タリートに到着しました。実はあらかじめ旅行社の案内書にタリート観光とあったので、lonely planetで調べてみても見当たりません。そこで旅行社にタリートのスペルを尋ねました。返ってきたのは「tarit」でした。ところがそれで調べてみてもlonely planetにもウィキペディアの英語版でもみあたりません。あきらめていた時、lonely planet (p165)をパラパラめくっていたらTAGHIT pronounced “Tarit”という文章に出会いました。というわけで、ウィキペディア（英語版）もtaghitで検索すると出てきました。それによると人口は6317人（2008年）で1998年の6047人より増加のオアシス村でした。ベニ・アベスやケルザスと同じく人口増加ですね。
なぜtaghitをtaritと発音するかはわかりません。
このような岩だらけの砂漠もあります。以前にも紹介しましたが「サバク」は水が少ないところで、石が小さいところだけはでありませんね。というわけで漢字の本場の中国では「沙漠」と書きます。日本の学会の名称も「日本沙漠学会」です。
夕日は完全に隠れました。ここで愚痴を。以前は「山田さん、登れなくて残念でしたね。砂丘からの写真を送ってあげましょうか」などと言ってくれる人がいましたが、最近はこのような人はいません。まったく同行者同士の交流はありません。集合写真もなければ自己紹介の場もありません。以前は友達になり写真（このブログでも紹介）・文通の交流もあり、時には次回の旅行を一緒することもありました。最近のパック旅行の仕組みでは絶対に「旅友」はできませんね。さみしいですね。
夕日が鮮やかに砂丘を照らしています。小さく人影も見えますね。わたくしもあそこにいたかった。
ぼんやりしていると前方に子供の兄妹がやってきました。何か飲み物を飲んでいるようです。紙コップをそこに置いたまま立ち去ったのが少し気にかかりました。風紋がきれいですね。
というわけで一人さみしく砂丘の裾野でぼんやりしていました。後方が砂丘です。前方がオアシス村ベニ・アベスでその前方が前回紹介したワディ（涸れ川）で橋が見えますね。
頂上に人が見えますね。ところがわたくしの体力では砂で足を取られて登ることはできませんでした。2007年にナミビアのナミブ砂漠を訪れたときは砂丘を登ることができたのですが（2017年2月25日～3月15日紹介）、老化ですね。
ここベニ・アベスの見どころの一つはlonely planにも紹介されているように砂丘から見る夕日というわけでシエスタの後、出かけました。
ホテルから見たオアシスとワディ（涸れ川）の風景です。大きな涸れ川が見えそこに橋が架かっていますね。砂漠での自然災害の一番は水害だそうです。なんだか変ですね。
