木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 135 浸潤性中耳炎

2005-10-13 | カイロプラクティック
浸潤性の中耳炎の小学5年生の男子を見ている。昨日で10回目の治療である。症状は中耳腔に粘液性あるいは漿液性の貯留液を認め、難聴や耳閉塞感を訴える。

難治性で再発を繰り返し、鼓膜切開や鼓膜チューブ留置術によって聴力は速やかに改善するものの再発し、ときに鼓膜穿孔を生じることがある。また、鼻炎や花粉症などのアレルギー性疾患を併発している。

この患者さんは、最初は野球による肩痛や肘痛で来院していた。その後、鼻炎の治療をしていた。鼻炎がよくなると、お母さんが「実は、難治性の浸潤性の中耳炎なんです。幼稚園のことから水がたまって聞こえなくなるんです。もう、5,6回手術をして耳にチューブを入れているのです。最近また水がたまって、明日手術をしてチューブを入れるのですが何とかなりませんか?」聞かれた。

ドラマチックな改善はできないでしょうがアレルギー除去で改善している症例がることを説明する。CCRKではこのような症例ははじめてである。しかし、アレルギーの原理が解ってくると症状にとらわれない治療ができる。

症状を追いかける西洋医学的な機械論では、症状にこだわり結果を追いかけるため対処療法で、難治的な問題になってしまう。アレルギー除去には原理原則がある。この原理原則を忠実に守ることが早道である。

昨日の来院時に聴力検査(高価な測定機械はない。簡単な音叉で十分である)をしたら改善している。本人もだいぶ聞こえるようになったといっている。後2,3回で大きく改善すると思われる。専門医での再検査が楽しみだ。

拳骨