「中国シルクロード」編 道教３

　もう一枚。

「中国シルクロード」編 道教２

　道教のお坊さん道士です。

「中国シルクロード」編 道教１

 

 張液では道教のお寺を訪問しました。「道教は漢民族固有の宗教で****現在でも台湾や東南アジアの華僑・華人の間ではかなり根強く信仰されている宗教である。中華人民共和国では文化大革命によって道教は壊滅的な打撃を受けたが、民衆の間では未だにその慣習が息づいている」とはウィキペディアの記述です。

　この1月20日に紹介したフートンの玄関の絵柄とよく似ていませんか。

「中国シルクロード」編 三大石窟１０

ここへ行くのは黄河をせきとめた劉家峡ダムを船で行かなければなりません。

「中国シルクロード」編 三大石窟９

　このようなところに4世紀から19世紀にかけて１８３の石窟に多くの壁画、仏像が刻まれています。

「中国シルクロード」編 三大石窟８

こちらは炳霊寺石窟の高さ27ｍの大仏さんです。

「中国シルクロード」編 三大石窟７

　麦積山の遠望です。

「中国シルクロード」編 三大石窟６

　このように絶壁に造られた桟橋をめぐっての見学です。4世紀から11世紀にかけての壁画、彫像があります。ここで余談話。ここまでいつも大言壮語の同行者の一人がここで急に沈黙しました。どうやら高所恐怖症だったようです（私ではありません。念のため）。

「中国シルクロード」編 三大石窟５

　この麦積山石窟は私が一番好きな石窟です。正面の17ｍの阿弥陀仏像です。

「中国シルクロード」編 三大石窟４

　鳴砂山の名前は砂山を人が滑り降りると地響きのような音を立てることあることからきています。

「中国シルクロード」編 三大石窟３

　ついでにこの莫高窟の近くにある鳴砂山を紹介します。

　東西40ｋｍ、南北20ｋｍの砂山です。

「中国シルクロード」編 三大石窟２

　莫高窟には5世紀から15世紀にかけての宗教的壁画が４９２の石窟に描かれています。見学はカメラ、ヴィデオの持ち込みは禁止です。したがって紹介はこれまで。

「中国シルクロード」編 三大石窟１

　中国三大石窟（莫高窟、麦積山石窟、炳霊寺石窟）はすでに紹介済みだと思っていましたが調べてみると麦積山（それも一枚だけ）だけでした。写真は古く（1998年）フイルム写真でボケていますが、敦煌莫高窟、麦積山、炳霊寺石窟の順番で紹介します。

　まずは敦煌莫高窟の入り口です。

「中国シルクロード」編 楊貴妃と西安事件の華清池３

蒋介石が幽閉されていた部屋です。

 

「中国シルクロード」編 楊貴妃と西安事件の華清池２

　華清池はもうひとつ大きな歴史の舞台になりました。それは前々回に蒋介石で紹介した1936年の西安事件です。このままでは中国は完全に日本の植民地になると危惧した中国東北地方の軍閥張学良（1901～2001　日本軍に殺された張作霖の息子）がここ華清池に蒋介石を幽閉し共産党と協調して日本の侵略に対抗せよと迫ったところです。その結果第2次の国共合作ができ統一抗日戦線が成立したという中国近代史で極めて重要なところです。