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東京オリンピック中止は決定的!?

2020年10月18日 08時36分51秒 | スポーツ

東京オリンピックまであと9ヶ月となっているが、ここに来てヨーロッパでは、新型コロナの感染流行の第2波に襲われ、フランス、ドイツ、スペイン等ヨーロッパ諸国は、感染者が急速に増えて、過去最多となるところも出ており、軒並み夜間外出禁止や移動禁止やマスクの義務付け等さらなる感染防止対策の強化が迫られている。

コロナ禍で、東京オリンピックも来年に延期されたが、感染者数や死者数も収束に向かうどころかますます増えていく状況にあり、感染収束と経済活動復活とのバランスが急務の課題となっている。このままだとどう見てもオリンピックどころではないというのが個人的印象であるが、一月万冊・読書家で有名な経営者の清水有高さんと元博報堂作家の本間龍さんとの対談の解説によると1.駐車場問題 2. 審判問題により、オリンピックの開催は、99%の確率で不可能だが、マスコミはほとんど取り上げていないという。

ともに致命的な要因だが、駐車場問題とは、コロナの感染防止策として、各選手に1台の専用車を付けるとか役員・関係者の三蜜を避けてのバス輸送とかを検討しているようだが、車やバスが足らないばかりか駐車場の確保もできないという。例えば、バス1台の乗車人数を10分の1に抑えようとすれば、当初の10倍のバスが必要となるというわけである。この駐車場問題は議論されているが、未だにいい解決策がないという。

次に、審判問題について、どの競技も中核として国際審判員を必要とするが、その国際審判員を派遣する段取りが出来ていないという。当然、競技スケジュールに従い、審判を派遣する手配が必要があり、通常は、1年以上前から、誰がどの競技の審判をするのか等の調整が必要だが、コロナ禍で何もできないという。感染の恐れがあるのに喜んで日本に来る審判員がどれだけいるかを考えるとゾっとする。

競技がまともにできない現状では、各国代表選手の選考も極めて困難となる恐れがある。ワクチンの開発が急がれているが、どうなるか目途も立たないし、PCR検査体制はじめ完全なる感染防止対策の実施も困難を極める。選手・役員・関係者だけでも問題が多いのに、もし外国からの観戦者を受け入れるとしたら、それこそもっと完ぺきなコロナ対策をしないととんでもないことになる。感染のひどい国からは来てほしくないのが本音である。

現状から判断する限り、どう見ても、オリンピックの開催は無理であることは明白である。関係者は、なかなか中止の決定をしたがらないかも知れないが、直前では混乱が必至だし、できるだけ早く中止宣言をすべきであり、決断の先延ばしは、傷口を大きくするだけである。菅首相は、些細な行政改革とか携帯電話の値下げとかの個別の案件や外遊より、今、優先してやるべきことをスピード感持ってやるべきである。今の日本にとっての最重要課題は、経済活動を維持しながらの完璧なコロナ対策とオリンピック中止の早期決断である。

今の菅政権を見る限り、個別案件に終始し、日本にとっての最重要課題に真剣に取り組んでいるようには見えない。ほどんどの日本国民は、オリンピックは無理と思っているし、何も期待していない。足枷となっているオリンピックの自縛が解ければ、日本もある程度いい方向に向かうものと期待される。リーダーセンスに欠ける菅政権下ではずるずる決断が遅れる可能性が大である。

五輪開催が絶対不可能な二つの理由: https://youtu.be/TYN2aYOo9sg

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