

水爆実験の申し子と呼ばれ、今も根強いファンを多く持つゴジラ。
昔、ゴジラは、あの世界的名優、三船敏郎さんよりも広く世界中に知られていたのだとか。
そのゴジラが、ギャグ漫画家の赤塚不二夫さんが創作した「シェー」を真似したシーンは、ゴジラファンならずとも多くの方がご存知だと思います。
当時、このポーズは日本中の誰もが知っていて、スポーツ選手の王貞治さんが真似れば、幼い皇太子殿下も真似られ、あのビートルズも来日した時、大勢の記者の前で「シェー」をやって見せたほどだったのです♪
かくいう、この私自身、子供の頃、びっくりした時によく「シェー」のポーズを真似しては、みんなを大いに笑わせたものでした♪
ところで、このポーズを知らない方のために、正式なやり方をお教えしますと、手の平は伸ばしたままで、両腕の肘を曲げて、片手は頭の上、もう片手はお腹の辺りに置き、飛び上がりながら、片足を横に曲げ「シェー」と叫ぶのです。
とまあ、ここまではご存知の方も多いのですが、さらに曲げた方の足の靴は脱げて、靴下も半分脱げかかってる状態でするのが本当の「シェー」なのであります♪
ところが、この「シェー」を、私はゴジラがやったのを昔から知っていたのですが、どんな映画なのか、まったく無関心のままで、今日まで生きてきたのです。
恥ずかしい~(真っ赤)
ゴジラと言えば、水爆実験の申し子として人類に警鐘を鳴らす恐るべき怪獣だったはずですよね?
それが、どんな経緯で、おふざけとも取れる「シェー」をする事になったのでしょう?
もしかしたら、その映画はギャグ路線で、「シェー」はおろか、ニャロメやちび太やバカボンのパパなど、赤塚不二夫さんのキャラクターが総登場しているのではないのか?
そんな疑問がふつふつと沸いて来て、どうにも確かめたくなり、この映画を観て感想を書きたくなったのです♪
〇〇さん、この私の企画に全面的なご賛同とご協力をいただき、謹んで感謝の意を表します。
ありがとうございました♪
それではいよいよ問題の核心にふれますね。
その映画のタイトルは「怪獣大戦争」といいます。
ゴジラはなぜ「シェー」をやるはめになったのか?
果たして、ニャロメやちび太やバカボンのパパは登場するのか?
固唾を飲んで、レンタルしてきたDVDを観てみました。
詳しいストーリーの説明は省かせていただきますね。
観るうちに、どうやらゴジラだけでなく、キングギドラやラドンも出てくる事がわかりました。
キングギドラは悪役の怪獣ですが、私、大好きなんです♪
頭が三つあったり、口から光線を出すほかに、あの独特の鳴き声も好きなのです♪
ですけど、映画の内容は、私の意に反して、わりに真面目だなと思いました。
ゴジラが「シェー」をやった訳もわかりました。
しかし、私がこの映画のゴジラを見て一番びっくりしたのは、一作目の重々しい感じは消え失せて、無茶苦茶軽いフットワークで暴れまくるゴジラの姿でした。
その姿はまるで、どこにでもいる悪ガキの動きそのもの。
なるほど~♪
これなら「シェー」をやるくらい朝飯前かも♪
赤塚不二夫さんの創作したキャラクターは残念ながら登場しませんでしたが、お茶目なゴジラが見られて、得した気分で観終わる事が出来ました♪
それでは、最後にバカボンのパパに登場していただいて、この文章を終わらせたいと思います。
ゴジラだって「シェー」がしたいのだ!
これでいいのだ♪
さあ、あなたもご一緒に、靴下脱げかけてるの忘れないでね。
「シェ~~♪」