ネットニュースのデモクラシータイムスは、週末と週中の2回大変興味あるテーマで各方面のゲストを招き、様々な議論が展開されている。週ナカについては、毎週水曜日に、ジャーナリストの山田厚史さんが升味佐江子さんの司会で毎週興味あるテーマで、わかりやすく色々語ってくれる。
3月1日は、<無風国会 岸田の横暴>というテーマで、岸田政権の横暴が厳しく追及されていた。子育て予算についての国会の質疑の模様を紹介してくれたので、いかに岸田首相のダメぶりがよくわかるというものである。立憲民主党の長妻昭氏の質問の際に使用するパネルについて、「国会軽視の岸田内閣決定プロセス」と「反撃能力」というパネルが2枚使用不可として没にされたことも紹介されたが、政権としては痛いところを突かれたと認識しているからとも取れる。
子育て予算の倍増というのは、響きはいいが、何のベースもないことが明らかになっている。政権の意向で勝手に大幅な増強を閣議決定した防衛予算(26%増)とは雲泥の差である。少子高齢化が進んでいることは、何十年も前からわかっているのに、自民党独裁政権は、何も具体的で有効な対策を取って来なかったことのツケである。年々、結婚する人が減り、子供を産む人が減っている真の要因をわかっているのか疑問である。非正規雇用者が増え、子育てにかかる費用が捻出できず、結婚を諦めたり、子供を諦めたりする人が増大している。2022年の出生数が初めて80万人を下回り、想定より11年も早い減少で過去最低であることも発表された。岸田氏は、「危機的な状況」と述べたようであるが、防衛予算のことを考えると本当にそう思っているのか極めて疑問である。
山田厚史の週ナカ生ニュース(3/1): https://www.youtube.com/watch?v=IS0HDvMGlsE
読売オンラインニュース(2/28): https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230228-OYT1T50275/