6・7沖縄に連帯する茨木集会後のデモ隊列
私は原発がチェルノブイリ事故など取り返しのつかない大変な事故を引き起こし、それを上回る甚大な事故が想定されるのになぜやめないのか、関電などの電力会社には怒りをもっています。もんじゅの再開などとんでもありません。以下、科学者の反対声明です。お読みいただければ幸いです。
山下HP・「お元気ですか」もいくつか更新しています。こちらもご覧ください。
【昨日のメモ】6月議会の議案が届き、質問準備にかかる。事務局から前段本会議での対応について聞かれる。「新社会」の配布と集金。夕方、阪急茨木市駅で宣伝活動。沖縄の新基地反対を中心に訴える。途中パナソニックの労働争議に関連して依頼を受ける。
緊急声明「もんじゅ」の運転再開に反対する学者有志一同の声明 (読みやすくするため改行など加えています。)
事故後14年以上停止していた高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、3月中にも運転再開されようとしている。これほど長期の停止後に運転再開した原発は世界にもほとんど例がなく、高速増殖炉では皆無である。
「もんじゅ」の事業者である日本原子力研究開発機構は運転再開の準備が整ったとし、国の原子力安全委員会もそれを了承した。しかし、冷却系等配管の点検、蒸気発生器伝熱管の未貫通の亀裂や穴あきの探傷、炉心燃料集合体の健全性調査はほとんど行われず、いかなる欠陥が潜んでいるかわからない。
一連の運転再開準備も、数百個にのぼる接触型ナトリウム検知器の点検漏れが「誤警報」によって偶然発覚したり、排気ダクトの腐食損傷が放置されていたなどずさんな実態が明らかになり、運転再開は四度も延期された。この先、未発見の重要な点検漏れがないとする保証はない。 トラブルの対応においても、連絡遅れ等の頻発など組織の体質が改善されたとは思われない。経験者の多くが去り、人材面も問題である。このような状態で運転を再開することは危険であり、再び事故を起こす恐れが大きいと私たちは考える。
一方、「もんじゅ」の建設費が軽水炉の約5倍と高いことから、実用化後としては、「もんじゅ」とまったく異なる構想に描き直されている。 したがって、「もんじゅ」は、もはや実用化に向けた原型炉ではない。運転目的の「発電プラントとしての信頼性の実証」は、実用化像と大きくかけ離れていては実益に乏しく、「ナトリウム取扱技術の習得」に「もんじゅ」が不可欠なはずもない。「燃料や材料の照射試験」用にはすでに実験炉「常陽」がある。高速増殖炉推進の観点に立っても、「もんじゅ」の運転再開には意味がない。
しかし、最も根本的な問題は、そもそも高速増殖炉自体実用になる見込みがないうえに、高速増殖炉を運転すると核兵器に最も適した超核兵器級プルトニウムが容易に生産・取り出せることだ。
高速増殖炉は、プルトニウムの増殖により圧倒的な電力用資源が得られるとの期待から、他の原発に先立ち開発が始められた。 しかし、開発は困難を極め、半世紀以上かけても実用に到らなかった。先行した米国、英国、フランス、ドイツ各国は、いずれも約20年前までにすべて高速増殖炉開発から撤退した。
理由は、
① 軽水炉に比べても格段に危険であり、
② 経済的に成り立つ見通しが無く、
③ 核兵器の製造に容易に結びつく恐れがあるからであった。
ロシア、中国の炉は増殖炉とは無縁の濃縮ウランを燃料とする高速炉であり、フランスの新計画は放射性廃棄物対策の一環であって増殖炉とは関係ない。資源または軍用目的で残った国は日本とインドのみとなった。数十年先といえども、日本一国で未知の技術開発のかたまりである実用化を実現できるとは思われない。日本は、日下、厳しい国家財政の中で、多くの社会問題の解決を急がれている。無意味な「もんじゅ」運転に、危険を冒してまで毎年巨額の税金を投入し続けることは到底許されない。
以上の理由から、私たちは「もんじゅ」の運転再開に強く反対する
2010年3月11目
「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同(アイウエオ順)
淡川典子(元富山大)
新井栄一(東京工業大名誉教授)
石田紀郎(京都学園大バイオ環境学部)
井野博満(東京大工名誉教授)
今中哲二(京都大原子炉実験所)
海老沢徹(元京都大原子炉実験所)
荻野晃也(元京都大工、電磁波環境研究所)
尾崎充彦(元大阪大工)
川野真治(同志社大工)
木原叶林(京都工芸繊雄大名誉教授)
木野 茂(立命館大)
小出裕章(京都大原子炉実験所)
小林圭二(元京都大原子炉実験所)
小村路夫(静岡大工)
小山英之(元大阪府立大工)
佐藤 進(京都大名誉教授)
正脇謙次(元京都大工)
白鳥紀一(元九州大理)
槌田 敦(名城大)
朴 勝俊(京都産業大)
橋爪健郎(鹿児島大)
馬場路太(元広島修道大人間環境)
広瀬 勉(元熊本大工)
藤井石根(明治大名誉教授)
藤田祐幸(元慶応大物理)
藤村 陽(神奈川工科大)
細川弘明(京都精華大教授)
前田耕治(京都工芸繊維大工芸科学研究科)
宮内泰介(北海道大文)
三輪 浩(信州大名誉教授)
山内知也
山口幸夫(和光大)
山田耕作 (元京都大理)
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私は原発がチェルノブイリ事故など取り返しのつかない大変な事故を引き起こし、それを上回る甚大な事故が想定されるのになぜやめないのか、関電などの電力会社には怒りをもっています。もんじゅの再開などとんでもありません。以下、科学者の反対声明です。お読みいただければ幸いです。
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【昨日のメモ】6月議会の議案が届き、質問準備にかかる。事務局から前段本会議での対応について聞かれる。「新社会」の配布と集金。夕方、阪急茨木市駅で宣伝活動。沖縄の新基地反対を中心に訴える。途中パナソニックの労働争議に関連して依頼を受ける。
緊急声明「もんじゅ」の運転再開に反対する学者有志一同の声明 (読みやすくするため改行など加えています。)
事故後14年以上停止していた高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、3月中にも運転再開されようとしている。これほど長期の停止後に運転再開した原発は世界にもほとんど例がなく、高速増殖炉では皆無である。
「もんじゅ」の事業者である日本原子力研究開発機構は運転再開の準備が整ったとし、国の原子力安全委員会もそれを了承した。しかし、冷却系等配管の点検、蒸気発生器伝熱管の未貫通の亀裂や穴あきの探傷、炉心燃料集合体の健全性調査はほとんど行われず、いかなる欠陥が潜んでいるかわからない。
一連の運転再開準備も、数百個にのぼる接触型ナトリウム検知器の点検漏れが「誤警報」によって偶然発覚したり、排気ダクトの腐食損傷が放置されていたなどずさんな実態が明らかになり、運転再開は四度も延期された。この先、未発見の重要な点検漏れがないとする保証はない。 トラブルの対応においても、連絡遅れ等の頻発など組織の体質が改善されたとは思われない。経験者の多くが去り、人材面も問題である。このような状態で運転を再開することは危険であり、再び事故を起こす恐れが大きいと私たちは考える。
一方、「もんじゅ」の建設費が軽水炉の約5倍と高いことから、実用化後としては、「もんじゅ」とまったく異なる構想に描き直されている。 したがって、「もんじゅ」は、もはや実用化に向けた原型炉ではない。運転目的の「発電プラントとしての信頼性の実証」は、実用化像と大きくかけ離れていては実益に乏しく、「ナトリウム取扱技術の習得」に「もんじゅ」が不可欠なはずもない。「燃料や材料の照射試験」用にはすでに実験炉「常陽」がある。高速増殖炉推進の観点に立っても、「もんじゅ」の運転再開には意味がない。
しかし、最も根本的な問題は、そもそも高速増殖炉自体実用になる見込みがないうえに、高速増殖炉を運転すると核兵器に最も適した超核兵器級プルトニウムが容易に生産・取り出せることだ。
高速増殖炉は、プルトニウムの増殖により圧倒的な電力用資源が得られるとの期待から、他の原発に先立ち開発が始められた。 しかし、開発は困難を極め、半世紀以上かけても実用に到らなかった。先行した米国、英国、フランス、ドイツ各国は、いずれも約20年前までにすべて高速増殖炉開発から撤退した。
理由は、
① 軽水炉に比べても格段に危険であり、
② 経済的に成り立つ見通しが無く、
③ 核兵器の製造に容易に結びつく恐れがあるからであった。
ロシア、中国の炉は増殖炉とは無縁の濃縮ウランを燃料とする高速炉であり、フランスの新計画は放射性廃棄物対策の一環であって増殖炉とは関係ない。資源または軍用目的で残った国は日本とインドのみとなった。数十年先といえども、日本一国で未知の技術開発のかたまりである実用化を実現できるとは思われない。日本は、日下、厳しい国家財政の中で、多くの社会問題の解決を急がれている。無意味な「もんじゅ」運転に、危険を冒してまで毎年巨額の税金を投入し続けることは到底許されない。
以上の理由から、私たちは「もんじゅ」の運転再開に強く反対する
2010年3月11目
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新井栄一(東京工業大名誉教授)
石田紀郎(京都学園大バイオ環境学部)
井野博満(東京大工名誉教授)
今中哲二(京都大原子炉実験所)
海老沢徹(元京都大原子炉実験所)
荻野晃也(元京都大工、電磁波環境研究所)
尾崎充彦(元大阪大工)
川野真治(同志社大工)
木原叶林(京都工芸繊雄大名誉教授)
木野 茂(立命館大)
小出裕章(京都大原子炉実験所)
小林圭二(元京都大原子炉実験所)
小村路夫(静岡大工)
小山英之(元大阪府立大工)
佐藤 進(京都大名誉教授)
正脇謙次(元京都大工)
白鳥紀一(元九州大理)
槌田 敦(名城大)
朴 勝俊(京都産業大)
橋爪健郎(鹿児島大)
馬場路太(元広島修道大人間環境)
広瀬 勉(元熊本大工)
藤井石根(明治大名誉教授)
藤田祐幸(元慶応大物理)
藤村 陽(神奈川工科大)
細川弘明(京都精華大教授)
前田耕治(京都工芸繊維大工芸科学研究科)
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