満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

南インド一人旅日記 2007.9.28(2日目 その2)

2008-08-06 02:40:16 | 

南インド一人旅日記の続きです。2日目の途中から。

前回はこちら。

ラジニ映画のチケットも無事ゲットし、少し時間が開いたので、今日から泊まるホテルを物色しようと思い立つ。その前に映画館のそばの小さな店でサモサ購入、3つで12Rs.。どうもサモサ等のスナック類はひとつ3Rs.というのが一般的らしい。うまうま。もっと食べられるかも、と思いつつ、ロンリープラネットで目星をつけていたホテルヒマラヤへ向かって歩く。・・・歩けそうに思えたのだけど、体力的にも大丈夫だったんだけど、30分経っても一向に着きそうになく、そろそろ戻らないと映画に間に合わないと思い引き返す。全くの無駄足。しかし途中で野生?のリスを見た。リスってあんな鳥みたいな声で鳴くのかあ。

映画館に戻ると開場していたので、シアターの中へ。どこに座ってもいいのかと思っていたら指定席だった。
これ普通のシネコンだよ・・・!座席の広さ、快適さ、トイレのキレイさも日本のシネコンと比べても遜色ない。すごい。

観劇しつつ、いよいよラジニとご対面。「Sivaji the boss」開映。(※リンク先はyoutubeで見つけた予告編)

今回の旅の第一目的、「ラジニ(の映画)が日本に来ないならわたしが行けばいいじゃない」(マリー・アントワネット風に)が達成され、否が応にも期待が高まる。
そんな中で観たラジニ映画は、

最高でした。ラジニ超coooool!!!

英語の字幕もなしに観るのは初めてだったんだけど、そんなの問題ない。「心」で理解できたッ!イヤホントに、なんとなく筋は追えたし、他のインド人と一緒になって楽しめた。
本場マサラシステムはさぞかし熱いのだろうと思いきや、口笛、手拍子、歌、歓声くらいで、踊る人はいなかった。でもおおっぴらにそういうことが許される雰囲気が嬉しい。とにかく楽しかった!

映画は文句なかったけど、劇場内寒すぎ!!冷房の設定温度が半端じゃない。途中で念のため持っていった長袖パーカーを着たけどそれでも寒く、映画のクライマックスは寒さとの戦いでもあった・・・インド人よく平気だなあ。女性なんか腹も剥き出しなのに。

映画館を出ると6時半過ぎという時刻にも関わらず既に日が落ちていて、迷いそうなのでオートリキシャを拾って、映画前に辿り着けなかったホテルヒマラヤへ向かう。しかし満室とのこと。ええーん。
しょうがないので、一度ホテル近くに戻る。幸いホテルのあるKennet Rd.沿いにはホテルが集中しているようだったので、もうどこでもいいやと。初日のホテルは日本から予約してドル建て払いだったし、アパートメントホテルなのか廊下を子どもがうろうろしていてちょっとうるさかったので、別のところに移りたかった。
一軒目はアウト、二軒目、HOTEL REGALに決める。


ホテルの外観。

通りからはちょっと引っ込んでいたけど、部屋代を明記した看板が出ていて、わかりやすかったので。一泊490Rs.でエアコンつきの部屋に決めて、初日のホテルに荷物を取りに戻る。
しかしコレ、移動距離が100mにも満たないからキャスターで転がしていけたけど、背負うのが本来の姿のはず・・・(重くて背負えない)この荷物持ってホテル探しなんか無理だ。なんでこんなに大荷物なのか。どこかで選別を行わなくては。

2泊か3泊するという前提で、前金として1,000Rs.払って部屋に案内される。

カーテンの間から突き出ているのがエアコン。

決める前に見せてもらったというのに、設備のチェックまではしなかったせいか、バスルームの蛍光灯が点かない。ダメじゃん!案内してくれたスタッフのお爺さんに言うと、OKOKわかった、というような感じだったのでしばらく待ってみたけど、リアクションなし。しょうがないので、水を買いがてらご飯を食べに出る。

水(1.5Lで20Rs.)を買い、既に結構疲れていたので、あまり探索する元気もなく、目についた近くの食堂でチキンマサラとチャパティを食べる。30Rs.。仕事帰りのおじさんがちらほらという感じの安食堂だった。チャパティとかは何枚食べるか訊かれるんだなー。とりあえず2枚。存外美味しく、お腹一杯になった。



食べ終わる頃に、カルダモンの炒ったものとつまようじが出てきた。食べてお口をすっきりさせろということか。へえー。確かにカルダモンの爽やかさが食後のミントみたいな感じ。
つり銭が出るように払ったら、それを持ってきた店員が「少しチップに置いてほしいな」となんかやたら可愛く頼んできたので、苦笑しつつ小銭をチップとして残した。

部屋に戻り、明日はツアーに参加するので早く寝ておきたいと思い、もう暗いバスルームでいいやと思ってシャワーを浴びていると、部屋の呼び鈴連打の音が。バスルームと部屋のドアが近かったので、水(当然水シャワー)を止めて「ごめん今シャワー中だからあとにして!」と5回くらい叫んだのに連打が止まない。しょうがないのでバスタオル姿で細ーく扉を開け、「今シャワー中だっつってんだろ、10分後にもう一回来い」と言うと、ようやく去って行った。最初の声だって絶対聞こえてたはずなのに・・・。

案内してくれたのとは別のスタッフで、モハメドと名乗った若い男性だったんだけど、何と言うか過度にフレンドリーな感じがして、蛍光灯の交換とはいえ部屋に入れるのなんかやだな、と思っていたら、最初のお爺さんスタッフも一緒に来たので助かった。しかし交換作業をしたのはこのお爺さん。モハメド氏は見てるだけ。お前何しに来た。
帰り際にも「Everything OK?」とか言うので頷くと両手で握手された。微妙だ・・・ただの親切かもしれないが。

ともあれ、当面の宿も確保したし、明日は市内観光よー。早く寝なきゃ。

部屋設備メモ:TVあり、ハンガーなし。バスタオルは支給。エアコン、超強風か微風以外に選択肢はないのか。つけていると存外寒い。

現時点で持ってきてよかったと思うもの:S字フック(洗濯物干し用)、プラスチックのコップ。(安宿にはコップもないのがデフォルトらしい)

3日目へto be continued→


最新の画像もっと見る

コメントを投稿