22日にWBCの決勝が行われ、侍ジャパンは大リーガーのスーパースター軍団のアメリカに対し、3対2の僅差で勝利し、見事優勝を果たした。トップのスター選手が集結したアメリカに対し、堂々と四つに組んだ夢のような試合であった。日本のレベルが確実に上がっている証拠で、大リーグといえども恐れるにたらないことが明らかになった。日本が世界一になり、日本の野球レベルが大リーグを追い越した瞬間である。久し振りに元気をもらった。
それにしても、決勝戦はしびれる試合であった。僅差のリードで8回ダルビッシュ、9回大谷というのは、あまりにも劇的すぎるシナリオで夢のようである。それも最後のバッターが大谷のチームメイトでアメリカチームのキャプテンであるトラウト選手とはドラマも出来すぎである。それも大谷が空振り三振を奪ってのゲームセットとは、小説にも書けないほどのドラマチックなシーンであった。日本中が熱狂するのも当然である。このタイミングでウクライナにのこのこ出かけた人がいるというのも対照的で笑える。打撃で活躍し、最後にクローザーの役もなんなくこなした大谷選手のすごさを改めて認識した今回のWBCであった。MVPも当然である。我々も歴史にも残るほどの「マイアミの奇跡」を目の当たりにすることができ忘れられない感動を味わうことができた。