気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

黒森峰女学園 ティーガーⅠの謎仕様

2015年07月07日 | ガールズ&パンツァー

 黒森峰女学園チームの隊長西住まほの搭乗する戦車は、ドイツ戦車の代名詞ともいえるティーガーⅠです。戦車マニアの中ではタイガーと呼ぶ方も多いようです。
 そのティーガーⅠにも、ガルパン戦車ならばでの謎仕様があります。キットを作った際にその再現を企図しましたが、どう考えても無理なので諦めた経緯があります。

 模型サークルの知人の一人、Tさんが最近ガルパン戦車にハマり出したようで、拙ブログの製作記をいつも読んでおられるようです。先々月あたりから電話での質問を受けることも多くなりました。Tさんは本来は自動車のキットが専門で、戦車はガルパンに出会ってから始めたという方なので、以前の私と同じような感じです。お互い初心者同士なので、話題も色々と合って盛り上がり、長電話になることも珍しくありません。

 そのTさんが、現在は黒森峰女学園のティーガーⅠを制作中だといい、その背面パネルの形状について質問してきましたので、上画像をメールで送って、色々と説明しました。


 Tさんからの質問は二つありました。一つ目は、上画像の黄円内にみえるパーツが何か、というものでした。私もよく知らないのですが、留め具のように見えるのでそのように答えました。すると相手は「それらしいパーツが入ってへんのやけど」と言いました。私と同じタミヤのキットで作っているので、問題の留め具らしきパーツが入っていないことは分かっています。

「それで星野さんはこれの再現を見送ったんやねえ」
「まあ、そういうことなんですけどね、パーツそのものの形もよく分からなかったし、後でドラゴンのキットのパーツみてやっと分かった、というわけなんです」
「するとドラゴンの、つまりプラッツの公式キットの方には入ってるわけなん?」
「入ってます。背面パネルの中央下にあるパーツも入ってますよ」
「そんなら公式キットの方で作ったら良かったけか・・・、いやでもそっちは不足パーツも多い欠陥キットやったねえ」
「元キットがアレなんでね・・・、劇中車とまるで違う仕様のティーガーのキットなんでね・・・」
「なんでそないなもんを公式キットにもってくるもんかねえ、かなわんわ」
「同感ですな」


 二つ目の質問は、上図の黄円内にみえるパーツはシャックルか、というものでした。
「そうです、C形シャックルですね」
「星野さんは、それは作る時にもう分かってたの?」
「一応ね。公式設定図にもありましたし、その後でこの画像(上画像)で見て知りましたからね、最初は後ろの道具箱の架台の形状が分からないかな、と思って画像探して、これがあったわけですよ。そしたらバックランプも無い、へんな留め具みたいなのがついてる、C形シャックルもあるな、と分かったんです」
「そのシャックルも、星野さんのキットでは再現してないんやね?ていうか、これ無理やねんか?」
「無理だと思いますよ、だって車体に接するマフラーカバーに食い込んでるみたいな付け方でしょ、横に穴開けて入れたらええかっていうとそういうわけにもいかない。マフラー基部のボルト接合部も全部カットしないといけないんで、マフラー本体がつけられんようになりますんで」
「だよねえ、行動中は高熱を帯びて赤くなるっちゅう排気管のすぐ横にシャックルがついているっていうのが、僕はよく分からへんのやけど」
「こっちも分からへんですよ、それでここのC形シャックルは再現は無理やって判断して見送ったわけです」
「そんなら僕もそうしよう。完全に再現してみるのも面白そうだけど、パーツ破壊してまでやる自信ははまだ無いからねえ」

 Tさんは納得したように笑って電話を切りました。その直後にもう一度上画像を見て、この通りにC形シャックルをはめ込む工作を、機会があったら一度試してみたいものだ、と思いました。劇中車の通りに再現するとなれば、マフラーカバーと車体パネルの間に隙間を設けて、マフラー基部の接合部も全部カットすることになる、と考えますが、それをやるとマフラー本体もカバーもしっかり接着出来なくなるような気がしました。
 こういう、模型でも再現が困難な、謎仕様というものがガルパン戦車にはたまにあるようです。元ネタとなった実車の例が存在しているのであれば、その写真や資料を見てみたいところですね・・・。
コメント (11)
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