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奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

女性が好むホラー映画「チャイルド・プレイ」

2014-12-04 17:26:08 | 映画・テレビ
 

このところ、忙しくて、なかなかブログを書けないでいたら、いつの間にか12月に突入

して、早や数日経っちゃいました。

 おまたせして、ごめんなさい!

 前回、ホラー映画好きな男性のお話を書きましたので、今、書き続けている正義と悪のお

話はひとまず置いといて、今回はホラー映画好きな女性のお話をしたいと思います。 

 私は、ホラー映画は昔は観てたのですが、今はまったく観てないんです。
 その訳は、観ちゃうと、どうしても怖くなり、何かが私を背後から、じっと見つめている

ような気がして、夜、なかなか眠れなくなったり、一人でおトイレに行けなくなってしまう

からなの。(苦笑)
 でも、女性でも、平気でホラー映画を観れちゃう人って、結構、いますよね?
 あれ、とっても羨ましいんですけど、どうして彼女達は平気なんでしょう?

 前回、私の好きな男性がホラー映画を観る理由を、自分の中に潜む残虐性を満たし、安ら

かな気持ちを得るためじゃないかと書きましたが、女性の場合はスリルとか、SMで言うとこ

ろのM的快感を求めるためだと思うんです。
 つまり、自分が襲われるのを楽しもうという気持ちが働いて、ホラー映画を観たくなっち

ゃう。
 なぜかと言うと、たぶん女性の多くが持つ、愛した男性に従順に尽くしたい気持ちに似て

いるような気がします。
 女性は、男性を愛する事を宿命付けられた生き物で、自分の人生を男性にすべてを捧げち

ゃう訳ですから、M的素養がないと出来ないのでは?

 では、女性はどんなホラー映画が好きなんでしょう?

 ホラー映画は、何者かに追いかけられ、襲われるのが多いですから、その何者かが重要な

のは間違いないですよね?
 だからと言って、ただ気持ち悪いのとか、恐ろしいだけの者には追っかけられたくはあり

ません。(笑)
 
 怖い半面、どこかに魅力を感じるものでないとですよね~。

 そこで、私が参考にしたのは、ホラー系のマンガを主に描いている、ある少女漫画家さん

のお気に入りの「チャイルド・プレイ」という映画です。
 ところで、ホラー系のマンガといえば、かなり前に、私は古賀新一さんの「エコエコアザ

ラク」の記事を書いてるんですが、私はその少女漫画家さんのホラーマンガももちろんいく

つも読んでいますし、ほかには高階良子さんの作品が、怖さよりも幻想色の方が強くて、子

供の頃、大好きで、よく読んでいました。
 だって、高階良子さんのマンガには、半魚人とか出てくるんですよ。
 絶対、私が、半魚人に襲われることはないなと安心して読めたんです。(笑)
 そういえば、その少女漫画家さんは高階良子さんの作品では「赤い沼」が好きだと書いて

ましたっけ。

 それでは、「チャイルド・プレイ」では、何者に追いかけられるかと言うと、チャッキー

という名のお人形なんです。
 この映画は、チャールズ・リー・レイという殺人鬼が、ブードゥー教の秘術により、お人

形になって、次々に人を襲うストーリーで、これは男性よりも女性の方が恐怖感を覚えやす

いのではと思いました。
 それに、お人形の持ち主の可愛いアンディ少年が、いつ襲われるのかとハラハラもさせら

れますしね。
 

 それでは、お人形と女の子の関係について書いてみますね。

 男の子は、プラモデルを作ったりしますが、女の子はすでに出来ているお人形やぬいぐる

みの方が好きです。
 その理由は、私もそうですが、女の子にとって、お人形は生きているからだと思っている

からではないでしょうか?
 とくに、可愛いければ、可愛いほど好きになり、大切にしようと思います。
 お人形が、口を聞けないのもウイークポイントの一つです。
 口を聞けないから、私がお人形の気持ちを読み取らなくちゃと思うし、どうしたら嬉しい

だろうと、いろいろ想像をめぐらせ、話しかけたり、お世話をしたくなるんです。

 そうして、女の子は、お人形と心と心の交感を楽しんでるんです。


 私のお人形の思い出
 
 一番、古い思い出は、お人形と一緒に遊んだ(おままごと)です。
 幼い私は妹と、おもちゃを使って、お料理を作り、お人形に食べさせる真似をよくしてい

ました。
 

 お人形で、もっとも思い出深いのは、小学生の頃、父に買ってもらったリカちゃん人形で

す。
 その頃、私の父は何年も遠くに出稼ぎに出ていて、年に一~二回くらいしか帰ってきませ

んでした。
 私は、普段はそれほど淋しいとは思わなかったのですが、学校の父親参観の時に、友達や

同級生が、お父さんが来てくれたと嬉しそうにしている姿を見たり、友達の家に遊びに行っ

て、その子のお父さんが帰ってきた時、仲良さそうにしている姿を見ると、私もお父さんと

一緒に暮らせたら、どんなに嬉しいだろうと、何度、うらやましく思ったか知れませんでし

た。
 だから、お父さんが久しぶりに帰ると嬉しくて、まとわりついて離れず、出稼ぎに旅立つ

日は泣いて、すがって、困らせるので、ある時から、父は私達娘に気づかれないように、そ

っと出て行くようになりました。
 その当時は、父の気持ちを推しはかる事は出来ませんでしたが、今、思えば、父も私達娘

との別れが淋しかったのかも知れません・・・
 そんなある日、遠く離れた父から、大きな小包が届いた事がありました。
 私達姉妹は、何だろうと、胸ときめかせ、母が小包をあけてくれるのを、固唾をのんで、

見守りました。
 すると、中から赤い包装紙で、綺麗にラッピングされた箱がもう一つ出てきて、その中に

リカちゃん人形が入っていたのです。

 そのリカちゃん人形は、寝かせると、つぶらな瞳を閉じて、本当に眠っているかのようで

、それはテレビアニメの「アルプスの少女ハイジ」で、ハイジが、フランクフルトのお屋敷

で出会った足の悪いクララが大切にしていたお人形と同じで、それが私にはどれほど嬉しか

ったことかしれませんでした・・・
 おまけに、そのリカちゃん人形はボタンを押すと、「わたし、リカよ。とっても可愛いの

よ」と、しゃべる事も出来たのです。
 普通、自分を可愛いと言う女の子は、ちょっと嫌だなと思うものですが、リカちゃん人形

が言うと、「本当にその通りね」と、心から思え、私はリカちゃん人形と仲良しになれたの

が嬉しくてたまらなかったのです。
 そうして、私達姉妹はリカちゃん人形と遊ぶ事で、父親のいない淋しさをまぎらせていた

のでした・・・





 また、お人形といえば、戦前にアメリカから、日米親善のために、日本に贈られた(青い

目の人形)が可哀想な運命を辿ったお人形として、私の心に刻まれています。
 (青い目の人形)は、日露戦争を契機に、日米間で緊張が高まっていた時期に、アメリカ

人宣教師の呼びかけにより、アメリカ国民から、1927年3月に12,739体、日本に贈

られたお人形で、全国各地の幼稚園や小学校に配られて、沢山の子供達に愛されていたそう

です。
 しかし、(青い目の人形)は、太平洋戦争が始まると、敵国の人形だとして、反米政策に

より、その多くが焼却処分されてしまったとか・・・
 
 
 

 きっと女性は、お人形を可愛がる事で、知らず知らずのうちに、自らの愛情を育んでいる

のでしょうね?


 だから、お人形が襲ってくる「チャイルド・プレイ」は、お人形を大切にしてきた女性で

あればあるほど、怖い映画なのは間違いないと思います。


 
 そして、女性が観るホラー映画は、愛情を感じるものから襲われた時、もっとも恐怖を覚

えるのでしょうね?

 
 

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