2021年の東京オリンピックの中止は正式発表を待つだけになっているが、ここに来て2032年に再招致してはとの亡霊五輪の噂が立っていると日刊ゲンダーデジタル版も報じている。もう数ヶ月前から話題になっていたという。2024年はパリ、2028年はロサンゼルスと開催都市が決まっているので、次は2032年というわけだが、金食い虫である利権の宴の再招致など絶対に許してはならない。その頃は日本は財政的余力など全くないはずだが、菅政権と自民党や電通の体質を見ていると一発逆転でやりかねないので、注意を要する。
もし万一そんなことがあるなら、コロナ問題で、中止という苦い経験をしているのに全く凝りていないのかと疑いたくなる。2032年は、インドやインドネシアやカタールが開催意向を持っているとの話もあるが、どこも東京より暑い地域であり、酷暑を考えるとアジアでの開催は非現実的である。東京の場合でも、コロナと酷暑のダブル対策でコスト増は必至である。2032年に東京が立候補すれば、自動的に開催を認めるような話になると思うが、絶対に阻止すべきである。莫大なお金を使うイベントなどほとんどの国民は望んでいないと思う。安倍政権の誤った主導で高い授業料を払う結果に終わったが、早く忘れて復興の道を歩んでほしいものである。
日刊ゲンダイの記事:
一月万冊の清水有高氏と本間龍氏(ジャーナリスト)の対談: