
田植後、気温が上がってくると
田んぼの湧きが始まります。
土の表面が剥がれて水面に浮き上がってくるのです。
専門用語で「表層剥離(ひょうそうはくり)」と言います。
土中に鋤きこまれた藁や草が発酵して、ガスが発生するためと思われます。

表層剥離がひどいと、風で寄せられて
その塊が株に覆いかぶさってしまう悪さをします。
長時間蓋された状態が続くと、稲株は溶けて欠株になってしまうのです。
また薬の拡散をも阻害するので、除草剤散布の大きな障害になります。
アオミドロの発生も同様です。
土湧きが激しい田んぼは、落水して干しています。
天気が続くので2~3日干して田んぼの表面を落ち着かせ、
その後入水したら間髪を入れずに除草剤を散布する予定です。

畦一本挟んだ隣の田んぼには、湧きが見られず水が澄んでいます。
この差は何なんでしょう?
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