goo blog サービス終了のお知らせ 

農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

田んぼの湧き

2010-06-03 22:26:48 | 田んぼ

田植後、気温が上がってくると
田んぼの湧きが始まります。

土の表面が剥がれて水面に浮き上がってくるのです。
専門用語で「表層剥離(ひょうそうはくり)」と言います。
土中に鋤きこまれた藁や草が発酵して、ガスが発生するためと思われます。


表層剥離がひどいと、風で寄せられて
その塊が株に覆いかぶさってしまう悪さをします。
長時間蓋された状態が続くと、稲株は溶けて欠株になってしまうのです。

また薬の拡散をも阻害するので、除草剤散布の大きな障害になります。
アオミドロの発生も同様です。

土湧きが激しい田んぼは、落水して干しています。
天気が続くので2~3日干して田んぼの表面を落ち着かせ、
その後入水したら間髪を入れずに除草剤を散布する予定です。


畦一本挟んだ隣の田んぼには、湧きが見られず水が澄んでいます。
この差は何なんでしょう?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿