風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

霧の朝

2019年10月30日 | 散歩
今朝、目が覚めて窓の外を見ると、濃い霧が出ていました。
これは大変!
早く散歩に行かなくちゃ!!
急いで身支度をして外へ飛び出して、最初の1枚がこの写真です。
ワクワクするでしょ^^


霧の朝は、普段は見えない色んなものを見る事ができます。
特に「蜘蛛の糸」は、ビーズ細工のようで、本当に素敵です。


まずはお寺に行ってみました。


石段の両脇は、ツル植物たちが絡み合って木を覆い、混沌とした世界になっています。
クサギの実がここにもありました。


灯籠の苔にきのこが。


カマキリにはカビが生えていました。


石段を登り切った手水舎の横で、美しい造りの蜘蛛の巣を見つけました!


灯りをともしたら、お洒落な間接照明になりそう。


中を覗くと小さな蜘蛛がいました。
網をここに張ろうと決めたのはなぜ?インタビューしてみたい気持ちになりました(^^)


お地蔵さまも今朝はお肌しっとり。


ふと足元を見ると、真ん丸いきのこが!ホコリタケです。


口が開いていない、若いきのこも幾つかありました。
ホコリタケは食べられるそうですが・・・まだ挑戦していません(^^ゞ


きれいなカタツムリも見つけました。
初めて見る模様なので「新種かも!」なんていつものように舞いあがって
色々検索してみましたが、カタツムリの殻の模様は、多様なんだそうです(笑)
近くに同じ模様のが3匹いて、まるで家族みたいに見えました。


お寺から神社へ。


あちこち蜘蛛の巣を眺めながら、歩きます。
さっきこの蜘蛛の網の写真を見て、横糸の張り方に特徴がある事に気付きました!


縦糸と横糸の接点の数が、両側で違うのです。
こういうの、じょうずに説明するのが下手なので、分りにくいかと思いますが(^^ゞ
何か理由があっての工法なのでしょうが、この意味も、蜘蛛に聞けたらなぁと思いました。


お寺をあとにして、田んぼの中の道へ進みました。
霧はまだはれません。このままもう少しだけ、魔法の世界を楽しみます(^^)


違うお寺に来ました。
ここも好きな場所で、季節を通して植物の観察に来ています。


入口にイヌマキの実がたくさん落ちていました。
毎年食べるのを楽しみにしていたけど、今年はちょっと遅かったみたいです。


境内の奥に生えていたこのクサギは、実だけきれいに無くなっていました!
ピンクと青の配色は、鳥を誘うためだと言われていますが
実が付いたまま枝先から折れて、地面に落ちているのをよく見るので、その説は半信半疑でした。
でも、この木の実は全部鳥に食べられたみたいでした。
・・・もしかしたら私と同じように、草木染めのために実を摘みに来た人がいたのかも(笑)
クサギの実を知らなかったら、ピンクの花が咲いていたと思うような、きれいな眺めでした。


蜘蛛の集合住宅^^


アケビ!


やったー!クコの実も見つけました(^^♪


花が咲いて、つぼみもたくさん。収獲のあてができました。


そして、なんと、木瓜の実も見つけてしまいました!
この木は、去年は実を付けていなかったのに・・・
生り年とかあるのかな?
少しでもいいから、今年は木瓜酒を作りたいと思います。


散歩はまだまだ続きます(笑)
お寺から、今度は神社へ・・・ハシゴです^^


ここにも好きな木が居て、この子は胴体に穴のあいたヤマモモです。
今年は実を付けなかったので心配していましたが、元気そうでした。


やっと折り返しです。
お腹がへってきたので、そろそろ帰ります(^O^)
畑に生えていたきのこ。


カラスウリを見つけて、ふとその下を見たら生えていたきのこ。
調べたら、「ハナオチバタケ」(花落葉茸)という名前の、小さな小さなきのこでした。


傘の直径が8ミリから2センチほどの小さなきのこで
落ち葉などを分解して土に還す、森のお掃除役なのだそうです。
ピンク色のもありました。
あまりに可愛いので、我を忘れて茂みに頭を突っ込んで写真を撮っていたら
散歩の人達が早足で通り過ぎていきます。話しかけてくれればいいのに・・・


ひとつ、採ってみたら思いのほか柄が長くて驚きました。
日傘みたい(^^)本当に可愛い形をしています。


いつか、目にする日がきたら「ピンク色のきのこ」で検索してみてください(笑)


かわいい。


そろそろ、霧が晴れてきました。
あと少ししたら魔法が解けて、日常が戻ってきます^^
アキノノゲシ。


家までもうちょっと。山の道へ入りました。
歩いても体温が上がらず、指先が冷たくて、お日さまの光がとてもありがたく感じました。


暗い山道を抜けて、光の中へ・・・
暖かいです(^^)
こんなところにも、小さな蜘蛛の小さな網。


カラスウリの実を撮っていたら、蝶が飛んできて止まりました。


ウラギンシジミかな?でもちょっと模様が薄い感じがします。
この季節に蝶を見かけると、夏の盛りに見るのとは違った気持ちになります。


茶の花。


茶の実^^


あまりにもきれいで、そっと触れてみました。
蜘蛛の網は、絹糸のような手触りでした。


今日は穏やかに晴れました。
今朝の散歩の写真を見ると、一日があっという間で、なんだか懐かしいような気がします。
おやすみなさい、ありがとう。
また明日(^^)

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1 コメント

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蜘蛛の巣の魅力 (stella)
2019-11-11 11:13:03
「ここにも好きな木が居て」って
とてもfuyuさんらしいですね。

そんなお天気の日って
普段よりキノコ類にたくさん出会えるのですか?
ハナオチバタケって可憐な少女みたい。
ホント、可愛い。 (*゚▽゚*)
先日、近所の小さなお寺の庭に初めてキノコが生えました。
女性の和尚さま曰く
「うんもぅ…猫の糞かと思ったわ」だって。 (~。~;)?


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