先日、行われたセンター試験の日本史で、手塚治虫先生の漫画「紙の砦」の一場面とともに「ガラスの地球を救え」や「ぼくはマンガ家」の文章を引用して手塚先生の生涯を取り上げ、近現代の政治や経済を答えさせる問題が出たそうです。
センター試験で、商業漫画が使われたのは、これが初めてだったとか。
この快挙に、私は手塚先生が生きていたら、どれだけ喜ばれたろうと思わずにはいられませんでした・・・(涙)
と言いますのも、手塚先生はお若い頃に、小学校のPTAに呼ばれて、「漫画と子供をどう関わせるべきか」みたいな会に出席した事が、何度もあったそうです。
それを、手塚先生がお受けしたのは、真面目に子供のために良質の漫画を描かれていたからですが、PTAが手塚先生を呼んだのは、漫画を悪書と決めつけ、手塚先生をとっちめるためだったそうです。
そういう事が手塚先生に何度もあったと、私は知っていましたので、このニュースはなおさら感慨深いものがあったのです。
手塚先生、このたびは心からお慶び申し上げます。
ところで、今回、取り上げるのは、手塚先生の嫉妬心についてです。
手塚先生が才能のある人に嫉妬したというお話は、かなり有名で、古くは、福井英一さんから、石ノ森章太郎さん、水木しげるさん、大友克洋さんらがいらっしゃいます。
私が、手塚先生の嫉妬心を書きたくなったのは、ある方がブログに、福井英一さんの「イガクリくん」や石ノ森章太郎さんの作品を紹介した時、手塚先生が嫉妬したと、そのつど書いて、おまけにそれを「人間手塚治虫」と断じていたからです。
私は今さらご紹介するまでもなく、手塚先生を尊敬してますので、そう書かれて、心が傷つかない訳がありません。
なのに、私の心のうちを知ってか知らずか、その方はお構いなしに何度も書いたのであります。
そこで、手塚先生に嫉妬された人達のその後を書いて、手塚先生の名誉を挽回したくなったというわけです。
ここで、あなたに質問いたします。
あなたは、誰かに嫉妬された事がありますか?
もし嫉妬された事があるなら、その人をどう思いました?
私はですね、嫉妬された事は、何度もあるんです。(苦笑)
相手は、たいてい女性ですね。
理由は、いろいろありますが、一番多いのは、男性絡みに尽きると言っていいでしょうね。
私のブログを読んでいる男性で、女性は優しくて、愛情に満ちた生き物で、残酷なことなど出来るはずがないと思っている人いますか?
もし、そう思っている方がいれば、それは大間違いです。
女性という生き物は、男性の前はともかく、同じ女性には無慈悲な事、いくらでも出来ちゃう生き物なんです。
とくに、素敵な男性に好かれてる女性には。
かくいう私も、どれだけ、女性の嫉妬を買い、汚くて陰湿ないじめを経験した事か知れません・・・
でも、詳しくは書くのはいたしません。
もし、具体的に書けば、男性の多くが、女性恐怖症になること間違いないですから。(笑)
あ!
冗談。冗談ですって。(笑)
女性は優しくて、愛情に満ちた生き物である事に間違いないですからね。
怖がらせちゃって、ごめんなさい!(笑)
それでは、真面目にいきます。
手塚先生に嫉妬された人達はどうだったでしょうか?
手塚先生は、水木しげるさんの「墓場の鬼太郎」に、階段を転げ落ちるほどの衝撃を受けたにもかかわらず、「あなたの絵は雑で汚いだけだ」「あなたの漫画くらいのことは、ぼくはいくらでも描けるんですよ」と言ったとか。
それに対し、水木しげるさんは「一番病」という漫画を描き、手塚先生の人格を否定するのでなく、病気であるとしたそうです。
また、手塚先生の息子の眞さんが監督した映画「妖怪天国」には、仲良く揃って、ご出演されています。
大友克洋さんには、「ぼくは、あなたの絵見ました。マンガをね、虫眼鏡で見たけど、それでもデッサンが狂っていませんね。すごいですよ」と言いながら、「ぼくは描こうと思えば、誰の絵でも描ける」と言ったとか。
それに対し、大友克洋さんは、2001年に手塚先生原作の漫画「メトロポリス」をアニメ映画したものの脚本を書いたり、自身の漫画「AKIRA」を手塚先生に捧げたり、2005年の監督作品「スチームボーイ」は「鉄腕アトム」の英語版タイトルの「アストロボーイ」に因んで付けたそうです。
では、いよいよお待ちかね。
石ノ森章太郎さんは、どうだったか。
石ノ森章太郎さんは、手塚先生が主宰する漫画雑誌「COM」に「ジュン」を描いていたところ、ファンレターに「あんなものは漫画じゃない」と手塚先生に書かれて、大ショックを受けたそうです。
そのいきさつは、石ノ森章太郎さんが「風のように」で漫画にしています。
それによると、大ショックを受けた石ノ森章太郎さんは、「COM」の編集部に電話で連載をやめると話したところ、その日の深夜に手塚先生が石ノ森章太郎さんのもとを訪れ、「・・・申し訳ない事をした・・・なぜなのか、自分でもわからない・・・自分でも嫌になる・・・」と謝られたそうです。
それに、石ノ森章太郎さんは恐れ入って、「いいんですよ、もう」「本当にもういいんです。ジュンは続けさせていただきます」と答え、一段落したとか。
そして、のちに石ノ森章太郎さんはこんな文章も残しています。

資料提供、アトムの部屋さん。
アトムの部屋さん、快く資料を貸して下さってありがとうございます。
また、石ノ森章太郎さんは萬画家生活40周年記念作品の「時ヲすべる」で、手塚先生に感謝の念を現した漫画も描いておられます。

つまり、誰も手塚先生に嫉妬された事を恨んではいないんです。
漫画の神様にして、天才の手塚先生に嫉妬されたのを、むしろ誇りに思い、感謝していて、石ノ森章太郎さんなんか勲章だと言って、喜んでるではないですか!
これを、どうして「人間手塚治虫」の所業だと言えるでしょう?
普通だったら、嫉妬した人を尊敬し、感謝なんかしませんから。
ね?これで、手塚先生の偉大さがまた一つわかったでしょう?
あ~やれやれ・・・これですっきりしたわ・・・
ところで、最後に念を押しときますが、女性の本質は優しくて、愛情に満ちた生き物である事に間違いなく、残酷な事はこれっぽっちも出来ませんので、どうぞくれぐれも女性恐怖症にはならないで下さいね♪
センター試験で、商業漫画が使われたのは、これが初めてだったとか。
この快挙に、私は手塚先生が生きていたら、どれだけ喜ばれたろうと思わずにはいられませんでした・・・(涙)
と言いますのも、手塚先生はお若い頃に、小学校のPTAに呼ばれて、「漫画と子供をどう関わせるべきか」みたいな会に出席した事が、何度もあったそうです。
それを、手塚先生がお受けしたのは、真面目に子供のために良質の漫画を描かれていたからですが、PTAが手塚先生を呼んだのは、漫画を悪書と決めつけ、手塚先生をとっちめるためだったそうです。
そういう事が手塚先生に何度もあったと、私は知っていましたので、このニュースはなおさら感慨深いものがあったのです。
手塚先生、このたびは心からお慶び申し上げます。
ところで、今回、取り上げるのは、手塚先生の嫉妬心についてです。
手塚先生が才能のある人に嫉妬したというお話は、かなり有名で、古くは、福井英一さんから、石ノ森章太郎さん、水木しげるさん、大友克洋さんらがいらっしゃいます。
私が、手塚先生の嫉妬心を書きたくなったのは、ある方がブログに、福井英一さんの「イガクリくん」や石ノ森章太郎さんの作品を紹介した時、手塚先生が嫉妬したと、そのつど書いて、おまけにそれを「人間手塚治虫」と断じていたからです。
私は今さらご紹介するまでもなく、手塚先生を尊敬してますので、そう書かれて、心が傷つかない訳がありません。
なのに、私の心のうちを知ってか知らずか、その方はお構いなしに何度も書いたのであります。
そこで、手塚先生に嫉妬された人達のその後を書いて、手塚先生の名誉を挽回したくなったというわけです。
ここで、あなたに質問いたします。
あなたは、誰かに嫉妬された事がありますか?
もし嫉妬された事があるなら、その人をどう思いました?
私はですね、嫉妬された事は、何度もあるんです。(苦笑)
相手は、たいてい女性ですね。
理由は、いろいろありますが、一番多いのは、男性絡みに尽きると言っていいでしょうね。
私のブログを読んでいる男性で、女性は優しくて、愛情に満ちた生き物で、残酷なことなど出来るはずがないと思っている人いますか?
もし、そう思っている方がいれば、それは大間違いです。
女性という生き物は、男性の前はともかく、同じ女性には無慈悲な事、いくらでも出来ちゃう生き物なんです。
とくに、素敵な男性に好かれてる女性には。
かくいう私も、どれだけ、女性の嫉妬を買い、汚くて陰湿ないじめを経験した事か知れません・・・
でも、詳しくは書くのはいたしません。
もし、具体的に書けば、男性の多くが、女性恐怖症になること間違いないですから。(笑)
あ!
冗談。冗談ですって。(笑)
女性は優しくて、愛情に満ちた生き物である事に間違いないですからね。
怖がらせちゃって、ごめんなさい!(笑)
それでは、真面目にいきます。
手塚先生に嫉妬された人達はどうだったでしょうか?
手塚先生は、水木しげるさんの「墓場の鬼太郎」に、階段を転げ落ちるほどの衝撃を受けたにもかかわらず、「あなたの絵は雑で汚いだけだ」「あなたの漫画くらいのことは、ぼくはいくらでも描けるんですよ」と言ったとか。
それに対し、水木しげるさんは「一番病」という漫画を描き、手塚先生の人格を否定するのでなく、病気であるとしたそうです。
また、手塚先生の息子の眞さんが監督した映画「妖怪天国」には、仲良く揃って、ご出演されています。
大友克洋さんには、「ぼくは、あなたの絵見ました。マンガをね、虫眼鏡で見たけど、それでもデッサンが狂っていませんね。すごいですよ」と言いながら、「ぼくは描こうと思えば、誰の絵でも描ける」と言ったとか。
それに対し、大友克洋さんは、2001年に手塚先生原作の漫画「メトロポリス」をアニメ映画したものの脚本を書いたり、自身の漫画「AKIRA」を手塚先生に捧げたり、2005年の監督作品「スチームボーイ」は「鉄腕アトム」の英語版タイトルの「アストロボーイ」に因んで付けたそうです。
では、いよいよお待ちかね。
石ノ森章太郎さんは、どうだったか。
石ノ森章太郎さんは、手塚先生が主宰する漫画雑誌「COM」に「ジュン」を描いていたところ、ファンレターに「あんなものは漫画じゃない」と手塚先生に書かれて、大ショックを受けたそうです。
そのいきさつは、石ノ森章太郎さんが「風のように」で漫画にしています。
それによると、大ショックを受けた石ノ森章太郎さんは、「COM」の編集部に電話で連載をやめると話したところ、その日の深夜に手塚先生が石ノ森章太郎さんのもとを訪れ、「・・・申し訳ない事をした・・・なぜなのか、自分でもわからない・・・自分でも嫌になる・・・」と謝られたそうです。
それに、石ノ森章太郎さんは恐れ入って、「いいんですよ、もう」「本当にもういいんです。ジュンは続けさせていただきます」と答え、一段落したとか。
そして、のちに石ノ森章太郎さんはこんな文章も残しています。

資料提供、アトムの部屋さん。
アトムの部屋さん、快く資料を貸して下さってありがとうございます。
また、石ノ森章太郎さんは萬画家生活40周年記念作品の「時ヲすべる」で、手塚先生に感謝の念を現した漫画も描いておられます。

つまり、誰も手塚先生に嫉妬された事を恨んではいないんです。
漫画の神様にして、天才の手塚先生に嫉妬されたのを、むしろ誇りに思い、感謝していて、石ノ森章太郎さんなんか勲章だと言って、喜んでるではないですか!
これを、どうして「人間手塚治虫」の所業だと言えるでしょう?
普通だったら、嫉妬した人を尊敬し、感謝なんかしませんから。
ね?これで、手塚先生の偉大さがまた一つわかったでしょう?
あ~やれやれ・・・これですっきりしたわ・・・
ところで、最後に念を押しときますが、女性の本質は優しくて、愛情に満ちた生き物である事に間違いなく、残酷な事はこれっぽっちも出来ませんので、どうぞくれぐれも女性恐怖症にはならないで下さいね♪