平和とくらし  #茨木市議会議員 #山下けいきの日々是好日

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西日本入管センターのハンストで被収容者が訴えたいこと

2010年03月15日 |  #玉島 #平田 #阪急東 #茨木市議会議員
3/14 新社会党中央委員会

 先週から西日本入管センターでハンストの動きがあり、何かしなければとの思いはあったものの、連日の本会議で何も出来ないままでした。以下のメールが入っています。


 西日本入管センター内で、仮放免要請についての被収容者のハンストによる抗議行動、申し入れが行なわれ、一部では職員による暴言・暴力行為がありました。

ぜひ入管に「被収容者の声を聞いて!」「被収容者の長期収容は許さない」などの抗議の電話、FAXをお願いします。

西日本入管センター 
電話:072-641-8152
FAX:072-640-2454

※ 被収容者の名前はイニシャルとさせていただきました。
※ 一部、読みやすく改行等編集しています。
※ 文中、A、Bブロックとあるのは、中国人以外の男性の居室ブロックです。
喫煙するかどうかでブロックが分かれています。

以下のメールを転送します。
-------------------------------------

入管問題かんさい支援ネットワークは、面会活動を中心に、難民申請者や日本人と結婚した人で支援できる人を対象に仮放免支援や在留支援をしています。

また西日本入国管理センター(大阪府茨木市)に対し、医療や処遇の面でも改善を求めてきました。

現在、収容が長期化(6か月以上)し、深刻な状況となっています。(自殺体調不良者の続出)職員からの暴言・暴力などの人権侵害もあり、収容者は過大なストレス・不眠・病気・苦痛を抱えています。

収容者の男性約80名が立ち上がり、ハンガー・ストライキ(摂食拒否によるストライキ)を2010年3月8日より行っています。

収容者の要求は以下です。
1.所長と直接話しをする事
2.仮放免不許可の説明を得ること。

皆さんにもっと入管のことをしって欲しい、収容者の立場を知って頂きたいと思い、ハンストが終了する日まで、私達の面会報告をメールで送らせてもらいたいと思います。

転送可です。お知り合いの方、ご友人に転送し、入管の状況を是非知ってもらいましょう。

以下は3月9日の面会報告です。

A・Bブロックは1週間ほど前から長期収容の現状を変えたい、と話し合いをしてきた。
収容者約80人の力を出していこう、と相当の決意をしている。「現状が続くなら死んだ方がまし」「自分が死んだとしても、長期収容の状況が改善されるなら幸せ」等と考える人も多くいる。正に決死の覚悟で臨んでいる。

Aブロック*************************************

面会相手:Nさん(ネパール)、Iさん(トルコ)

(行動の)参加人数:ほぼ全員約40名

リーダー:リーダーという立場の人というより、皆が考えている事を代表して言葉に出すのが上手な人がいる。B(ガーナ)とI(ブラジル)。

要求:
1.所長と直接話しをする事
2.仮放免不許可の説明を得ること。

職員に命令されるばかりの実情に変化をもたらし、どちらかの要求が叶わなければハンストを止めない。2.は具体的には、「裁判中・病気・手続き中の人達を仮放免させること。入管の中にいては手続きすらまともに出来ないのだから、仮放免を与えるべきである。長期(6か月以上)に渡る収容は拉致である」というものである。
メディアや支援団体等、社会からの圧力をかける事も目指している。

3月8日の出来事:
9時の個室開放からハンストを始めるため、ホールに出る。
11時半頃に、ホールから部屋に戻るように職員から言われたが、話し合いの場を求めて拒否した。職員が命令を続けるので29人くらいでシャワールームに逃げて、ドアを閉めた。午後4時30分頃、職員約40人がやってきた。一部の職員は「戦争に行くような姿」:ヘルメット、防弾服やブーツを着用し、防弾シールドを持っていた。
職員は「出てこい」「お前ら」等のきつい口調をしていた。「外人らと話す必要はない。」と収容者の要求を却下し、「お前らは何もできない。」と言われた。
チェーンソーを用いて、ドアの下部にある通風用の隙間とドアの周りを切った。
チェーンソーのガソリンのにおいがシャワールームに充満して気分の悪くなった収容者もいる。
ドアを切った後、激しく抗議していたI(ブラジル)の体を5人がかりで倒し、うつ伏せにし手足を押さえ、引きずり懲罰房入れた。I(ブラジル)の叫び声がホールに響いた。その他、抗議していた3名が懲罰房に入れられた。そのことに関して職員らは夜に「あれ、面白かったなぁ~、あのギャーって叫び声、女みたいやったなぁ~。」とケラケラと笑いながら話していたのをI(トルコ)が聞いた。悲しくて涙が出た。
夜、職員に「西日本入管は入管の中で一番酷いところだ。そんなところに来たお前らも悪い。」と言われた。
この騒動で洗濯機も一台、ボロボロに壊れた。

シャワールーム事件後の入管の対応:フリータイム無し。シャワーはO.K. 洗濯機は使用させない。(洗濯は職員が「やってあげる」と言った。)電話は8日(月)は禁止、今日(9日)は一時間のみ。

懲罰房:(4名)I(ブラジル)、M(ウガンダ)、S(エジプト)、K(ウガンダ)Iを除く3名(M、S、K)に面会を申し出たが、入管側に保安上の理由として、面会を拒否されました。

現状:部屋のドアは閉め切られ、懲罰房に4名いる。
**********************************************

Bブロック***************************************

面会相手:K(ウガンダ)、N(ネパール)、A、M

(行動の)参加人数:全員の約40名

リーダー:所長と話しをするために日本語の上手な人を選んだ。A(イラン)、N(ネパール)、韓国人(名前不明)

要求:Aに同じ。つけ加えて、Bブロックでは要望書を作成。

-------------------------
入管所長殿へ 以下を要望します。
1.収容所で病気にかかる前に仮放免すること
2.長期収容により精神的につかれ自殺する前に放免すること
3.手続きが長くなる人に対しては手続きする間に放免すること
4.難民申請をする人に対しては難民申請中に放免すること
5.裁判をする人に対しては裁判中につまり裁判が始まった時点で放免
すること
6.すべての調べは6カ月以内に終わらせ決定をだすこと。

罪のない人を長期間ここに収容することは人間の権利を無視する事である。

以上が私達の要望である。

-------------------------

3月8日の出来事: 9時から通常通りの個室開放。11時30分の帰室時間を過ぎたが帰室拒否し、2時までホールで過ごす。所長と話ができるまで帰らないと職員と交渉。13時ごろ職員から「所長が来るから部屋に戻れ。」と言われたので、全員部屋に戻った。しかし、所長は来なかったため、職員をインターフォンで呼び出したり、交渉は24時まで続いたそう。
規則に従った上でストライキをすると決めていたので、食事の拒否以外に特に問題は起こっていない。
8日の夜、シャワールームのドアが職員によって取り外された、とKさんが言ったので、Aブロックで起きたことを伝えた。

懲罰房:0名

現状:フリータイム、洗濯、電話など全て通常通り認められている。ハンストは続行。

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健康への影響が心配される。バナナを各部屋に40房ずつ差し入れしたが、自分の所有物ですら口にしない収容者もいるとの事。差し入れや水分、砂糖、塩は摂取するように伝えてもらった。

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入管問題かんさい支援ネットワーク(構成団体)
アムネスティ・インターナショナル大阪難民チーム
日中友好雄鷹会大阪府本部
TRY(外国人労働者・難民と共に歩む会)
WITH(西日本入管センターを考える会)
日本ビルマ救援センター
RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)

原和美の井戸端考 大切なのは平和といのち

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