東京都知事選挙 闘う相手は原発推進、独裁をめざす安倍自公政権である。

写真は今日の末田一秀さんを講師に招いての原発学習会

　都知事選最後の日曜日です。選挙日和になっていることでしょう。知事選は安倍自公政権が担ぐ元厚生労働相の舛添要一氏と元首相の細川護熙（もりひろ）氏、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏の争いになっています。

　細川氏、宇都宮氏の一本化の動きが実現しない中、どうするのかが問われています。実際、私の知っている人の間でも戸惑いと迷いが生じています。私は細川政権の小選挙区制や政党助成金制度の導入は民主主義を破壊し独裁政治、軍国主義の台頭を生むとと批判してきました。まさに懸念した通りの展開です。その点で細川政権は万死にも値するものです。また小泉政権も弱肉強食社会、格差と貧困を拡大させ、細川政権同様の罪深さです。

　問題は安倍政権が二人以上のとんでもない悪辣な存在であること。その走狗たる舛添氏が都知事になれば、安倍暴走政治が信任を得たとして暴走はさらに加速し、必然的に戦争につながります。

　その点でどちらが都民の立場で行政を行えるのかを考えれば宇都宮氏の方が断トツです。これは誰もが認めるところでしょう。問題は勝てるかどうかです。宇都宮氏に勝機が少しでもあれば何の迷いも生じません。しかし細川氏が二番手で宇都宮候補にだいぶ差をつけており、しかも双方の票を合わせれば勝てる可能性が出てくるとなればどうか。「細川・小泉の毒で安倍の毒を制する」ことがあってもいいのではないかの考えが出てくるのはわかる話です。ただ今日の段階では細川氏、宇都宮氏の間には大きな差は内容ですが・・・。

　これまで赤旗にも顔を出してきた著名人などが、細川候補につく事態になっています。しかしこれは安倍・舛添だけは勝たせたくないの思いからであって、決して宇都宮氏への評価を変えたわけではありません。知事選が済めば、また平和や脱原発、反貧困などの課題で、ともに頑張ってもらえる人ばかりです。

　一本化がダメになる中で、細川候補支持を明らかにした著名人

吉永小百合、瀬戸内寂聴、菅原文太、なかにし礼、澤地久枝氏、三枝成彰氏、鎌田慧の各氏以外に、河合弘之（脱原発弁護団全国連絡会）、広瀬隆（作家）、湯川れい子（音楽評論家）、宮台真司（社会学者）、柳田真（たんぽぽ舎）、村上達也（前茨城県東海村長）、村田光平（元駐スイス大使）、森詠（作家）、高野孟（評論家）

　ここで迷うのはマスコミの事前予測は正しいのか、結果として細川氏が二番手になったからと言って、それは二番手と流すマスコミの誘導によるものではないのかということ。また予測で宇都宮氏の方が二番手となれば細川氏が降りるのかとなればこれは全くあり得ない状況で、降りるのは宇都宮氏の場合だけということになり、宇都宮陣営が納得しにくいのは当然のことです。

　結論から言えば、候補者が降りないことには一本化はできません。あとは支援者、有権者が判断するだけのことです。脱原発派の細川氏、宇都宮氏どちらとも相手を尊重し、すべてを安倍・舛添路線に対する批判に切り替えることが望まれます。

なお、以下もご参考に。

【選挙中特別公開】岩上安身による宇都宮健児氏インタビュー

それでも私は小泉純一郎を許せない。そして、細川護煕を支持している…。

HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。その意味も込めて投稿のトップにあきらめないぞ！の歌を持ってきました。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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