「ニュー梅月」を辞して、道路をはさんで向かいの奥にある上図の「藤川」に行きました。この日の昼食にして今回の「ゆるキャン△」聖地巡礼旅行のラストの食事を、このお店でいただく予定でした。
多くの「ゆるキャン△」ファンは、表の「丸一食堂」へ行きスタンプラリーでも寄りますが、私は「丸一食堂」に一度行っているので、今回はまだ行っていない所へ行く計画でした。
このお店を選んだ理由は、現地を訪れている一般観光客の多くが利用しているようであるからでした。トラベル系ブログなどで下部温泉郷の記事を探して食事処の名前を見つけると、多くはこの「藤川」になっており、しかもカテゴリーが喫茶店、鉄板焼きの店、レストラン、とまちまちなのでした。どういうお店なんだろうと興味を抱かざるを得ず、一ヶ所ぐらいは「ゆるキャン△」と無関係のスポットにあたってみるのも良さそうだ、と考えました。
実際に行ってみたら、上図のように暖簾には「鉄板焼」とあります。これがメインのお店なのか、と思いましたが・・・。
店内は意外にもお洒落で格調ある和風ダイニングレストランの雰囲気に整えられていました。カウンターバーもあって呑み屋でもあるようです。鉄板焼というよりはレストランだな、と受け止めました。
古民家をリノベーションして二階部分を吹き抜けに替えて開放的な空間にしつらえてあり、なかなかに落ち着いた感じでした。これはいいじゃないか、時間があればゆっくりと寛ぎたいな、と思いました。こういうお店を、出来れば「ゆるキャン△」劇中に出して野クルの食事姿を描いてくれると楽しいだろうな、と思います。
お店の方にメニューを渡されました。おすすめは何でしょうか、と聞くと上図のページを示されました。
「ランチタイムですのでメニューは3品揃えてございますが、ハンバーグはお好みの量を選んでいただけます」との案内がありました。
そのハンバーグランチを、160gで注文しました。240gや320gは、少食の私にはボリュームが有り過ぎました。
5分ほどで運ばれてきました。おお、思ったよりもボリューミーだなあ、と感じました。これでいいんだよ、こういうのでいいんだよ、と大いに満足しました。
丸くて大きな、美味しそうなハンバーグです。個人的には好みのサッパリ味でした。
この日は、朝は身延山伽藍へ菩提梯を登り、昼には下部ホテルの温泉に浸かっていましたから、食事に臨んだのは13時過ぎでした。かなり空腹でしたので、この量と味とに大満足でした。これで心置きなく帰途につける、と思いました。
昼食を美味しくいただいて30分ほど休んだ後、「藤川」を辞して次の聖地スポットへ向かいました。下部川に架かるメロディーブリッジを渡りました。その名のとおり、渡るとセンサーが反応して四季のメロディーが流れるのでした。最初は川音にまぎれてよく聞こえませんでしたが、確かにメロディーが響いていました。
メロディーを聴きつつ、下部川の上流方向を見ました。昨日はレンタカーで川沿いの道を1キロ余り走って、温泉郷の中心寄りにある神泉橋まで行ったのでした。 (続く)