安威川ダム 継続ではなく検証の対象に 予算は年度末に公表

　国交省のダム事業見直し区分が発表されました。茨木市北部で事業が進められている安威川ダムは利水計画がとん挫し、ダム本体工事に入っていないため注目されていましたが、継続ではなく検証の対象となりました。予算は年度末に公表されます。茨木市建設部長からの報告ですが、すでに各紙でも報道されているようです。

　予断を許しませんが、検証の結果、国の補助金が打ち切られることになれば、建設主体の大阪府は単独で推進するかどうかの判断が迫られます。そうなればただでさえ莫大な赤字を抱える大阪府が撤退を余儀なくされる公算は極めて強いといわなければなりません。撤退となれば地元に約束した関連事業について、大阪府がどうするのか、府の対応によって茨木市がどの程度の負担をするのかも大きな焦点になってきそうです。

　私は一貫して安威川ダムは不要との立場で活動してきましたが、この際大阪府、茨木市は地元に約束してきた関連事業は継続し、ダム本体工事は中止との決断をすべきです。

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