100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「中米」編 ニカラグアのガイドさん

2007年07月04日 08時59分30秒 | 中米

 (旅程図は2007年1月14日をご覧ください。但しお粗末)アメリカ大陸には「サラダボール」か「るつぼ」のいずれかを問わず多民族、多人種が混住しています。ニカラグアのガイド、フランシスコ・ポラスはユダヤ人でした。(写真はニカラグアのマナグアで撮影したものです) 彼の先祖は改宗カトリック教徒のユダヤ人でスペインのアンダルシアで法官をしていましたが迫害からのがれるため17世紀コスタリカへ移住→パナマ→ニカラグアにやってきました。彼はユダヤ人であることに非常に誇りを持っているようでした。イスラエルに強い共感を抱いているようでした。サンディニスタ民族解放戦線FSLN(現大統領の選出母体)は大嫌いのようでした。したがってゲバラ(注1)も「余計なお節介者」として嫌っていました。

 (注1) ゲバラについては2007年2月18日にすこし紹介して います。

 なお、中米での現地ガイドについては、2007年2月18日と2007年4月27日にも紹介しています。

 蛇足 

 イスラーム教国であったスペインがレコンキスタにより15世紀末キリスト教徒に奪い返され、それまで平和共存していたイスラーム教徒、ユダヤ教徒は迫害されるようになります。イスラーム教徒は全員国外追放になります。ユダヤ教徒の対応は二つに分かれます。1つは国外に移住した人たちで「セファルディム」と呼ばれます。も一つはカトリック教徒に改宗してスペインに留まった人たちでした。しかし彼らはマラーノ(豚)と賎称され差別され国外に脱出する人たちも多かったのです。フランシスコ・ポラスの先祖もその1人でした。

コメント
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