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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 150 分離症&すべり症

2005-10-31 | カイロプラクティック
土曜日に来た新患。女性 40歳代。腰痛はS56年前から発症する。その後ギックリ腰に何度かなっている。S58年に整形外科でX線検査でL4分離症とすべり症が見つかった。その後、整体、鍼灸とかかっていた。主訴は右臀部の痛みを訴えている。

問診表を見ると、喘息、じん麻疹などのアレルギー症状が沢山ある。全部で11箇所の症状に〇がついている。腰痛だけでなく多くの症状に悩まされている。だいぶ長い間この様々な症状で苦しんできているようだ。

この患者さんは手をこまねいていたわけではない。専門の医療機関で治療を行っている。全て対処療法でその場の症状を抑えているにすぎない。根本的なものに眼を向けようとはしない。

最近、こんな話を聞いた。整形外科の先生である。整形外科は腰痛は苦手の分野である。腰痛の原因がわからない。心理的な要因があることは解っているが治す手立てがない。時には痛み止めと称して安定剤を処方することもある。現状はこようである。

そんなに簡単に病気やケガを治すことはできない。比較的、早く症状が改善する患者さんがいる。改善する、し難い患者さんの違いは?  患者さんが症状の原因を「内部にある」と理解すると改善が早い。

症状の原因を外部の機械的なものに求めると改善が遅い。原因を「内部」に見つけ出し、認めることはなかなかできない。誰しも自分には非は無いと思いたい。CCRKではその内なる原因「気づき」のキッカケを提供している。

この患者さんもなかなか「気づき」が得られないかも知れない。だが2,3回の治療で気づいてもらえると、多くの症状の改善が期待される。それには結果を出す以外ない。

拳骨