晴れ。最低気温6.4℃、最高気温13.8℃。
久しぶりに札幌芸術の森美術館へ出にかけた。よく晴れた青空の下、芸術の森一帯が秋色に彩られていた。
札幌芸術の森美術館では10月10日から来年1月18日までの予定で、「藤城清治の世界展」が開催されている。館内には今年90歳を迎えた藤城清治氏の作品、大小合わせて171点が展示されていた。このような大規模の展覧会は北海道では初めてとのことで、とても見ごたえがあった。揺れる水に映る展示手法は透明感や不思議なリズム感が生まれるようで素晴らしいと感じたし、鏡を用いた展示では、万華鏡の美しさや奥行がどこまでも広がる効果に目を凝らした。
宮沢賢治の作品「やまなし」もあり、しばし立ちどまって見入った。藤城清治氏は賢治作品をモチーフとした影絵創作を長年にわたって続けて来られた方で、今年の9月22日に、第24回宮沢賢治賞を受賞している。
東日本大震災後の福島をモチーフにした「福島 原発ススキの里」の作品も印象深かった。他にも印象深い作品があまりにも多く、ここに書き記すことができないのを残念に思う。後日、友人と出かける予定なので、その時にまたいくつかの作品について書いてみたい。
《札幌芸術の森美術館付近の案内板》
《札幌芸術の森美術館 遠景》
《札幌芸術の森美術館》
《札幌芸術の森内の紅葉》