満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

南インド一人旅日記 2007.9.29(3日目 その1)

2008-08-23 01:23:16 | 

南インド旅行記の続きです。


前回はこちら。

9/29 晴れ(旅程3日目)

寝坊したッ!目覚まし鳴ったけど止めてまた少し寝てしまった。あうあう。
でも急いで支度すれば間に合う程度だったので、急いで支度していると、ドアチャイムが鳴る。この忙しいときに空気読めよと思いつつ(無茶言ってる)出てみると、昨日のモハメド氏が「tea or coffee?」とか。そんな場合かー!と思ったのに、何も飲み食いしないで出るのもどうかと思い、じゃあチャイ、と言うと、部屋に備え付けてあったグラスを差して「これにいっぱいだと10Rs.、それ以外だと云々」となんか細かいことを言い出したので、ハイハイもうfullでお願いしますと適当に答える。

そのあと急いで支度を終えてもモハメド氏が戻ってくる気配はなく(10分くらい経過)、何やってんだもう出ちゃうぞと思ったところにノックもなしに入ってきた。ちょ、済んでたからいいものの、着替え中だったらどうすんの。しかし全然悪びれた様子はないので、これは当然だと思っている模様。「ノックもなしに入ってこないで下さい」とか朝から英語で組み立てることができなかったので、そのままチャイをもらって料金を払い、がぶ飲みしつつ今後は部屋に入ったらすぐ鍵をかけることを徹底しようと肝に銘じる。歯磨きしてから外へ。

集合は昨日のTTDCだったので、捕まえたリキシャにそう言ったんだけど全然通じず、TTDCのある通り「ワジャラーロード」でやっと通じる(というかそこまでだったら行く、というような感じだった)。これも40Rs.と言われたのを30Rs.に値切った・・・つもりが、いざ着いてみると40寄越せと言う。ハァ!?「わたし30って言ったよね!?」「No,40」と否定され、一瞬払ってしまいそうになったけど、いいや確かに言った。そして運転手は納得したはず。なので「I said 30Rs. I pay only It!」とか適当に言って30Rs.を相手の手に押し付けて降りた。「チッ」とか言われたけど追ってはこなかったので、間違った対応はしてないだろう。多分。昨日もここまで30Rs.だったんだし。

人もまばらなTTDCのロビーにはどうにか時間前に到着し、しばし待っていると「ツアーの人、行きますよー」と声をかけられて出発。
夫婦2組、お婆さん2人お爺さん1人の3人連れとわたしで全部。わたし以外みんなインド人。人数がこの程度なせいか、ミニバンみたいなので出発。
ガイド氏が「皆様本日はTTDCのツアーにようこそ」と英語でガイドを始めたけど、正直半分ぐらいしか意味が取れない。わたしの理解力のせいなのか、ガイド氏の訛りのせいなのか。

バンは「歩き方」にも載っている高等裁判所やらチェンナイ大学やらの横を通過しながら海のほうへ。「In Right side, you can see~(右手に見えますのは~)」とかなんとか、ガイド氏は結構ずっとマイクで喋りっぱなし。もしかしてずっとこうやって名所をスルーしていくだけなのかという疑問が生じかけたところでバンはマリーナ・ビーチに停まった。やれやれ。

快晴、というわけでは決してないのに、日差しがきっつい・・・!出国早々帽子を失くしたことが悔やまれる。しばし波と戯れたり写真を撮ったりする。


早朝のマリーナビーチ。日差しが海面に当たってキラッキラ。

朝とはいえ、泳いでいたのは子どもだけ。まあ、ビーチではあるけれども、関東近郊の海水浴場程度の海の色だし。でも大きな街のすぐそばにこんなビーチがあるっていいなあ。夕方には涼みに来る人で賑わうとか。確かに夕方なら涼しそうだ。

バンは次にカパレーシュワラ寺院へ。ここはチェンナイ市内観光では外せないヒンドゥー教寺院。初ヒンドゥー寺院にワクワクしていたんだけど、「歩き方」に掲載されていた立派な門は思いっ切り補修中で、木の枠で覆われていてよく見えなかった・・・残念。
寺院の傍で停まったバンの中でサンダルを脱ぎ、裸足で寺院内へ。(※寺院の中はどこも土足禁止)寺院内での写真撮影はNG、そして本殿へは信徒以外立ち入り禁止ということで、わたしだけ庭みたいなところで待たされる。その間リンガを象徴するらしい柱の前で五体投地でお祈りする人をたくさん見た。すごい、ホントにインドに来たんだなぁと今更実感。そのあと本殿の入り口に何故かぶら下げてある果物や花輪(寄進物?)を取り替える男の子の様子を見たりしているうちに、他のツアー客が戻ってきて、庭を一周。僧侶が聖灰?を授ける場所が2、3箇所あり、皆お布施を差し出しながら額に塗ってもらおうと熱心だった。これはわたしみたいな異教徒はNGか、と思い、遠巻きに見守る。

そしてバンは次の目的地へ・・・と思ったら、寺院近くのサリー屋に連れて行かれた。公的機関主催とはいえ、やっぱこういうのは組み込まれてるんだなぁ(笑)。

この後、今度こそ次の目的地へ。次はヘビ園。ヘビ園というか爬虫類園、かな。でもパンフにはスネーク・ファームと書かれてたなあ。・・・ここ、わたし一人だったら絶対来なかったと思う(笑)。

ヘビ園。奥の赤い建物が入り口。

爬虫類は全然苦手じゃないけど、規模も中身も言っちゃ何だが小さい。ワニやら毒蛇やら、別にはるばるインドまで来てじっくり見なくても、という感じ。しかも暑いせいかみんなほとんど微動だにしないので、見ごたえがない。まあ、説明プレートを見る限り、ほとんどインド原産種を展示してあったみたいだけど。これならバンコクのヘビ園のほうがよかったなー。
何時までに戻れとは特に言われてなかったけど、他のツアー客がさっさと出て行っていたので、わたしも戻る。車にはまだガイド氏しかおらず、何人で何をしているのか、と訊かれ、何故か歴史を勉強している学生ですと答えてしまった。嘘八百にもほどがある。ごめんなさい。

まだ他の人が戻ってこないので、近くの売店で水とパイ2個購入。本日初めての食事。やたら持ち重りのする甘いパイは、薄いパイ皮の中に謎のフィリングが詰まっていて、たまにジャリっと砂みたいなものが歯に当たるのが気になって半分くらい残してしまった。

次はvalluvaekottamという所へ。なんだかよくわからないけど、会議をする場所?らしい。ガイド氏の説明がまたしてもよく理解できず。この会議スペースの裏に、ものすごく大きな柱を引く実物大の象の像(洒落ではない)があった。個人的にはこっちのほうが見物。写真を撮ろうとすると、象の背中に乗って遊んでいた子どもがポーズを取った。かわいい。


インドの子どもは写真を撮ってもらうのが大好きらしい。カメラを向けるとたいていいい笑顔でポージングしてくれる。

このあとは州立博物館へ。外国人料金アリということで、わたしだけ250Rs.も払う。今考えても高いなコレ。ツアー代金より高いってどういうことだ。
しかしここは入り口付近の石像展示以外にはあまり見ごたえなしだと思う。奥のほうは普通の博物館なんだけど、やはり日本の博物館に比べると劣る。まあ、こういうのなら上野で見るからいいよ、という感じ。でもものすごく大きな象の骨格は見ごたえがあった。あれは上野のインディラも負けてると思う。

正直ここでは時間を持て余したけど、そのうちガイド氏が呼びに来て終了。

今回の市内半日ツアーはこれにて終了。
セントラル駅に連れて行かれ、ここでfinish、と言われる。え、こんなとこで降ろされても、と思っていると、TTDCまで乗せていってくれた。

200Rs.以下でまあいろんなところに行けたし、結構楽かもな、ツアー。自分じゃこんなに効率よく回れないしなー・・・そう思い、続けて翌日のマハーバリプラム&カーンチプラムの一日ツアーにも申し込んだ。本当は荷物持って移動しようと考えていた所なので、一日で行って帰ってこられるならそのほうが望ましい。ちなみにこのツアーの料金は330RS.。そして朝6:30集合。こ、これは今度こそ寝坊できない・・・。

9/29 その2 に to be continued→
(※次回更新したらリンクを貼ります)


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