AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

起こり得るもの

2019-06-19 00:38:00 | ノンジャンル
MEGADETHのデイヴ・ムステインが喉に癌がある事を公表。

SNS上で、JUDAS PRIESTがムステインへ何かを投げかけている様な投稿を確認し、「まさか死んだのか!?」と身もふたもない憶測をしてしまったが、MEGADETHの投稿を確認したら、件の内容であった、と。

いずれにしてもショックだよ。
箇所が箇所だから、ギタリスト的には支障は無いワケだが、ヴォーカリストとしては今後を左右する出来事になりかねない。

数年前、ムステインは長年のヘッドバンギングによる後遺症で脊髄損傷し、首の手術を余儀なくされた。
その結果、高い音域での歌唱が困難になり、『DYSTOPIA』以前の楽曲に関してはダウンチューン状態でライヴ演奏するようになった。

レギュラーチューニングで貫いてきたスラッシュメタルバンドとしてのプライドが少なからずとも自他共にあったと思うだけに、個人的には残念に思えた。
MEGADETHの威光がそれで無くなるワケではないが、少なくとも違和感は半端なかった。

そこに来てコレだよ。

当然ながら今後のライヴスケジュールはキャンセルとなるようだが、次のアルバムに向けての作業は進めていくという意気込みも見せていた。

ただ、
状況が状況になった場合、ヴォーカルはムステインではない誰かが務める様になるんだろうか、という懸念を抱いてしまう。

最早上手い下手とかいう問題ではない。
MEGADETHというバンドに関しては、フロントマン=デイヴ・ムステインという形でなければいけないと思わせてしまうほどに、その存在が確立されている。

ムステインと同等の声質で唄えるやつは居るかと思う。
だが、このバンドに関しては、「フロントマンはヴォーカル/ギター」という構図が非常に強い音楽で、時にはインストゥルメンタル要素が強い箇所(特に初期の楽曲)もある。

個人的見解で言わせてもらうと、MEGADETHでソロのヴォーカルの存在は邪魔であり、中央に立つのはムステインこそ相応しい。

ここまでのキャリアを通じて確立してきた立ち位置だからそう感じてしまっているのは認めるが、だからこそでもある。
このバンドには、ムステイン以外の人物がステージ中央に立つ構図が思いつかない。

ホントどうなることやら。
現在スラッシュメタル第一世代バンド達も、もう還暦に到達せん年齢になっている。
身体に何が起こってもおかしくないし、場合によってはこの世を去るなんて恐れも・・・


復活してくれ、ムステイン。
でもって、MEGADETHがイケてるアルバムをまだ作れるって事を証明してほしい。