農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

家族写真

2019-02-27 21:21:41 | 家族
月曜日は天童からそのまま山形へ。
カネチョー味噌の深瀬善兵衛商店さんへ、
ご縁味噌の原料となる大豆と有機米を納品させていただきました。

その際我が家の味噌の仕込みもお願いしました。
大豆は会社に余っていた「里のほほえみ」8.5kgです。

ちなみに大豆とお米の混合割合ですが、
適正な割合ってあるのかどうか?
店主のナオコさんに素朴な質問を。

「お米が多いと甘みが増します。
 大豆が多いと豆のコクと旨味が出ます」
なるほど!

事務所でお茶をいただいていると、
商品棚の中に飾られてある白黒写真が目につきました。

それは素敵な家族写真でした。
といっても家族が整列して皆カメラを向いているような写真ではありません。

昭和40年代の鈴川地区、
茅葺屋根の民家の前に黒光した自動車が停まっています。
その手前に立っている背広の後姿は車屋さん。
新車の納車の場面です。

ピカピカの新しい車が届いたのが嬉しくて、
満面の笑みでそれを出迎えた深瀬家の家族の面々。
若いお父さんとお母さん、
そして小学生くらいの3人姉妹。

さらにお母さんに抱っこされた4女の赤ちゃん。
「それが私なんです」
と少しはにかみながらナオコさんが教えてくれました。

なんでも取材でその場に居合わせた新聞記者が
撮ってくれたという写真は、
家族の喜びを絶好のタイミングで切り取ったまさに傑作でした。
当時の新聞にも載った一枚だそうですよ。

いいものを見せていただきました。
でも茅葺屋根の母屋がある風景なんて、
私が小さい頃の近所の風景そのままです。
なんか俄然親近感が沸くなあ。