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中小企業診断士への道のり⑭:再現答案比較!事例Ⅳ

2024-04-15 23:49:05 | 中小企業診断士
最後に事例Ⅳの比較になる。
事例Ⅳの問題冊子はこちらから。


事例ⅣはOさんが66点、自分も66点となり、一番点数比較の上で面白い回だと思う。
ちなみに事例Ⅳは設問文が長いので省略し、解答の結果のみ書こうと思う。



第1問 (配点 20 点)
 (設問 1 )
Oさん
①売上高営業利益率:11.59( % )
②有形固定資産回転率:46.44( 回 )
③自己資本比率:77.56( % )
自分
①売上高営業利益率:11.59( % )
②固定資産回転率:23.04( 回 )
③自己資本比率:77.56( % )
⇒ほぼほぼ同じ。ミスらなくてよかった。。予備校の解答を見ると2校で②有形固定資産回転率:71.90( 回 )、1校で②固定資産回転率:23.04( 回 )となっていた。自分の方が得点としては入っているかと。

 (設問 2 )
Oさん
売上高営業利益立が悪化。理由は、高齢化社会で健康志向が高まり他メーカーの新製品投入で競争激化し新製品開発が遅れ、輸送コスト増で原価と販管費が増加し収益性が悪化。
自分
売上高営業利益率について、同業他社との競争激化により販売が低迷し令和3年度より売上高が減少したが人件費等の削減を行っていないため販管費率が高くなった。
⇒内容としてはほぼ同じだと思うが、Oさんの方がコンパクトにまとまっているかと。


第2問 (配点 30 点)
 (設問 1 )
Oさん
(1)63.31%
(2)1,141,590.45千円
(3)3,111,448.49千円
(4)14.73%
自分
(1)63.31%
(2)1,141,590千円
(3)3,111,447千円
(4)14.73%
⇒(3)が微妙に違うのと、Oさんは少数まで書いてしまっている。予備校の解答を見ると(3)は3,111,447千円で自分の方が正解となっている。
自分はここで確かめ算をしたら計算結果が合わず、テンパって30分くらい使ってしまったと思う。原因は小数点の切り捨てによるものだと後で気づいたが、ここで間違えたら恐らく落ちているので、ミスらなくて良かった。。

 (設問 2 ) 
Oさん
(1)ない:貢献利益額より個別固定費回避額が大きい為
(2)(解答なし)
自分
(1)ない:X製品の利益が共通費支払に貢献している為。
(2)42,500万円
共通費をY製品に賦課した場合、
Y製品の個別固定費は3,000円
Y製品の共通費は10,000円増加する。
式は
S-0.6S-2,500-3,000-10,000=1,500
0.4S=17,000
S=42,500
⇒自分は(2)は何とか計算して途中経過も書いた。が、予備校の解答では4社が20,000万円となっており、自分は間違っていた。

 (設問 3 )
Oさん
妥当性は低い。理由は、製品の投下資本や戦略に因り配賦額が変動し公平性と正確性が乏しい為。原価を細分化しコストドライバーを元に活動原価計算を行い精度を高めるべき。
自分
会計処理は妥当ではない。理由は各製品の利益率を考慮していないため。売上高が高くても利益率が低い場合固定費が多くなるため正しい経営判断が行われない可能性がある。
⇒妥当性は低いは合っており、それなりに点数は入っているかと。他の予備校も同じような解答だった。


第3問(配点 30 点) 
 (設問 1 )
Oさん
(1)2,585万円
減価償却費は2200万円
CF=(売上-変動費-固定費-減価償却費)×(1-税率)+減価償却費
  =(10000-4000-2200-2200)×(1×0.3)+2200=3320万円
運転資本増減:初年度:240、5年度:-240
設備売却:1100、設備売却損益:-330
(2)-5702万円
(3)99万円:ある
自分
(1)278万円
初期投資額は11,000万円、減価償却費は2,200万円
利益増価額は10,000万円-4,000万円-2,200万円-2,200万円=1,600万円
CFは1,600万円×0.7+2,200万円=3,320万円
5年間のCFは3,320 × 3.993 = 13,256.76万円
処分価格は1,100万円 × 0.7 = 770万円 770 × 0.681 = 524.37万円 ・・・
(2)△972万円
(3)△97万円:ない
⇒恐るべしだが、Oさんの解答が完全正解。予備校4社と全く同じだった。。自分は時間もなかったので、運転資本の考慮が全然入れられなかった。。一応途中まで合ってたっぽい。(3)は完全に適当に書いた。

 (設問 2 )
Oさん
(1)(解答なし)
(2)2年度期首に実行すべきである。
自分
(1)△200万円:販売量が10,000個か5,000個か明らかになるため。
(2)販売量が10,000個になることが明らかになる時のみ投資を行うため2年度期首に実行すべきである。
⇒自分は空白を残さない作戦で、一応埋めた程度。解答としては適当だったが、2年度機首に実行すべきというのは合っていた。


第4問(配点 20 点)
 (設問 1 )
Oさん
生産を外注委託し有形固定資産が不要で不採算時リスクを抑えられ人件費も低く、収益性と安全性が高い。
自分
有形固定資産を保有する必要がないため流動性が高く短期安全性が高い。そのため柔軟な経営判断が可能。
⇒両者解答は似ているかなと。予備校の解答は結構バラバラ。方向性としてはOさんの収益性と安全性が高いという書き方の方が点数としては入っているかなと思う。

 (設問 2 )
Oさん
自社生産の為設備保有し開発と改良が可能で長期的に収益性の向上が見込め、多角化でリスク分散が可能。
自分
今までにない画期的な商品のため市場に受け入れられた場合、先発の優位性を得られ長期的な利益が見込める。
⇒予備校の解答を見ると、収益性の記載をしている解答が目立った。自分の解答もそこまで的外れではないと思うが、収益性の切り口が事例Ⅳでは適切なんじゃないかと思う。


(総評)
Oさんは第3問の設問1が完全正解で、その他の設問も方向性としては合っていると思うが、解答なしの空白が多い。対して自分の方は問1と問2の設問1が合っているが、それ以外の計算結果は合っていない(計算過程が合っている所はあった)。だが空白を作らなかったことで、結果的にOさんと同じ得点となった。
これは空白を作らなかったことで、ある程度の部分点をもらうことができたからだと考えられる。
この結果から空白を作らないことの重要性が分かっていただけたら嬉しい。

いやあ、、事例Ⅳ、改めて見てもやっぱり恐ろしい、問題量えげつないな。。もうやらなくていいと思うと本当に嬉しい。。。


そんな感じで事例Ⅳの比較は以上☆

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