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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 349 患者様の気持

2006-07-19 | カイロプラクティック
公私共にお世話になっている先生が体調不良で難儀している。普段は精力的で年の1/3は海外で研修をしている。日本の代替医療になくてはならない存在でもある。

海外研修で得た知識や技術を我々に提供して、日本の代替医療に貢献している。損得を考えたら損な性格である。自己の金銭的な利益を無視して、常に医療の本質に取り組み、海外で新しい情報を仕入れてくる。

寝食を惜しんで翻訳や、セミナーの準備をしている。セミナーを受講する生徒はそんなことはわからない。臨床と研鑽にとにかく忙しくしている。傍から見ていても大丈夫か? といいたくなる。

先日久しぶりに会って話しをした。現在の自分の病理(心身の事実)を受け入れることができない。どうしてなった? 早く治りたい? 心身の自由が効かないもどかしさ、苛立ちが現実のものとして受け入れないもう一人の自分がいる。

先生いわく「これで患者さんの気持がわかった」「患者さんは、心身の痛みの気持がわかってもらいたい」痛みを持って初めて患者さんの気持がわかるようだ。小生などはいまだ患者さんの気持がわかっていないのかもしれない。心身の不調など、所詮人事なのかもしれない。考えさせられる。

人間を機械的に診る西洋医学は患者さんの「痛みの気持(心)」を理解でているのだろうか? 先生は病院を脱走した。入院して患者さんを機械的に処理されるのが我慢できず、病院のスタッフの制止を無視をして早期退院?をした。

普段から患者さんの気持を理解しているからこそ機械的な西洋医学の治療やリハビリを拒否したらしい。病院も再生工場である。ラインに乗った故障した製品(患者さん)を流れ作業(保険で決められた治療のみ)で修理していく。修理できない故障製品は廃棄される。心が無い。早期に回復することを祈る。

拳骨