ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

長野・岐阜県高原の撮影旅行(3)

2006年08月27日 | 旅行
早朝起き出して、6時半頃から恒例の散歩に出かけた。まず、山道を上って草木谷を渡り、御嶽神社飛騨口里宮に参拝した。その後、御嶽登山道を進み、草木谷(濁河川)に沿った仙人滝歩道に入っていったんだけど、かなり険しい道だ。それでも、10分もかからないで、御獄行者のみそぎの場となっている仙人滝へとにたどり着いた。落差30mの絶壁を豪快に流下し、水しぶきを上げている様は、見ていてもみごとだ!思わず、感嘆の声を上げ、何回もシャッターを切ってしまった。滝を充分堪能した後は、来た道を戻り、途中から濁河自然探勝路へと入っていった。原生林の中を巡る遊歩道で、なかなか良い感じなんだけど、この時期早朝に、飛んでいる蝶はほとんどなく、モンキチョウくらいしかカメラに収まってくれなかったのは残念!
 1時間ほどの散策を終え、朝風呂に入って汗を流し、朝食を済ませてから、出立の準備を整えた。
 朝8時半過ぎには宿を立って、いっきに県境を越え、長野県側に入って、開田高原を経由し、御岳ロープウェイ乗り場まで行ったんだ。
 3年前にゴンドラから転落して、2名死亡した事故があった所なんだけど...。ちと恐かったけど、これに乗って、標高2,150mの地点まで上ってみたんだ。でも、ガスがかかっていて、全く眺望がなくて残念だった。まあ、とても涼しくて高山植物園を散策はしたんだけど、蝶も飛んでいないので、すぐに下りてきてしまった。
 その後は、少し下って、鹿の瀬温泉で日帰り入浴(450円)したんだけど、ここは、御嶽山の五合目にある閑静な一軒宿で、周辺は木立に囲まれて、独特の雰囲気を持っている。看板に「御岳江戸伊万里・浮世絵展示館」と書いてあり、ちと不思議に思ったが、玄関を入ると、古伊万里の大皿や器、広重、豊国、国芳等の浮世絵も並んでいて、小さな美術館といった感じなのだ。そんな、廊下を通って、浴室へと向かった。内湯だけではあるものの、源泉45.2℃の含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉で、源泉掛け流しとなっている。以前は温度の低い鉱泉だったが、近年、高温泉の掘削に成功したとのことで、二酸化炭素を含んだ茶褐色の湯が注ぎ込まれている。湯口からは、時々ぼこぼこと間欠泉のように吹き出し、見ていてもお湯が生きているように感じられるすばらしいものだ。新鮮さを充分体感でき、感激して、じっくりと温泉を堪能した。こんなにすばらしい温泉があるとは知らずに立ち寄ったんだけど、意外な収穫に、喜んで、上がってきた。
 入浴後は、開田高原まで下って、水性植物園の周辺を散策しながら写真を撮ったんだけど、とても爽快で良かったものの、蝶はジャノメチョウなど3種類しか撮れず、今一の結果だった。
 それからは、木曽福島へ出て、「水車屋」という蕎麦屋で昼食をとり、早めに帰途に着いたんだ。
 木曾谷を出て、塩尻インターから長野自動車道に乗り、岡谷ジャンクションから中央自動車道に乗り継いで、戻ってきたんだけど、大月当たりから、渋滞に巻き込まれ、帰宅が夜7時を過ぎてしまった。
 ずっと運転ばかりしていたから、疲れたけど、天気にも恵まれ、良い写真も撮れて、美味しい蕎麦も食べられたから、まずまずだったかな...。