浪漫飛行への誘(いざな)い

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アゼルバイジャン旅行の思い出

2020年09月11日 08時05分28秒 | 旅行

2013年5月22日、イスタンブール経由アゼルバイジャンの首都、バクーに無事到着。これでついに訪問国が90か国となった。バクーはカスピ海に面したコーカサス最大の町で、前年の5月にユーロビジョン・ソング・コンテストの会場になったところ。当時、旅先で日記を書いていたので、それを振り返ってみる。(一部加筆訂正)

23日は乙女の塔、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿等城壁都市バクーの世界遺産を観光。午後は地下鉄とローカルバスを乗り継いで、近郊にある拝火教寺院を観光した後、ケーブルカーに乗って、町とカスピ海を一望できる高台にある殉教者の小道のある公園に上り、素晴らしい眺望を楽しんだ。天候にも恵まれたが、カスピ海の風を肌に感じながらのバクーの城壁都市の散策は最高の気分であった。高台から見る旧市街と海岸公園のマッチングは何ともいえない雰囲気があり、観光地としてももっと人気が出てもおかしくない。

24日は、急遽タクシーをチャーターし、岩絵が世界遺産になっているゴブスタンを見て回り、そこがバクーの城壁都市に次いで168箇所目の世界遺産となった。バクーから約60㎞離れているので、所要時間は約1時間。現場で1時間半ほどいたので、待ち時間が少し増え、最終的にはすべてを入れて56マナト(約7000円)をドライバーに払った。英語もほとんど通じたので、いろいろ会話もでき、急遽手配した割には、格安の値段で世界遺産を見ることができた。

ゴブスタンの岩絵は、3か所(観光用は1か所)に分かれているが、全部で6000点以上もあるようである。年代は今から5000〜2万年前に描かれたようであるが、実際に彫られた絵を見ると古代人の生活ぶりが彷彿され、やたら感動する。まだまだあまり知られていない世界遺産の一つであるともいえる。

また、24日夜、なにげなくホテルから外を見ていたら、バクーの町が夜になると大変身することに初めて気が付いた。旧市街の裏手の小高いところにテレビ塔や殉教者の小道があるが、その横に超近代的なユニークな形をした高層の建築物が3つ建っている。旧市街の古い建物とのアンバランスが何とも妙でバクーの名物になっているようであるが、何と夜になるとその建物とテレビ塔は電飾のイルミネーションで夜空に浮かび上がるのである。

イルミネーションはいろいろな色に変化するが、建物の方は、色が変わるだけでなく、建物全体がアゼルバイジャンの国旗になったり、国旗を振る人々の動画が浮き上がったり、ついつい見とれてしまった。何ともか異様な雰囲気があり、個人的印象では、町全体が電飾一色になるので、お金がなければできない仕業だし、石油成金の象徴を見ているようで、旧ソ連の時だったらありそうな電飾風景に圧倒されてしまった。

たった丸2日の滞在であったが、カスピ海に面したバクーの街を堪能することができた。アゼルバイジャンはなかなか魅力ある国であると感じた。ビザがなくなり、日本人ももっと気軽に行けるようになればいいと思う。

写真は高台から見たバクーの街並み、高台の夜の風景及びゴブスタンの岩絵

アゼルバイジャン旅行アルバム: https://youtu.be/QRRmruke5v0

 
コメント
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