6月19日、4年生が社会科見学に行ってきました。
バスの中から江東区内の様子を見ながら、はじめ、中央防波堤埋立処分場に向かいました。
管理事務所の方が説明してくださって、バスで見学しました。
埋立地に降った雨が地下水となって流れ出ている場所です。強いにおいがしていました。
以前はメタンガスが地中から、たくさん発生していたそうで、メタンガスを抜く、パイプがあちこちに立てられていました。
バスの中から広い、埋立処分場を見学して、見晴らし広場につきました。
見晴らし広場では、バスから降りて埋立処分場全体を見渡すことができます。天気もよく見晴らし台からは東京湾の様子がよく見えました。
その後、バスに乗って、併設されている、不燃ゴミや粗大ゴミの処理場を見学しました。ゴミに出されたタタミを専門に細かくする機械もありました。
埋立処分場のまわりの道路には、たくさんゴミ運搬車が走っていました。
次に江東区夢の島にある新江東清掃工場に向かいました。
清掃工場について、はじめに清掃工場の方から、清掃工場のしくみやゴミと資源の流れについてのお話を聞き、ビデオをみました。可燃ゴミは清掃工場で燃やされます。ゴミを燃やすことでばい菌や害虫、においの発生を防いでいるそうです。また、燃やす過程で出る排ガスや排水中の有害物質はきちんと処理して環境への負担を減らしているそうです。
いよいよ清掃工場内の見学です。
ゴミ収集車がゴミをゴミバンカーに入れるプラットホームを見学しました。
焼却炉はゴミを800℃以上の高熱で燃やします。
24時間、工場の中の機械をコントロールしたり、監視したりする中央制御室も見学しました。
ゴミバンカーのゴミクレーンの大きさに驚きました。
新江東清掃工場の見学を終えて、ベイブリッジを通って、最後の見学場所の江東区新砂にある砂町水再生センターに向かいました。
水再生センターについて昼食の時間になったので、施設内にある「おひさま広場」でお弁当を食べました。
「おひさま広場」には、せせらぎ等、ビオトープがありました。また、「新砂大滝」の前には処理水を循環利用した池があり、コイなどが泳いでいます。
砂町水再生センターは、昭和5年に稼働した東京で2番目に古い水再生センターです。墨田区の全部、江東区の大部分、中央・港・品川・足立・江戸川区の一部からなる広大な区域(6,153ヘクタール)から発生する下水を有明水再生センターとともに処理しているそうです。処理した水は東京湾に放流しています。また、その一部を砂ろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しているそうです。
お弁当も食べ、センターの方から下水道のしくみや下水道の役割についてお話を聞きました。
その後、3つのグループに分かれ、再生センターの施設を見学しました。
第1沈殿池に向かう水は濁っていてにおいもあります。
第1沈殿池(2~3時間かけて、下水をゆっくり流し、下水に含まれる沈みやすい汚れを沈殿させる)を通った水もまだ、濁っていました。
その水が反応槽(微生物の入った泥を加え、空気を送り込み6~8時間ほど掻き混ぜます。下水中の汚れを微生物が分解します。)を通り、第2沈殿池を通った後は、透明でにおいは全くなくなります。
くみ上げた水の中には、綺麗な水に住むというミジンコがたくさん泳いでいました。
微生物の力に驚きました。バスの中から処理されてきれいになった下水が放流される場所も見学しました。
1日、ゴミ、下水の処理のための様々な工夫のある施設を見学しましたが、これから学んだことをまとめ、伝える学習をします。また、これから、わたしたちがしなければならないこともたくさんあることも学びました。