今年の干支に因んだお話、今回は、テレビ・アニメの「サスケ」のお話をしますね。

このアニメ、まず冒頭のナレーションが素晴らしいですよね。
光あるところに、影がある
まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿があった
命をかけて、歴史をつくった影の男たち
だが、人よ、名を問うなかれ
闇に生まれ 闇に消える
それが、忍者の定めなのだ
サスケ!
お前を斬る!!
うう~ん、かっこいい♪
このアニメ、どこがお猿さんと関係あるかと言いますと、サスケの苗字が猿飛なんです♪
そもそも、私がこのアニメのお話をしようと思ったのは、横山光輝ファンのSさんが、マンガの「サスケ」を記事にしていたからです。
このSさんも、今年の干支に因んだ記事をいろいろ書かれているのです。
というか、私が今年の干支に因んだ記事を書いてるのは、Sさんの影響が大きいのです。
Sさんは毎年、新年が明けると、その年の干支に因んだ記事を書いていらっしゃるのです。
ただ、去年のひつじ年は思いつかなかったのか、一つも書かれませんでした。
それで、私も何となく、干支に因んだ記事を書きませんでした。
よく考えたら、テレビ・アニメの「アルプスの乙女ハイジ」とか、映画の「羊たちの沈黙」とかあったのですけど。
ところで、この「サスケ」に、私は悲しい思い出があるのです。
サスケは、少年忍者なのですが、第一話めで早くも美しくて優しいお母さんが、敵の罠にかかって殺されてしまうのです。
サスケ、何て可哀想なんでしょう・・・
私、サスケを見守ってあげる。
サスケ、強くたくましく生きるのよ。
当時、私はサスケよりも、幼かったのですが、こうしてサスケは、私の心をがっちり掴んだのでした。
時代は徳川幕府が始まった頃で、サスケは、小学生くらいの男の子で、忍術で、敵と戦うのです。
その繰り出す忍術の鮮やかなこと。
一例をあげると、こういうのがあります。
猿飛の術
微塵がくれ
分身の術
八方つぶての術
こだま返しの術
風移し
移し身
炎がくれの術
火遁ほうせん花の術
竜神の術
蛍火の術
霧がくれの術
空蝉の術
術を使ってるサスケが、これまたかっこいいんです♪
これらの忍術を駆使して、サスケは敵と戦う訳ですが、敵のどこが卑怯って、サスケがまだ年端の行かない男の子なのに対し、敵は百戦錬磨の大人である事です。
大の大人が、小学生相手に手加減なく戦うなんて、よくそんなことが出来るわね!
大人として恥ずかしいとは思わないの?
だけど、サスケは文句ひとつ言わず戦うのです。
ところが、サスケを応援している私に大事件が起こりました。
しばらく観ていたら、サスケと同い年くらいのキクという女の子(鬼姫)が、敵として現れたのです!

私は、どうなるだろうと思い、固唾を飲んで見守っていたのですが、キクはサスケの命を狙ってるにも関わらず、サスケはキクをやっつけようとしないのです。
いいえ、そればかりか、二人の関係はどんどん接近していくのです。

サスケ、あなたどうなっちゃったの?
まさか、キク(鬼姫)を好きになったんじゃ?
そんな・・・
私がここにいるじゃない。
どうして、私のこの気持ちに気づかないの?
私はとうとうこらえきれなくなって、番組を観るのをやめちゃったのです・・・
それから、数年後、その記憶も覚めやらぬうちに、ある年の夏休みに再放送が始まりました。
あれ以来、番組を観なくなったとはいえ、その後のサスケとキクの関係が、ずっと気になっていました。
また、少し成長した私は、冷静に考える余裕も出来、あの二人が恋人になるはずがないと、確信のようなものが芽生えていました。
そこで、再放送で、その後、サスケがどうなったのか、チェックすることにしました。
そう言いながら、キク(鬼姫)が登場する場面では、緊張せずにはいられませんでした。
すると、案の定、二人は恋人になることなく別れたのでした。
キクはサスケより、絵に夢中になったのです。
つまり、芸術に目覚めたのでした。
私は、安堵の表情を浮かべずにはいられませんでした。
やっぱり、サスケは、私のもの♪
これで、最終回まで安心して観られる。
ところが!
最終回間際になって、今度はイトちゃんという女の子が現れたのです!

このイトちゃんは、キクと違って、敵ではなく、白鹿を大切にし、性格も優しくて、とても可愛らしい女の子だったのです。
文句をつけるところなど、どこにもありません。
しかも、サスケは、イトちゃんにデレデレして、どう考えても好きとしか考えられないのです。(涙)

それで、私はこらえきれなくなり、再び、「サスケ」を観るのをやめちゃったのです。
そんな記憶が、最近、蘇ってきたのです。
あの二人、あの後どうなっちゃったんだろう?
私は、このまま最終回を知らずしていいのだろうか?
そして、いろいろ考えた挙句、最終回まで観る必要を感じたのです。
あの時は、私も子供だったからヤキモチ焼いたかも知れないけど、今ではサスケより大きな息子が二人もいるんです。
あのままのストーリーの流れだと、サスケは、やがて一国一城の主となり、イトちゃんと結ばれ、みんなに祝福されて、結婚式を挙げ、末永く二人は幸せに暮らしましたとさ♪と感動的なラストを迎えるに違いありません。
そのサスケとイトちゃんの幸せを心から祝福出来た時、私は初めて一人前の母親になれるのではないか?
きっと、そうです!
そこで、大きな胸を決意に、じゃなかった!大きな決意を胸に、テレビ・アニメ「サスケ」を観てみることにしました。
ついでに、原作のマンガも読んでみました。
実は、マンガ版は、うちの息子が小学生の頃、サスケのようなかっこいい男の子になるようにと買い与えていたのです。
その時、息子は読んだのですが、私はまだページを開いたことさえなかったのです。
それではテレビ・アニメ「サスケ」の最終回はどうなっていたでしょう?
あ、その前に、今度、私がこのアニメを記事にすると書いたら、「あの作品って、女性キャラが結構、エロチックに描かれてましたよね」とコメントされた方がいらしたのですが、こういうシーンを言ってたのでしょうか?

では、最終回はどうなっていたかと言いますと・・・
あら?
イトちゃんとは結ばれず、ほかの女性とも?
ていうか、サスケのお父さんの大猿が、ワカナという娘のいる未亡人と結婚して、それがラストになっているではありませんか!
それじゃ、サスケの結婚を祝福して、一人前の母親になりたいと思った私の気持ちはどうなるの?
うう~ん、しかし、まあいいか・・・
サスケ一家が幸せになったのだから、それでよしとするしかないですね・・・
だけど、先程、書きましたように、私はマンガ版もついでに読んだのですが、そちらは更に続きが描かれていて、とんでもないラストが待ち受けていました。
それを知った私は、息子に小学生当時読ませて、とても悪いことをした気がしてなりませんでした。
小学生の男の子に、希望を失くすような、こんなラストはないのでは?
でも、もしかしたら、作者はこんな悲劇的なラストにすることで、安易に人生や社会を考えないで、物事の真理を見極める目を養ってほしいという狙いがあったのかも知れませんね?


このアニメ、まず冒頭のナレーションが素晴らしいですよね。
光あるところに、影がある
まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿があった
命をかけて、歴史をつくった影の男たち
だが、人よ、名を問うなかれ
闇に生まれ 闇に消える
それが、忍者の定めなのだ
サスケ!
お前を斬る!!
うう~ん、かっこいい♪
このアニメ、どこがお猿さんと関係あるかと言いますと、サスケの苗字が猿飛なんです♪
そもそも、私がこのアニメのお話をしようと思ったのは、横山光輝ファンのSさんが、マンガの「サスケ」を記事にしていたからです。
このSさんも、今年の干支に因んだ記事をいろいろ書かれているのです。
というか、私が今年の干支に因んだ記事を書いてるのは、Sさんの影響が大きいのです。
Sさんは毎年、新年が明けると、その年の干支に因んだ記事を書いていらっしゃるのです。
ただ、去年のひつじ年は思いつかなかったのか、一つも書かれませんでした。
それで、私も何となく、干支に因んだ記事を書きませんでした。
よく考えたら、テレビ・アニメの「アルプスの乙女ハイジ」とか、映画の「羊たちの沈黙」とかあったのですけど。
ところで、この「サスケ」に、私は悲しい思い出があるのです。
サスケは、少年忍者なのですが、第一話めで早くも美しくて優しいお母さんが、敵の罠にかかって殺されてしまうのです。
サスケ、何て可哀想なんでしょう・・・
私、サスケを見守ってあげる。
サスケ、強くたくましく生きるのよ。
当時、私はサスケよりも、幼かったのですが、こうしてサスケは、私の心をがっちり掴んだのでした。
時代は徳川幕府が始まった頃で、サスケは、小学生くらいの男の子で、忍術で、敵と戦うのです。
その繰り出す忍術の鮮やかなこと。
一例をあげると、こういうのがあります。
猿飛の術
微塵がくれ
分身の術
八方つぶての術
こだま返しの術
風移し
移し身
炎がくれの術
火遁ほうせん花の術
竜神の術
蛍火の術
霧がくれの術
空蝉の術
術を使ってるサスケが、これまたかっこいいんです♪
これらの忍術を駆使して、サスケは敵と戦う訳ですが、敵のどこが卑怯って、サスケがまだ年端の行かない男の子なのに対し、敵は百戦錬磨の大人である事です。
大の大人が、小学生相手に手加減なく戦うなんて、よくそんなことが出来るわね!
大人として恥ずかしいとは思わないの?
だけど、サスケは文句ひとつ言わず戦うのです。
ところが、サスケを応援している私に大事件が起こりました。
しばらく観ていたら、サスケと同い年くらいのキクという女の子(鬼姫)が、敵として現れたのです!

私は、どうなるだろうと思い、固唾を飲んで見守っていたのですが、キクはサスケの命を狙ってるにも関わらず、サスケはキクをやっつけようとしないのです。
いいえ、そればかりか、二人の関係はどんどん接近していくのです。

サスケ、あなたどうなっちゃったの?
まさか、キク(鬼姫)を好きになったんじゃ?
そんな・・・
私がここにいるじゃない。
どうして、私のこの気持ちに気づかないの?
私はとうとうこらえきれなくなって、番組を観るのをやめちゃったのです・・・
それから、数年後、その記憶も覚めやらぬうちに、ある年の夏休みに再放送が始まりました。
あれ以来、番組を観なくなったとはいえ、その後のサスケとキクの関係が、ずっと気になっていました。
また、少し成長した私は、冷静に考える余裕も出来、あの二人が恋人になるはずがないと、確信のようなものが芽生えていました。
そこで、再放送で、その後、サスケがどうなったのか、チェックすることにしました。
そう言いながら、キク(鬼姫)が登場する場面では、緊張せずにはいられませんでした。
すると、案の定、二人は恋人になることなく別れたのでした。
キクはサスケより、絵に夢中になったのです。
つまり、芸術に目覚めたのでした。
私は、安堵の表情を浮かべずにはいられませんでした。
やっぱり、サスケは、私のもの♪
これで、最終回まで安心して観られる。
ところが!
最終回間際になって、今度はイトちゃんという女の子が現れたのです!

このイトちゃんは、キクと違って、敵ではなく、白鹿を大切にし、性格も優しくて、とても可愛らしい女の子だったのです。
文句をつけるところなど、どこにもありません。
しかも、サスケは、イトちゃんにデレデレして、どう考えても好きとしか考えられないのです。(涙)

それで、私はこらえきれなくなり、再び、「サスケ」を観るのをやめちゃったのです。
そんな記憶が、最近、蘇ってきたのです。
あの二人、あの後どうなっちゃったんだろう?
私は、このまま最終回を知らずしていいのだろうか?
そして、いろいろ考えた挙句、最終回まで観る必要を感じたのです。
あの時は、私も子供だったからヤキモチ焼いたかも知れないけど、今ではサスケより大きな息子が二人もいるんです。
あのままのストーリーの流れだと、サスケは、やがて一国一城の主となり、イトちゃんと結ばれ、みんなに祝福されて、結婚式を挙げ、末永く二人は幸せに暮らしましたとさ♪と感動的なラストを迎えるに違いありません。
そのサスケとイトちゃんの幸せを心から祝福出来た時、私は初めて一人前の母親になれるのではないか?
きっと、そうです!
そこで、大きな胸を決意に、じゃなかった!大きな決意を胸に、テレビ・アニメ「サスケ」を観てみることにしました。
ついでに、原作のマンガも読んでみました。
実は、マンガ版は、うちの息子が小学生の頃、サスケのようなかっこいい男の子になるようにと買い与えていたのです。
その時、息子は読んだのですが、私はまだページを開いたことさえなかったのです。
それではテレビ・アニメ「サスケ」の最終回はどうなっていたでしょう?
あ、その前に、今度、私がこのアニメを記事にすると書いたら、「あの作品って、女性キャラが結構、エロチックに描かれてましたよね」とコメントされた方がいらしたのですが、こういうシーンを言ってたのでしょうか?

では、最終回はどうなっていたかと言いますと・・・
あら?
イトちゃんとは結ばれず、ほかの女性とも?
ていうか、サスケのお父さんの大猿が、ワカナという娘のいる未亡人と結婚して、それがラストになっているではありませんか!
それじゃ、サスケの結婚を祝福して、一人前の母親になりたいと思った私の気持ちはどうなるの?
うう~ん、しかし、まあいいか・・・
サスケ一家が幸せになったのだから、それでよしとするしかないですね・・・
だけど、先程、書きましたように、私はマンガ版もついでに読んだのですが、そちらは更に続きが描かれていて、とんでもないラストが待ち受けていました。
それを知った私は、息子に小学生当時読ませて、とても悪いことをした気がしてなりませんでした。
小学生の男の子に、希望を失くすような、こんなラストはないのでは?
でも、もしかしたら、作者はこんな悲劇的なラストにすることで、安易に人生や社会を考えないで、物事の真理を見極める目を養ってほしいという狙いがあったのかも知れませんね?
