100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 エストニア ナルヴァ

2022年03月25日 07時50分24秒 | バルト三国

 タリンからロシアに向かい国境の町ナルヴァに到着しました。この地は1944年ソヴィエトとナチスドイツとの激戦地として有名です。写真左上は向こう側がロシアで城はイワンゴロド城です。河はナルヴァ河で橋は「友好橋」と名付けられています。
 写真右上はナルヴァ城で見たレーニン像です。「ひっそりと隠れるように立つレーニン像でお写真をお撮りになった方も」とは添乗員の田中さんの揶揄、皮肉のメモです。
 昼食のレストランでは「ロシアのジプシー(ロマ)の民族衣装に身を包んだおばさんのバラライカとギターの音色」(田中さんのメモ)(写真右中)
 写真右下はこの町で出会った子供たちです。
 国境を越えてロシアのサンクトペテルブルクへ(写真左下)
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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 エストニア タリン

2022年03月22日 07時55分38秒 | バルト三国

「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編を再開します。
リガからバルト3国の一番北にあるエストニアの首都タリンに向かいました。この町も城塞都市でした。(写真左)写真右上は展望台から見た旧市街地です。遠くの海はバルト海のフィンランド湾です。80km先がフィンランドのヘルシンキです。写真右中は街角風景です。
 写真右下はロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー聖堂です。日露戦争で命を落とした人々のプレートがありましたが、なぜか写真はありません。
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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 ラトヴィア リガ

2022年03月04日 07時53分53秒 | バルト三国

 リトアニアからラトヴィアの首都リガに入りました。リガは「バルト海の真珠」と讃えられる美しい港町でした。写真左上は72mの展望台から見たリガの旧市街地(ヴェツリガ)で世界遺産になっています。
 写真右はアルベルタ通りのアールヌーヴォー建築です。アールヌーヴォーは19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動です。
 写真左中はスウェーデン統治時代に街で最後に造られた門で、リガ歴史地区内に現存する唯一の城門です。
 こんなところでちょっとティータイム。(写真右下)
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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 リトアニア4 カナウス城

2022年03月01日 07時52分44秒 | バルト三国

 写真上は13世紀ドイツ騎士団の侵略に対して防備のために建設された城塞の一部です。ふつうカナウス城と呼ばれています。ドイツ騎士団とは、聖地イェルサレムをイスラーム勢力から奪うことを目的に、ローマ教皇が派遣した3大十字軍の一つです。このドイツ騎士団はエルサレムからいち早く撤退をして北ヨーロッパの異教徒撃滅に向かいました。
「時は中世、ヨーロッパ北方をめざす『もう一つの十字軍』があった。教皇の名の下、『異教徒を根絶』すべく残虐の限りを尽くすドイツ騎士団」(山内進著「北の十字軍」の表紙の見出し文)
 この十字軍に最も抵抗した人物が2月20に紹介したヴィリニュス建国の祖とされているゲディミナス公です。彼は各地で圧迫されていたユダヤ人をヴィリニュスに招きました。この伝統は20世紀まで受け継がれ前回紹介した杉原千畝につながれます。
 リトアニアからバスでラトヴィアに向かいました。(写真下国境
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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 リトアニア3 杉原千畝

2022年02月26日 07時54分07秒 | バルト三国

2005年12月13日の修正追加再録です。
リトアニアのヴィリニュスからカウナスへのバスは感動の涙でいっぱいでした。添乗員田中啓介さん(知識、気配り、統率力、三拍子そろったすばらしい添乗員でした)の「6千人の命のビザ」(杉原幸子著)の朗読でした。
 杉原幸子さんの夫千畝さん(1900~1987)についてはテレビでも放映されたこともありご承知の方も多いいと思いますが簡単に紹介しておきます。 1940年7月18日、第二次世界大戦のさなか、リトアニアのカウナスに置かれていた日本領事館前に突然の人垣ができました。彼らはナチスに追われポーランドから逃れてきたユダヤ人でした。ユダヤ人の望みは日本通過ヴィザでした。彼らの生きる道はシベリア→日本→アメリカ大陸でした。
 当時の領事代理の杉原千畝氏はヴィザ発給の許可を求める電報を幾度も日本政府に打ちますがその答えは「否」でした。当時の日本はナチスドイツの同盟国でした。 「私の一存で彼たちを救おう。そのために処罰を受けてもそれは仕方がない。人間として信念を貫かねば」と決意しました。 その後、約半月(一説には1か月)の間、二人は(幸子夫人)腕が動かなくなるまでヴィザを書き続けました。その数約3000、日本経由で助かったユダヤ人は約6000人といわれています。
 帰国した彼はその罪を問われ戦後外務省を離れます。(外務省を退官したのはそのことが理由ではないという説もあります) その後これらの経緯については殆ど忘れ去られていました。1960年代にイスラエルから感謝の気持ちが伝えられ次第に彼の業績が明らかになってきました。
 外務省を離れて後貿易会社に勤められました。そのとき一緒に仕事をした人が偶然旅の同行者にいました。彼女(某著名マルクス主義哲学者の娘さん)は私にだけそのことを明らかにして「彼は大変重要な仕事をした人とは聞いていたが具体的な事は本人も何もおっしゃらないので最近まで詳しいことは何も知りませんでした。物静かな温厚な方でした」と教えてくれました。
 写真右上は首都ヴィリニュスにある記念モニュメントの表示です。写真右下は杉原千畝が執務していたカナウスにあった旧日本領事館(現博物館)で写真左下はその内部です。
 写真左下は不鮮明ですが2010年にイスラエルに旅行した時にエルサレムで撮影したものです。ヤド・ヴァシェム(ホロコースト歴史博物館)の庭園にヤド・ヴァシェムより「諸国民の中の正義の人」の称号を贈られた人を記念しての植樹があり杉原千畝のプレートです。

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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 リトアニア2 血の日曜日事件

2022年02月23日 07時52分57秒 | バルト三国
 
 2006年1月26日の修正追加再録
 1991年1月ソ連邦からの離脱を求めたリトアニアに対してソ連邦政府は武装部隊を送りました。そのとき首都ヴィリニュスの議事堂を守るため数万人が集まり抵抗をしました。そのときに造られたコンクリート・バリケードが記念に残されていました。(写真) 現地ガイドもこれに参加したと話してくれました。
 なお「血の日曜日事件」と表しましたがリトアニアでは「1月事件」あるいは「1月13日事件」と呼ばれています。
「血の日曜日事件」という名称はロシア1905年第一革命のきっかけとなった事件がよく知られていますが、なんだか皮肉ぽいですね。
 今年1月12日の朝日新聞に「リトアニア×中国 続く対立」という表題の記事がありました。その記事の一部をつまみ食いすると。「自由と人権を重んじて台湾への接近を図るリトアニアに対し、中国は**」「リトアニアには、ロシア帝国やソ連の侵攻や支配を受けてきた歴史があり、人権侵害や覇権主義的な動きへの問題意識が高い」
 この「血の日曜日事件」の世界史的意義は大きいですね。
 最近のウクライナ問題の一番の問題はウクライナのNATO加盟問題ですがリトアニアは2004年に加盟しています。

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「ロシア・ウクライナ・バルト3国」編 リトアニア1 首都ヴィリニュス

2022年02月20日 07時52分47秒 | バルト三国

 キエフからリトアニアの首都ヴィリニュスにプロペラ機で向かいました。ヴィリニュスは16世紀に外敵の侵入を防ぐための城塞都市で9つの城門がありました。18世紀末に8つの城門が取り壊され残された一つが写真左上の「夜明けの門」です。
近くの「木彫り職人」の中庭を観光しました。(写真右上)
 珍しいマリア様に出会いました。(写真左下)このように自然の中(この場合は樹木)に囲まれたマリアさんは珍しいと思います。日本や東南アジアでは神仏が木々に囲まれていのが普通ですがキリスト教ではめったにありません。教会が木々に囲まれていることもありません。日本では普通のことです。かって一度だけ木々に囲まれたマリアさんを見たことがあります。マケドニアで出会いびっくりして2010年11月9日に紹介しています。
 写真右下はヴィリニュス建国の祖とされているゲディミナス公の像です
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