花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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鬼火焚き(おにびたき) 2014/01/07 (鹿児島市郡山地区)

2014-01-08 16:32:05 | 祭り・伝統行事
孟宗竹や木材を櫓状に組み、お正月の門松や注連縄などの飾りを焼いて鬼(厄病)を追い払う鹿児島の伝統行事です。過疎高齢化が進む鹿児島ですが集落自治会などの主催で行われています。

正月三が日のうちに焚くところや日曜日開催地もあります。時間帯では日の出前、昼間のところもありますが、大部分は7日の18時から19時に点火しています。耕作に支障がでないよう、翌日には燃え残りを丁寧に片付けます。





大きな焚火ですから、延焼の恐れのない田畑や公民館近くの広場で行われます。一枚目のものが代表的なスタイルですが、材木を井桁状に高く積んだキャンプファイヤー形も見られます。

中心には孟宗竹を立て、四方から針金や縄、ロープなどで固定します。二枚目の場所ではワラ人形のようなものが取り付けられていました。

次は鹿児島市北西部に位置する川田町の南方小学校近くのものです。先月22日に櫓を組んだそうです。夕方からあいにくの小雨模様でしたが準備のお母さんと子供たちが集まってきました。



孟宗竹は大きなものでは直径15cmほどもあり、焼けるとポーンという音を立ててはじけ火の粉が飛び散ります。



大人用には焼酎の燗をつけるのでしょうか、小さな竹製の容器が準備されていました。火の勢いが落ち着いた頃には大人たちも集まり始めます。年始の挨拶を交わし、ちょっと遅い新年会の雰囲気になります。子供たちが鬼火焚きの火で餅を焼くところもあります。



18時15分点火、乾燥した天気が続いたため小雨などものともせず、たちまち炎は櫓を駆け上がり子供たちの歓声が起こりました。





次は最初の画像にある郡山花尾町岩戸集落の鬼火焚きです。19時に点火、櫓が大きいだけに迫力のある燃え方でした。天を焦がす炎が高く上がり続けました。







100mほど離れた場所から望遠レンズで撮影しました。空に雲がなければ残照があり山のシルエットが出るのですが、来年に期待しています。

デジタルカメラは撮影状態がすぐに確認できるため便利です。フィルムだと露光時間、絞りは全くの経験値で撮影していたのですから、本当にありがたいことです。

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