木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 352 落ち込み

2006-07-22 | PCRT(心身条件反射治療)
頭痛で来院されている患者さん。頭痛は治った。初めての来院時の主訴は頭痛と気分が乗らない、やる気が無い。休日になると落ち込んで元気がなくなる。

本人は頭痛の原因を特定している。運動をしていて頭から転倒しそれ以来頭痛がおきているといっている。4,5年前のことである。それ以来治療の梯子ををしている。

やっとCCRKに落ちついたようである。何とか仕事にいてるが朝が辛いらしい。仕事のことや上司のことをか考えると足が重くなる。5回目の治療後は頭痛はなくなった。

昨日の来院時に「頭痛はなくなったが、気分が落ち込んでいる」通常であれば心療内科で安定剤の処方、嫌なことを忘れなさい。これで終わりである。患者さんは内科や専門医から「ストレスが原因だから忘れなさい」といわれている。

治療を進めていくことにいろいろな感情的なストレスが浮かび上がってくる。物質的には「カビ」「砂糖」のアレルギーがある。しかし、物質的なものは引き金であり本質的な原因ではない。

布団、枕などの寝具に繁殖した「カビ」が誘引になり鼻炎などがおきている。「枕」に特別な感情が出る。「汚い」である。どうして汚いのか? 母親が洗濯をしてくれない。最終的には小さい頃からの「母親」に対する感情が残っている。

現実の母親象と理想とする母親象のギャップが生じる。そのギャップに対する感情が小さい頃からもっていたようである。この患者さんの症状は家にいるときのほうが多く、強く出る。

その感情の開放を外の原因に求め、仕事や上司に原因の矛先がすり返られている。すり替えたれた矛先の原因を開放しても解決しない。本質的な原因は意外と身近なところにある。それも小さいときから。

拳骨