はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

続†旧岩崎邸訪問

2009-04-05 23:54:51 | Weblog
お屋敷に入ると、そのゴージャスさには、目を見張るものがあります。
入って正面の階段の手すりの柱には、細かい彫刻が施され、
何から何までの、細工が実に繊細。

そんなに沢山見たことがあるわけではないですが、
ヨーロッパのお城の内装と較べて、の、最大の違いは、
この繊細さだと思います。

敷地面積も、建物のサイズも、
確かに、小さな国、体格の小さい人のスケールなんだろうとは思うのですが、
その代わり、細工や調度品が、実に細やかで、そこに贅の粋を極めたり!といった印象。

今回は、このお屋敷を設計した、日本の洋館設計の源というべきコンドル氏のパネル展示会が、
各部屋で少しずつ行われる期間中でした。

今まで、そういう視点から見たことがなかったので、
当然コンドルという名前も知らなかったわけですが、
名だたる彼設計の洋館リストを見ると、ほほほぅと思わずにはいられない。

彼自身の設計でなくとも、
彼の作品の影響が、その後の日本の洋館建築を作り上げて行ったのは、
事実であるらしい。
確かに、日本の洋館って、考えたら特徴あるデザインだ…と、
正直初めて気がついたのです。

岩崎家は、このコンドル氏に、何棟も洋館を設計してもらったらしく…
現存するものがどれだけあるのかは、ともかく、
そのお屋敷のリストには、あちこちの地名が載っておりました。


さて、お屋敷の中には、床を守るための絨毯が敷き詰められ、
時々剥き出しにされて、見られるようになっているフローリングには、
さすがに傷みを感じるけれど、どうも、モザイクのような模様になっているらしい。

色の違う木を使って…寄木細工みたいな要領なのか?
いや、あんなに細かいわけではない、普通のサイズの床材木の組み合わせなんだけれど、
絨毯を取り除けば、美しい模様が現れるんじゃないかと思う。

床、と言って思い出しましたが、
このお屋敷は、土足厳禁です。
洋館だけど、靴を脱いで上がります。
しかも、この靴袋は、使い捨てでした!

使い捨て…何故、取り立てて言うかといえば、
よくお寺さんとかだと、リサイクルだったりするでしょ?
晴れた日ならば、まだいいけど、
時々、袋の中が濡れていて、不愉快な思いをさせられたりする。
それが嫌ならば、寺巡りには、マイ靴袋を持参すればいいのだろうけど…

まぁ、そうだよね。
エコバッグ時代なんだから、リサイクル袋を持ち歩けばよいのだ。
でも、大概そこまで気は回らないもんで、濡れた袋を渋々使う羽目になるわけです。

しかし、岩崎邸は、オール使い捨て!
なんか、ゴージャスだぞ?と、ここから既に感じさせてくれるじゃん?
単に、入り口と出口が、違う場所だから、使い回ししにくいとかいう事情かもしれないけど、有難い。

ここで、プチゴージャスな気分になったところで、
更にゴージャスなのは、係員の数でした。

いちいち、順路を繰り返しアナウンスしながら、誘導している人が、何人も。
「奥には、女性用のお手洗いがございます」
なんて言うから、女性用だけ?と思えば、
昔のお手洗いの公開でした。

いつ頃設置されたものかはよく判らないけれど、
ちゃんと洋式の陶器製の便器に、木の便座。
ハイカラだよねぇ。


今夜は、昨日よりは沢山書いてみましたが、
とりあえず、つづく、にさせていただきます(笑)。


つづく。

☆写真は、バルコニーから見た、お庭の様子です。
これでも、敷地は、昔の半分くらいしかないようで…。

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