木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

no 344 赤いトマト=赤い血

2006-07-11 | PCRT(心身条件反射治療)
便利と下痢を周期的に繰り返す患者さん。朝の起床時に軽度の首の痛みを訴える。過去に右手の腱鞘炎の手術をしている。

検査を進めていくと晩御飯の野菜が出てきた。「トマト」がでてきたが「トマトの成分」では反応しない。形も反応しない。「色」で反応した。赤色である。感情は「いらいら」「くだらない」に反応する。

経絡は「大腸」と「胆経」に反応する。「仕事」「人」にも反応する。複雑である。聞いてみる。腱鞘炎の手術をしたときに先生が手首の動きを気にしながら「動くか、動くか」といいながら手術をしていた。

患者さんは手術をしている部位を見ながら「血が気持悪い」「うるさい先生」などと思いながら手術を受けていた。その感情が「赤い」という色と「いらいら」と結びついたようだ。

感情的は食べ物、動作、化学物質、人、環境、花粉などと結びつく。日常でよくある出来事が気づかないうちに細胞レベルで記憶される。それが条件反射的に「何かをすると症状が出る」という慢性的な症状に出てくる。

特に食事は楽しく、生産者に感謝の気持をこめていただくことが大切である。嫌な人と酒を飲むなどという無謀な行為はやめるべきである。(笑)

No 343 感情の腰痛

2006-07-10 | PCRT(心身条件反射治療)
土曜日の腰痛の中学生。サッカーの部活中に腰痛を発症する。今年の6月の始めのことである。

整形外科に受診する。レントゲンその他の検査異常なし。疲労性の腰痛でお決まりのシップで安静。その後1ヶ月は練習をしていない。

症状は、日常の生活は問題ない。部活練習でランニングしたり運動をすると痛くなる。左の腰方形筋、脊柱起立筋ががちがちに張っている。体幹の前屈ができない。伸展痛強。

AMCTで治療をする。伸展痛なくなる。前屈やや改善する。感情のストレスが見え隠れする。ストレスの検査をする。でてきた。「部活」「サッカー」「人」「先輩」「恐い」の感情が「膀胱経」の経絡遮断がある。

お母さんの顔色をうかがう。顔色が変わっている。たぶん、子供から聞かされている問題がでてきたのだろう。心療内科ではないのでカウンセリングは行わない。お母さんは言いたくてもぞもぞしている。PCRTの詳しい説明をして治療を行う。

治療後は患者さんの顔色が明るくなった。お母さん「練習はしていいですか?」もちろんいいです。構造が問題で痛いわけでないので、練習はしてもいい。安静にしていても治る問題ではない。

拳骨

No 342 画像の不安3

2006-07-08 | PCRT(心身条件反射治療)
ここ2日の間に「画像の不安」を抱えた患者さんが二人来院された。一人は60代後半のご婦人。L4/L5の分離辷り症である。

もう一人は、30代前半の主婦である。L4/L5の椎間板ヘルニアである。いずれも整形外科で画像検査(レントゲン、MRI)で確認され、間違いなく専門医から診断された。

辷り症の患者さんは数年前から腰痛と右大腿部全部に痛みが出現し、整形外科で治療を続けていた。最近、痛みが増幅し画像検査をした。「辷り症」が確認された。

専門医は「辷り症」が原因で腰痛、大腿部の痛みが出ているといったという。症状は、朝の起床時、座位から立位への動作のときに、寝ていて痛みで目だ覚める。といった症状が続いている。こんな症状で数年間も悩んでいる。

もう一人のヘルニアの患者さん。最初の腰痛は10年前。やはりレントゲン検査でヘルニアで「骨が神経に刺さりかけている」といわれた。患者さんのいうことは専門家でないので、正しく伝わらないことが多い。言わんとすることはわからんでもないが。

今回は昨年の6月頃より痛みが強くなりMRI検査をした。「L4/L5椎間板ヘルニア」が確認され痛みの原因と診断された。来院時の症状は、腰仙部の痛みと尾骨、右臀部の痛みである。

二人とも問診時に「治らないのでしょうか?」とヘルニが引っ込まないか、スベリが元に戻らないかと「構造」のみを気にしている。構造さえ戻れば症状は改善するものと勘違いをしている。

確かに、手術をして飛び出した椎間板がなくなったり、滑っていた腰椎が治れば気は楽になり痛みは消えるだろう。一種のプラシーボ効果があるかもしれない。いずれにせよこんな症状で数年も悩んでいる。

両名の患者さんも治療後はうそのように痛みがとれ「マユツバもの」と疑うかのようにお頭を捻っている。事実である。ヘルニアや辷り症を治した訳ではない。だが痛みは取れる。ヘルニアや辷り症が原因でないことが証明された。

だが、患者さんの頭から「画像」のイメージは消えない。頭から「画像」のイメージを開放する治療が必要である。

拳骨




No 341 ルーズショルダー その後

2006-07-07 | PCRT(心身条件反射治療)
ルーズショルダーの野球小僧。昨日最後の来院である。小生の仕事はとりあえず終わった。すでに痛みはなく練習に明け暮れている。

試合は9日である。8日の開会式の翌日である。3年生の最後の夏に間に合って本人も笑顔が絶えない。

感情的ストレスもチェックする。投球動作に関しては反応しない。バッティングに多少反応する。「監督」「サイン」「指示」などが反応した。聞いてみた。「打席に立つと、監督のサインを確認するたびに上がってしまう。」

チャンッスに弱いタイプである。打順もそのような打順である。治療で開放する。反応が消えた。「なんか、打てそうな気がします。」気がするのではなく、打てる。絶対打てる。チャンスに打てるバッターになった。(そのようなバッターであることを期待する)

ルーズショルダーで10ヶ月もリハビリをして改善せず,そのまま野球教室やリハビリを続けていたら間に合ったのか。疑問でる。何より「ルーズショルダー」という宿命的な傷病名をつけられて「不安」を抱えて野球をやっていけるのか。疑問である。

新聞やマスコミで野球選手を取り上げるときに、安易にそのような傷病名を掲載し難治性の高い障害のような扱いは避けたほうがいい。選手は先入観を持つ。正しい治療を行うことで解決する。さほど難しい障害ではない。正しい治療とは何か? 治療かも考えるべきである。

拳骨

No 340 原因不明の急性じん麻疹

2006-07-06 | NAETアレルギー治療



最近の症例から。30歳代 女性 事務員 夜間に原因不明の急性のじん麻疹が両足に発症。(写真上:初検来院時

痒みで我慢ができず専門医を受診する。原因は特定できず、塗り薬と飲み薬を処方される。薬を服用するが効果がなく2日後に来院する。

NAETアレルギー除去治療をおこなう。検査の結果「発症当日の夜食」「そば飯」「調味料」「サッカリン」がでてきた。「サッカリン」を特定した。

経絡の遮断は「腎経」「小腸」が出た。この急性じん麻疹に影響している経絡は「腎経」とでた。「腎経」が身体と、生理で反応している。

治療を行う。初日の治療で痒みは止まった。若干の赤いボツボツは残っている。70%の改善度である。痒みがなくなっただけでも患者さんは喜ぶ。次回の治療を2日後に行うことで、初検時の治療は終了する。

2日後、来院時(写真下)には痒みはなく、赤い湿疹もなくなっていた。「サッカリン」「腎経」「小腸経」を身体レベルで治療を行う。この治療は2回で治癒とした。急性期の治療は、早期来院で改善率が高く早期治癒につながる。

薬で1週間も我慢していると改善するが、1週間の痒みを耐えるのも辛いだろう。このような治療は薬も使わず早期に改善する。できれば継続治療で体質改善としたいところだ。

拳骨

No 339「 ドカーン!」

2006-07-05 | カイロプラクティック




今日は臨床とは関係ないがめったに遭遇しない出来事なので紹介する。昨日の昼食後、ベッドで横になっていたら「ドカーン」と大きな音がした。

その後、消防自動車のサイレンの音がして近くで消えた。2,3台と。最近は年中緊急車両のサイレンの音がするのでさほど気にもならない。あ~ またか。

しばらくして、更に救急車のサイレンが響き家の近くで急にサイレンの音が消えた。耳を澄ますと、人の大きな声が聞こえてくる。何を言っているか聞き取れないが「大丈夫かー」というような声が聞こえる。

あわてて部屋の窓を開けてみた。びっくりした。写真の光景である。CCRKの脇に小さな川(名前があるのだろうがわからない。どぶ川程度に認識している。)に自動車が転落している。

ホットな時間帯で自動車の中には運転手が頚部にカラーを巻いて救護隊員に励まされている。時期にレスキュウ隊が到着しレッカーで救助した。運転手は救助されている間に携帯電話で話しをしていたので大事には至らなかったのだろう。

それにしてもなぜ? 疑問が残る事故である。本人に聞きたいがそうも行かない。ここの交差点では、小生はこれで3回目の事故を目撃した。前回は、大きな音とともに後ろを振り向くと壁に乗り上げ横転した女性運転手の事故。

これも不思議な事故で、直線道路で横の壁に乗り上げて横転した事故である。単なるよそ見か? もう一回は、横断歩道で自転車通行中の高校生が自動車にはねられる。ともかく事故の多い交差点である。注意、注意。

拳骨

No 338 登校拒否

2006-07-04 | 感情ストレス
新聞記事に、ある小学生の登校拒否の記事が載っていた。この少年の後のコメントが切実な思いとなって明かされた。

当時(小学生)の登校拒否は本人も原因がわからなかった。もちろん学校関係にも不満があったり、家庭にも問題があったのかもしれない。しかし、当時は本人も家族も先生もこれと言って特定できる原因がなかった。

家族は学校のいじめや勉強についていけないのが問題だろうと、学校に責任転換しいじめなどの問題がないか追求するように申し入れたりしていた。一方、学校は家庭に問題がないのかというように責任の所在を求めていた。

後にこの少年がは中学まで登校拒否をして、やっと口にした言葉が「お母さんが、僕を捨てて家を出て行くのが心配で、見張りをしなければ不安だった。」といった。

小学生の頃はこの感情が意識に上らず「潜在的な感情」として、そのような感情が芽生えていたようだ。成長にともない潜在的な感情の「お母さんを見張らんければ家を出て行ってしまう」という感情の表現が学校へ行っていたら、その内にお母さんが家を出て行ってしまうのではないか。

当時を振り返れば、両親は不仲で年中喧嘩をして、いい争いが絶えなかったといっていた。小さな心に芽生えた潜在的な「お母さんが出て行く」という感情が登校拒否につながったといっている。

小さな心ほど両親や兄弟の「身近な心」が影響する。臨床を通しても乳児や幼児は必ずと言っていいほど両親の感情が見え隠れする。子供の健康に影響を与える元かもしれない。

拳骨

No 337 慢性頭痛

2006-07-03 | PCRT(心身条件反射治療)
慢性頭痛の患者さん。この患者さんは数年前から定期的に通院されている患者さんである。以前の治療が身体にあっているようで、NAETやPCRTは受け付けない患者さんである。

1年前くらいから頭痛に悩まされて治療を受けていた。AMCTの治療後は楽になるが戻る。エネルギー治療も始めたが受け入れる気がなくいい結果が出ない。

しばらく薬を飲んでいたが効かなくなり、毎日のように頭痛が出るようになった。薬も効かなくなってきたので、原因を考え始めた。やはりストレスが関わっているようだと気がつく。

その後PCRTを受け入れて治療を行う。「仕事」「従業員」「家族」「経営」「お客」・・・・数えたらきりがないくらいに感情的ストレスが出てくる。玉葱をむくように一枚一枚と感情的ストレスをはいでいくこと20数回目で楽になった。

今日の来院時に訊ねた。頭痛はどうですか? 「ほとんどなくなりました。」時間が掛かった。専門医の薬物治療でも治らず、挙句には「自律神経失調症」のお墨付きをいただいた。

感情的なストレスと素直に受け入れることができれば、こんなに時間は掛からない。早く気づくような説明ができなかったことが悔やまれる。

拳骨


No 336 ルーズショルダーその後

2006-07-01 | PCRT(心身条件反射治療)
ルーズショルダーの高校球児。合宿が終わり再び痛くなった。以前ほど痛くはなく投げられなくはなく、練習も他の部員と同じにしている。

昨日から張りと違和感を感じ、今日予約が入り終了間際に治療を行う。新たな感情が芽生えた。監督さんからの注意、同じポジションのライバル意識の感情的ストレスが芽生えた。

監督から練習で怒られた感情に「憤慨」同じポジション争いをしているライバルに「イラつき」「不安」が出てきた。最後の夏の大会まで後一週間後に迫った。あせりと不安が交差しぴりぴりしている。

「憤慨」や「イラつき」が「胆経」の経絡を遮断していた。PCRTで経絡遮断を開放する。その場で楽になる。気が抜けたように神経の緊張(自律神経系)が緩む。本人が一番感じていることである。

蛸のようにフニャフニャになる。ストレッチングやマッサージでは体験できない柔軟性である。心も軽くなる。このような心身ともに開放された状態でスポーツを楽しんでもらいたい。

開放された心身でのスポーツは、スポーツ障害の予防だけでなく緊張から開放されたリラックスした気持で行えることは、自分のもっている能力を如何なく発揮できるはずである。頑張れ初戦まで後9日。

拳骨