「くるみや」の店主さんに場所を教えていだいた、市川陣屋跡の中央公園へ向かいました。店主さんが「あの辺は道が狭いし、車を停められるところも無いから」と話したので、あらかじめ地図で検索し、すぐ西側にドラッグ店の「ウエルシア」があることを知り、そこで買物して駐車場を利用しよう、と思いつきました。
それでまず「ウエルシア」市川三郷店に向かい、飲料とドリンク剤と絆創膏を購入しました。そして車を駐車場に置いたまま、市川陣屋跡の中央公園へと急ぎました。上図の、「ウエルシア」の北側の路地を60メートル東に進みました。実は、この道がかつては市川陣屋の表門に繋がっていたのでした。
途中で見つけた史跡案内標には「古倉」の地名があり、かつては付近に寺院があったもののようです。
60メートルほど進んで交差点に出ましたが、江戸期までは三叉路で、かつてはここに陣屋の表門が建っていました。廃藩後に門は南側に移築され、門跡の北脇には上図の「市川陣屋跡」標柱が建てられています。
もときた道を振り返りました。陣屋表門の手前から道幅が広くなっていますが、これも江戸期の道の名残と思われます。陣屋前には馬を繋ぐ「馬場」があって道が広げられたケースが多かったからです。
交差点の西側から東を見ました。江戸期まではここは三叉路で、東に行く道は存在しませんでした。突き当りに陣屋の表門が西面して建ち、その東側は陣屋敷地であったからです。現在では道が南側に広くなっていますが、そのあたりにはかつて陣屋主殿および付属建築が並んでいたそうです。
陣屋跡と道をはさんで西側に、目指す中央公園が位置しています。どこにでもある、町なかの児童公園でした。
この公園で、野クルの3人がブランコに乗って遊んでいる場面が、「へやキャン△」第11話に出てきます。
このシーンですね。公園周囲の白い柵、右奥の民家などが一致します。
ですが、ブランコの実物は2人用でした。劇中では野クルの3人にあわせて3人用に変えてあります。
公園のほぼ全景です。そんなに広い公園ではありませんが、中央公園の名前からは、大きな公園のイメージを抱いてしまいがちです。アニメの聖地になったのだから、立派なところなのだろうと思いがちですが、ごく普通の小さな児童公園です。
ですが、野クルの3人がここにやってきて遊んでいたわけです。間違いなく「ゆるキャン△」聖地の一つとして挙げられますので、巡礼者は今後もここにやってくることでしょう。
「ウエルシア」で購入した飲料を飲みながら小休憩したのち、陣屋跡の南側に移築されている表門を見に行きましたが、写真を撮り忘れました。 （続く）
