで、あんまり気にしていませんでした。実際に城跡でクマに会ったことも何度かありますが、こちらが熊ベルやラジオなどで常に音を出していたため、向こうが警戒して距離をとって消えてゆくのが常てした。いざというときの火薬も常備していたのですが、クマに対しては使う機会がありませんでした。

 なので、個人的な感想としては、注意して心がけていれば、クマはあんまり怖くなかった気がします。むしろ、イノシシのほうが脅威だったと思います。注意して存在を把握していれば脅しをかけて牽制出来ますが、気付かずにニアミス状態になってしまうと、前触れもなくいきなり無音で突進してくるので、 当てられたら大怪我になってしまうことも有り得ます。

 

 皇太子殿下もここまで登ってこられたのですか・・・。もうすぐ即位あそばされて年号も令和に変わりますから、こうした記念碑も一気に古さを感じさせるものになりますね・・・。  (続く)

 


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