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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 359 切れが無い

2006-07-31 | PCRT(心身条件反射治療)
昨日の新患。プロゴルファーの2次テストを受ける腰痛の患者さん。高校生の頃から慢性腰痛で、年に数回腰痛が発症する。これと言って原因が無い。本人は疲労が溜まったのだろうくらいの感じである。

過去の治療は、マッサージくらいである。本格的に治療をしたことが無い。身体運動を職業としていくというのに治療をしたことがないとは驚きである。本人にしてみればマッサージをしてればいいくらいの感覚である。さすがスポーツマン。

2次テストは来週から始まる。合格は狭き門である。ここへきて痛みが強くなってきた。更に、最近は身体の切れがなく飛距離がでない。飛距離がでないのを筋力や練習で補うことをしている。余計に悪くなる。

治療は至ってシンプルである。AMCTでハード面を治療する。神経機能異常が改善されればこれだけでも切れが戻る。更に、苦手なクラブや姿勢バランスに関する規官の調整をする。苦手だった後ろ下がりのアプローチが苦にならない。

姿勢バランスを司る前庭などの機能異常の原因を探ると、やはり感情が出ている。本人も何となくわかっている。試合前やテスト前になると身体の切れがなくなり、腰痛も増強する。過去を振り返ると同じような時期に不調になっていることに気がつく。

仕事、人、プロテスト様々な感情的ストレスが出てくる。日常の仕事上のストレスと間近に迫ったプロテストのプレッシャーなどがしがらみあって抑圧された感情が身体エネルギーの流れを悪くしている。

開放した瞬間に目つきが変わった。身体も軽くなった。今まで一度も体前屈で指が床につかなかったのが初めてつくようになった。患者さんにしかわからない実感である。

拳骨